最近リアキャリアとパニアバッグに興味を持ちはじめました。はじめて買ったパニアバッグについては、先日以下の記事で紹介しました。シンプルなバッグですが、今のところとても満足しています。
しかしバッグを載せるリアキャリアの選択では紆余曲折がありました。最終的にTOPEAK製品にたどり着いたのですが、私のバイクではうまく行かなかったIberaの製品と一緒に紹介します。
Ibera PakRak リアキャリア
リアキャリアについての予備知識はまったくありませんでした。右も左も分からないので、とりあえずamazonで「リアキャリア」を検索。するとレビュー数がいちばん多い製品として「Ibera PakRak リアキャリア」が上がってきました。”Amazon’s Choice”ラベルもあるので、そこそこ人気があるのだろう、と思い、同製品のディスクブレーキ用モデルを購入したのでした。
お値段も¥3,799と安価です。フックも上段・下段の2つがあります。パニアバッグは低い位置に掛けたほうがいいと聞いていたので、良さそうだなと思いました。
しかしです。チェーンステーの上側にボルト締めする2本のチューブが直線上で、自分では曲げられないタイプです。でも問題ないだろうと思っていたのですが、なんと私のグラベルロードには付きませんでした!
高さや上の2本のパイプの長さなどあれこれ調整しましたが、どうやってもラックが水平にならず、かなり後ろに傾いてしまいます。どうも私のバイクはリア三角が大きいようです。ハードテールMTBのようにシートステイがかなり寝ていないとうまく行かないのかも。amazonでのユーザー投稿写真もどれもMTBやクロスバイクです。
これはやられた… ただ、これは私のバイクには合わなかったというだけのことで、本製品が良くないということにはなりません。でも上の2本のパイプは長さも角度も調整幅が狭く、取り付け自体ができないバイクがあるのは間違いありません。
その他に少し気になった点がありました。それはリアエンド付近の下側のボルトの固定がかなり面倒なこと。ディスクブレーキ用モデルだけだと思いますが、下の写真のようにスペーサーをかませます。この上でラックをグイっと広げてネジ止めするのですが、作業がかなり面倒。ネジが吹っ飛んでいきそうになります。
それにこういうバラのパーツがあると、キャリアを使わない時の保管も面倒です。いずれにせよラックを水平にすること自体できなかったのですが、下側の2本のボルトを締めるのが大変。結局、このリアキャリアの使用はあきらめました。
でも人気製品らしいので合う人には合うのでしょう。あと塗装がマット系なのでそれが好きな方にも良いでしょう。
なお、実測重量はボルト・スペーサーなしで814gでした。
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TOPEAK スーパーツーリスト DX チューブラーラック (ディスクブレーキ対応型)
さてどうしたものか。いろいろ物色した結果、シートステイ上部との固定具が板状になっていて、自分で自由に曲げられるものがあることを知りました。このタイプにしてみよう。そしてもちろんディスクブレーキ対応タイプ。
その結果「TOPEAK スーパーツーリスト DX チューブラーラック (ディスクブレーキ対応型)」に至りました。お値段は5千円台でした。
下の写真でわかりますが、2枚の金属プレートを好きなように曲げて調整するタイプです。ボルトの調整位置もかなり幅があります。高さ調整はできませんが、逆に言うと2枚のステーだけで角度を調整するのでその意味ではラクです。私はこちらのほうが好き。
ただ一点気になるのは上のキャリアステー、ちょっと余ります。余った部分が少しタイヤ側に向いてしまうので、上に押し上げました。極太タイヤの場合は気になる方もいるかもしれません。場合によっては余分を切断したほうがラクかも。
そして気に入ったのが下側の仕様。上で紹介したイベラのリアキャリアとは違い、スペーサーのようなものが不用です。最初からちょうどいい幅に整形されています。このため取り付けがすごく簡単でした。
そして今後はきちんとラックの水平が出ました。しかし、やってみないとわからないものですね。ラックとバイクの相性によってはどうしても前傾したり、後傾したりすることがあるようです。
上は700x35Cタイヤとの組み合わせですが、キャリアステーとも干渉せずうまく行きました。もっと太いタイヤでも問題なさそうです。
このトピークのキャリアも上下2段にフックがあり、いい感じでパニアバッグを低い位置に引っ掛けられました。
ところでこのキャリアはTOPEAKの「MTX」や「RX」という専用バッグを簡単に装着できる構造になっています。対応製品なら中央の溝にスライドさせながら簡単に入れられるようです。
下がMTX対応バッグの例。このMTX トランクバッグ DXPという製品は両サイドのジッパーを開くとパニアバッグ状になるようです。いつか使ってみたい。
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参考までに耐荷重は26kg。これで困ることはないでしょう。
TOPEAKライト用のマウントが付属していましたが、私はそれは使わずCATEYEのリアラックブラケットでOMNI3 AUTOを装着しました(紹介記事)。相性バッチリです。
なお本製品の実測重量は856gでした(ボルトなし、キャリアステー装着状態)。同じ条件で計測したIbera PakRakは814gなので、スペーサー込みでもIberaのほうが3〜40g軽量です。
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リアキャリア初心者としてはかなり満足
と、このトピークのスーパーツーリストDX、はじめてのリアキャリアとしてはかなり満足しています。先にも書いたように、まず調整幅が広いこと。そして余分なスペーサーなどがないので装着も簡単であること。見た目もIBERA PakRakよりスッキリしています。キャリア初心者の私にも扱いやすい製品でした。
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