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ShockStopのステム&シートポスト・サスペンションシステムはグラベルバイカーに人気が出そうな気がする

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これからのグラベルバイクの世界ではどうもサスペンションがホットな話題になるような気がします。ロードバイクの世界でもある程度のサスペンション機能をフレームに搭載したモデルが過去数年で続々と登場していますが、グラベルではフロントサスありのモデルも登場して大きい話題になりましたよね。

でも俺のグラベル、鉄フレームだし、サスペンションフォークを入れてもトレイル量変わりそうだしなぁ…

とお悩みの方もいると思います。そんな時はShockStopのサスペンションシステムが検討に値しそうです。

公式 ShockStop System – Redshift Sports
参考 Review: Redshift ShockStop may just change your mind about suspension seatposts – Bikerumor

ShockStop Stem

ShockStopステムについてはかななわさんによるRIDLEY FENIX SL紹介記事にも登場しています。エラストマー式で20mmの可動範囲があるモデルです。

ShockStop Stem

© Redshift

このステムに最近「PRO」オプションが追加されました。チタンパーツと徹底したCNCマシニングでノーマル版より15%軽量化されています(100mmサイズで重量240g)。長さや角度などのオプションは次の通り。

  • ShockStop Stemは+/-6度の2つのオプションがあり、長さは80, 90, 100, 110, 120mm
  • ShockStop Stemの100mmのみ+30度のハイライズバージョンがある
  • ShockStop PRO Stemは+/-6度の2オプション、長さは80, 90, 100, 110, 120mm
  • 有効サスペンショントラベルは20mm
  • ライドスタイルをファインチューンするための交換可能な5個のエラストマーが同梱される(2個はプリインストール済み、残り3個付属)
  • 重量はノーマル版の100mmで274g
  • 価格は$149.99〜

ShockStop Seatpost

これに加えて「ShockStop Seatpost」も登場しています。写真を見るとこの4節リンク構造にはかなりの可動範囲がありますね。

ShockStop Seatpost

© Redshift

以下、ShockStop Seatpostの詳細情報です。

  • ShockStop Seatpostのサスペンションは35mmトラベル
  • プリロード調整と交換式スプリングにより硬さは無限に調整可能
  • 硬さやプリロード調整をしてもトラベル量は短くはならない
  • ライダーの体重や好みに合わせられるよう交換可能なスプリングが同梱される(1個はプリインストール済み、硬くするためのものが1個同梱)
  • 最適化されたリンク構造によりウルトラレスポンシブなサスペンションフィールが得られる
  • 重量はメインスプリング込みで548g
  • 価格は$229.99〜

基本サイズは27.2mm x 350mmですが、別売りで6種類のシムが用意されているので(各$9.99)かなり多くのバイクで使えるようになっています。

なおShockStop Stem / Seatpostがセットになった「ShockStop System」も同社サイトで販売されています。価格は$349.99から。値段的には結構お買い得のような気がするのですがどうでしょうか?

ShockStop Seatpostのライドフィール

ShockStop SeatpostについてはBikerumorがレビューしています。大まかな内容を下に要約してみました。

  • 正直に言うと、私はサスペンションシートポストのファンだったことはありません。ShockStopによってそれが変わるかどうかはわかりませんが、これまでに使ったどの製品よりも良いです。私はサドル高のわずかな変化にも敏感で、常に動いてしまうシートポストに慣れるのは大変です
  • しかしラフな地形を走っている時、ShockStopは触れ込み通りに機能する素晴らしいものです。パワーをかけたまま座っていることができるし、トラクションを維持するのも簡単になるかもしれません。全体的に言って、グラベルバイクであれ、MTBであれ、さらにはロードバイクやE-BIKEであれ、高いレベルの快適性を信じられないほど簡単かつ効率的に追加できるものに思えます
  • しかし舗装路ではペダリングによって誘発される動きが出てしまうため、そのせいで魅力を感じない人もいるかもしれません。多くのライダーは最終的にこの感覚に慣れるとは思いますが、個人によって違うでしょう
  • サドルを上に乗せたポヨンポヨンするショックアブソーバーよりも、ShockStopはまともに機能するサスペンションをバイクに導入できたという感じがします。現実的には、サスペンションシートポストを探しているのならShockStopを選べば間違いはないでしょう。私は長いあいだサスペンションシートポストに対して懐疑的でしたが、バイクにずっと付けっぱなしにしておいても良いのではないかと思えるほどでした

お金をもらって書いている記事なので手放しに受け取ることはできないのですが、どうやら元々サスペンションシートポストはあまり好きではないらしい著者でも、ShockStop製品についてはかなり好感を持ってはいるようです。

舗装路を高速で効率良く走らなければならない割合が高いグラベルライダーには悩ましいところかもしれませんが、アップダウンの多いラフな地形を走る場合に「座ったままパワーをかけられ、トラクションも向上」するのであればちょっと試してみたい魅力的な製品であるように思いました。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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