バッグ

ちゃんと背負えるパニアバッグが欲しいと思いはじめた

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パニアバッグ初心者のCBN Blog編集部のMで〜す!(ってノリがいつもと違うぞ。つか、編集部はいまのところオメーしかいねーだろ!)。

元々はバックパックが大好きなのですが、ここ数年は夏の暑さがこたえます。それでついに今年、「リアキャリア+パニアバッグ」という組み合わせに手を出してしまいました。

ORTLIEB バックローラー シティ

ORTLIEB バックローラー シティ。色は汚れが目立つ白(笑)

もうこれまでの軽量化の努力が何だったんだ、というくらいバイクは激重に! リアキャリアで800g〜1kgくらい重くなるので、輪行はやはり辛くなります…

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パニアバッグを背負いたい

正直、私はリアキャリアパニアバッグとは無縁だと思っていました。でも、何でも試してみるものですね。これは面白い世界です(※沼でもあるので要注意)。

バイクが重くなるより、身体が重くなったほうがマシだ… と思っていたのですが、サドルバッグよりも下に重心が来るパニアバッグの乗車感はそれほど悪くなく、何より背中からの放熱がより良くなることで、パニアバッグもいいものだな、と思うようになりました。

大型サドルバッグも色々と試したのですが、ライド時に重心が高くなる感覚がいまひとつしっくりこず、時々は使うのですが、乗った感じは、自分でも意外だったのですがパニアバッグのほうが自然で好みでした。

それでパニアバッグを数種類試しているのですが、最大の不満というか運用上の問題点として、「輪行時にどうやって持つか」ということがあります。ショルダーストラップ付きのパニアバッグもありますし、Dカンに汎用的なストラップを付けてたすき掛けする、という方法があり、私もそのように運用してきたのですが、

やはり背負えたほうがラクだな…

と思う局面が増えてきました。

最近それを痛感したのが、伊豆大島に向かう時に乗った東海汽船のジェット船です。

東海汽船のジェット船

1Fの通路はわりと広いのですが(写真上)、大型自転車は基本的に2Fの奥に運ぶ必要があり、その際に通路が狭いのでスムーズに通るのに難儀しました。原因のひとつは、パニアバッグを中途半端にたすき掛けしていたことです。

このバッグ、背負えていればもっとラクに動けるんだけど…

と思ったのでした。

Ortlieb Vario

というわけで、「バックパックのように背負えるパニアバッグってないものだろうか?」と思い、調べてみました。すると、やっぱりあるんですねぇ!

まず最初に目に止まったのが、このOrtlieb Vario QL2.1という製品です。やはりこういう需要はあるのでしょう。輪行時の移動の他にも、旅先で「自転車用のバッグ→散歩用のバッグ」への移行をシームレスなものにしたい時にも大変便利でしょう。

この「ヴァリオ」、容量23L・カタログ重量は1300g。オルトリーブ公式サイトを見る限り、内部にノートパソコン用のスリーブはありますが、それ以外は基本的に「筒」です。

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ショルダーストラップ(専用ハーネス)は取り外しできて、走行時はバッグの表の収納スペースに入れておける仕組みです。

私が使っているオルトリーブのパニアバッグ、バックローラー・シティは公称重量が1個760gなので、それに比べると540gも重くなるのが若干気になるところではありますが、デザイン性も良く、当然完全防水なのでなかなか良さそうです。国内実勢価格は2万円〜2.4万円といったところです。

Blackburn Wayside

次に気になったのがブラックバーンの”Wayside”というモデル。完全防水ではないものの、あるい程度の耐水性があるようです。公称容量19L・重量は929g(Blackburn公式サイトよる。但し959g, 995g説あり)。お値段は1.5万円弱。

この背面のポケットが大活躍してくれそうな予感です。オルトリーブのバックローラー・シティはシンプルで良いのですが、中に入れたものを頻繁に取り出すのがやや面倒です。このWaysideならすぐ使いたいモノへのアクセスが簡単そう。道案内で見たいスマホ、食事の時の財布とか。あと軽量なのも良いですね。

ただ国内外のレビューを読んでいると、ラックへの取り付けにはベルクロストラップを使用するらしく、これが外れやすいという意見も目にします。荷物の積載量やどんな乗り方をするかにもよると思いますが、私のようにのんびり写真を撮りながらライドする、という用途ならたぶん問題ないのではないか、と考えています。

ADEPT アーバナイト

アデプトからも「背負えるパニアバッグ」が出ていました。このメーカー、私は結構好きでシングルスピードバイク用にツールロールを使っています。

関連記事 ADEPT EQUIP WRAP:サドルバッグもツール缶も似合わなかったら、ツールロールはどうですか

このアーバナイトは、公称容量20L・重量は850g。今まで見てきた中ではいちばん軽い!

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ノートPC用のスリーブが内部にあるのと、サイドにドリンクや小銭入れなどを入れておけるジッパーポケットがあるのも好印象です。実勢価格は¥6,912と3製品の中でいちばんリーズナブルです。ネガティブ面としては、これもブラックバーン製品同様、ラックから外れやすいという意見があるようです。

容量・重量・価格の比較

これら3製品の容量・重量・価格を比較してみます。容量的には、数日間のツーリングをする方にとってはオルトリーブ・ヴァリオの23Lが魅力的だと思いますが、私のようなライトユーザーの場合はどれも大きい違いがないかなという気がします。また、見た目のスペック上のバランスが非常に良いのはADEPT アーバナイトなのは間違いないでしょう。

Ortlieb Vario QL2.1 Blackburn Wayside ADEPT アーバナイト
容量 23L 19L 20L
重量 1300g 955g 850g
実勢価格 2万〜2.4万円 1.5万円 6,912円

皆さんならこの中のどれを選ぶでしょうか。とにかくちょっとした容量差・重量差よりも使い勝手が大切になるモノなので、実際に使ってみなければ判断できませんが、3つ買うわけにも行きません。

ただこの中のどれかを買うことになるような気はしているので、その際はあらためて記事で紹介したいと思います。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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