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よみものフレーム・完成車

タイヤが極太ならフレームはスチールだろうがカーボンだろうが快適性に違いはない?(海外掲示板から)

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50mmの太いタイヤ+アロイフレームのバイクに乗っている方が、スチールフレームに乗り換える意味はあるでしょうか、と海外掲示板のグラベルサイクリング・コミュニティで相談しているのを見かけました(2026年11月5日建立スレッド)。スチールフレームについての面白い意見が読めたのでご紹介します。

SHIMANO CS-M8000 11-40T

(スレ主さん)いまSalsaのアロイフレームに乗っています。Fairlight Secanを検討中です。既に50mmのチューブレスタイヤを使っています。何もかもがソフトでシルクのように超なめらかです。これよりさらにコンフォートさが増す状態は想像できません。しかしスチールを他の素材に比べた時に、さらに快適だと言う人達がいます。どういうことなのでしょうか?

出典 What do people mean steel bikes are comfortable?

以下、スレッドから目立ったコメントの抜粋です(抄訳。強調部筆者)。

  • 本当に太いタイヤを使っていると、フレームのフィールが大幅に削がれます。私達が23mmのロードタイヤで走っていた頃は、どの自転車もそれぞれの違いを感じ取れたものでした。グラベルバイク・レビュワーの重鎮の一人、Ben Delaneyによると、ジオメトリの違いならはっきり感じ取れるものの、年間に50台のバイクを乗り比べたりしない普通の人は、快適性という面においては、グッドなバイクとグレートなバイクの違いはほとんど感じ取れないとのことでした。スチールには興味深いフィールがありますが、グッド〜グレートなカーボンファイバーのバイクは同程度に快適か、あるいはさらに快適で、しかもはるかに軽量になります。スチールバイクはとてもクールで、見栄えする場合があります。どちらかというとヴァイブ(vibes)の問題です(52いいね)
  • (上の人に)スチールのグラベルバイクに乗っている者ですが、あなたは完全に正しいと思います。ワイドタイヤを使っているのであればスチールははっきりわかるような違いを与えません(2いいね)
  • いくつかのひどい設計のアルミバイクに乗ったことがあります。リジッドでシャープ(固くて鋭い)なフィールでした。あらゆる振動をひとつ残らず身体に伝えてきます。両方乗ったことがないのなら説明するのが難しいですが。スチールは振動に対して鈍感なところがあります(16いいね)
  • 快適性(コンフォート)という面では、フレーム素材よりもフレームのジオメトリのほうが重要になってきます。特にシートポストのタイプ(ラウンドかオーバルか、ストレートかセットバックか)。でもこれら全ても50mmのタイヤを使うとはっきりした違いではなくなってきます。すると重量、コスト、メンテナンス性の違いということになってきます(14いいね)
  • (上の人に)そうですね。私達はフレーム素材がコンフォートと関係がある、と言うのをやめる必要があります(1いいね)
  • 50mmタイヤを使うなら(フレーム素材の違いは)全部頭の中での違いになる(9いいね)
  • (スチールが快適だということについては)いくつかの理由があります。古いスチールフレームはステアラーチューブが細く、フォークのブレードも細いものでした。すると結構たわむので、ある程度のサスペンション効果が出ます。secanのようなモダン・スチールバイクはヘッドチューブがオーバーサイズでフォークはテーパー管のカーボンなのであまり当てはまりません。ただフレームにそういうスポンジ感は少し感じられるでしょう。他にあまり語られてないことですが、私の持論としては、スチールには特有の響き(レゾナンス。反響・共鳴)があることです。スチールのチューブを指で弾くと、例えばアルミよりもピッチの低い音が鳴ります(アルミはより荒くてカラカラした音が鳴ります)。個人的にこれがスチールフレームの心地良いフィールに貢献していて、路上のデコボコをヒットした時にきつい振動というよりもバネのような「ボヨン」という感じになるのだろうと考えています。他の方々が言っているように、フレームの特性は太いタイヤを使っているとあまり感じられなくなってはきます(6いいね)
  • (スチールが快適だと言われていたのは)人々が20mmのタイヤでロードバイクに乗っていて、路上の全ての小石が感じられた頃の話です。最近私達がタイヤと呼んでいる大きい風船はフレームに期待されていた振動吸収の役割をすべて果たしています(8いいね)

英語圏の自転車コミュニティではよく”Steel is real”という表現を見かけます。スチールはまがい物ではない、本物だ、という感じのニュアンスですが、「スティールズ・リール」と語呂が良いこともあり、カーボンフレームに対してよく言われます。

しかしこのスレッドを読むと、ワイドタイヤが一般的になっている現在、快適性という面に限定すればスチールフレームの優位性はほとんどない、という感じなのかもしれないですね。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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