自転車ショップで働くことの理想と現実

インスタグラムでおもしろいミーム投稿を見つけたので紹介します。画像の前半は「自転車店で働くのって、きっとこういうことだよね…?」とあなたが考えているもの。後半は「本当はこういう仕事でしたー」という内容。

「理想と現実はこんなふうに違うよ」という内容です。

自転車ショップで働くようになったら…

  • プロのバイクのメカニックを担当できる!
  • Dura-AceもRecordもRED eTap AXSもプロ価格で買える!
  • 仕事がひけたら同僚や仲間とクラフトビールで楽しく乾杯!
  • お金もたんまりもらえる!
  • ZIPPのホイールがまさかの無料に!

いやいやいやいや。そんなわけないだろうw と思いますよね。ビールで乾杯はあると思いますが…

そして「現実はこうだ」というのが下の段。

  • 持ち込まれる謎メーカーの謎バイク! 異様に長い1インチコラムのフロントサス、潰れて縮んだエラストマー! 謎のリアサス!
  • ナウシカの腐海なみにサビで覆われているチェーン!
  • バーテープをはがすとやはりサビだらけ! STIのクランプもサビだらけ!
  • ホイールを外すのに時間がかかるママチャリ!

と、これはアメリカの方の投稿ですが、自転車店の現実がよくわかるおもしろい内容でした。日本での理想と現実はどんな感じなんでしょうか。

街で見かけたちょっといいお店

スポーツバイク専門店がいわゆる「MTBルック車」や「ママチャリ」の修理を引き受けてくれないからと言って非難することはできないと思います。

ボロボロの自転車

それは特定の自転車を差別しているとか、蔑視しているというわけではなく、単純に必要な工具を置いていなかったり、収益性が悪いのでそういう作業を引き受けていない、ということが多いと思います。

東京の有名なスポーツバイクチェーン店(ワイズロードなど)にいると、たまにママチャリのパンク修理をしてもらいたいお客さんが自転車を押して中に入ってきて、店員さんに

あー、入れないでください! あとうちはスポーツ車専門なので…

と断られている光景を見かけます。

それはお店の方針なので仕方ありません(英式のフロアポンプくらいはお店の前に置いておくと好感度は上がると思いますが…)。

でも言い方ですよ、言い方。方針なのは仕方ないし、肉屋に魚がないからといって誰も批判はしません。でもものの言い方はとても大事。というか、言い方が全てと言ってもいいくらいです(店側も、客側も)。

東京・秋葉原駅近くに、「ル・サイク」という自転車店があります。基本的にスポーツバイクを扱っているお店です。パーツの品揃えは決して多くないもののちょっと変わった小物を売っていたりします。

そしていつも自転車を引き連れたお客さんが入ってきて(ママチャリがあったかどうかは覚えていませんが、本格的でないスポーツバイクが持ち込まれるのはよく見かけました)、パンクしたんですが… 変速の調子が悪いんだけど… と相談を持ちかけています。

店員さんはいつもイヤな顔をせず丁寧に応対していて、感心させられます。修理依頼が多いのか、いつも忙しそうにずっと作業をしています。モノを買ってレジに持っていく時、店員さんの手を止めてしまうのが申し訳なくなるほどです。

お店の様子に傲慢な感じがまったくなくて、このお店はいいなぁ、といつも思ってしまいます。他のショップならたぶん断りそうな内容の作業も引き受けていました。

どっちが儲かるかといったら、ワイズロード方式なのかもしれません。でも、こういうお店も儲かっていてほしい。

いつかここで完成車を買いたいと思っています。結構おもしろいモデルを置いてあります。

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