自転車のeスポーツ化でスポンサーはどのように変わっていくか

ZwiftとUCIは来年2020年、世界初の”E-Sports World Championships”を開催することで合意した、というニュースが先月末に流れ、大きい話題になったのは記憶に新しいところです。

参考 Zwift and UCI to host inaugural E-Sports World Championships in 2020

ルールブックの策定や不正行為の防止策など課題はたくさんあると思いますが、UCI公認のレースとなることは非常に大きい意味を持つでしょう。

男性・女性ともに平等にレースに参加でき、参加レース数や賞金も同額になる点などが注目されています。UCIとしては若い自転車選手人口の減少に歯止めをかける狙いもあるようです。

スポンサーはどう変わっていくか

ここでちょっとおもしろい投稿をご紹介。「マウンテンデューとドリトスが2020 E-Sports World Championshipsのスポンサーに」という海外の冗談投稿なのですが、これを見てふと思ったことがあるのです。

それは「観客が(ほとんど)いないんじゃないか」ということです。レースの様子は、YouTubeやその他のプラットフォームで配信されることにはなるでしょう。しかしJ-SPORTSのようなテレビ系ではどうでしょうか。やや想像しづらいものがあります。

さらにこれはネット上で行われるレースなので、リアル観客も存在しません。目玉になるようなレースには、もしかしたら選手の一部がパブリックビューイング会場に集ってオーディエンスの前でターボトレーナーやスマートバイクのペダルを回す、ということになるのかもしれませんが、それでも広告主の立場で考えると、リーチできるターゲットの数がぐっと減るだけでなく、質も全く違うものになるでしょう。

すると”E-Sports World Championships”のようなバーチャル大会は、たとえばリアルのUCIワールドチームをスポンサードしているフローリング床材メーカーのQUICK STEPやフランス宝くじ公社(フランセーズ・デ・ジュ)のような企業にとっては訴求力の低い、費用対効果のあまり良くない舞台でしょう。

E-Sports World Championshipsを観戦する主な人々はパソコンやテレビの前にいるでしょうから、すると「マウンテンデューとドリトス」は冗談抜きで相性が良さそうです(食事に気を使っているアスリート系サイクリストとは相性が悪そうですが)。

今後自転車のeスポーツ化にともない、大会スポンサー・チームスポンサーともに、リアルレースシーンではこれまで考えられなかったような新しいスポンサーが自転車界に参入するようになるのかもしれません。

E-Sports World Championshipsの唯一のプラットフォームとなったZwift自身の広告効果高いのは当然として、既にe-レーシングチームCanyon ZCCを創設したCanyonのような直販型自転車メーカー、ネット通販、ゲームソフトウェア企業などは相性の良いスポンサーになるのかなという気がします。

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