みなさん、初めましてずら~。国木田花m…すみません! すみません!! CBN Blog駄文担当、nadokazuです。
去年、こんな記事を書いて以降、ZWIFT以外のサービスは完全にアウトオブ眼中な日々を過ごしていました。
なんですが、たまたま目にしたフォロワーさんのツイートがきっかけで久々に「Road Grand Tours」のサイトを覗きに行ったらびっくり仰天!
なにやらいつの間にか、サイトが完全リニューアルされているだけでなく、アプリも超大規模なバージョンアップをしていました。Road Grand Tours…生きとったんかワレぇ!
というわけで、こんなの試さないわけにはいきません。さっそくダウンロードして、遊んでみました。
2つのアプリで動作する構成。
リニューアルされた「Road Grand Tours」の最も大きな変化ポイントは、「モバイルアプリ(RGT Cycling)」と「スクリーンアプリ(RGT Screen)」の2種類にアプリケーションが分割されたこと。
「モバイルアプリ(RGT Cycling)」は、iOS/Androidで動作するスマホアプリです。ライド時のコントロール、トレーナーや各種センサーとの接続、外部アプリケーション(Stravaなど)との連携、さらにサブスクリプション契約の管理などの多彩な機能を持っています。
ものすごーく雑に言うと「ZWIFTのコンパニオンアプリに相当する役割を持ったアプリ」と言えるでしょう。
▼RGT Cyclingの初期画面
そして「スクリーンアプリ(RGT Screen)」はWindows、Mac、iPad、そしてApple TV(うおおおおおおお! RGTさん神!!)で動作します。
ちなみに公式サイトには「To use RGT Cycling you need two Apps; the Mobile App, which acts as your RGT Passport and the Screen App, which is used to show the screen.」という記述があるので、ZWIFTのように本体アプリ単体での使用はできなさそうです。
でもまあ、普段はApple TV 4Kとコンパニオンアプリを使ってZWIFTしている自分には、なんの障害にもなりません。むしろ有難い仕様。林檎信者の環境だと、どちらのアプリもApp Storeからのダウンロードになり、インストールまで特別な操作は必要ありませんでした。
また、特徴的なのが「モバイルアプリ(RGT Cycling)」と「スクリーンアプリ(RGT Screen)」をリンクさせる際に、画面に表示されたワンタイムパスワードを入力して認証させるところ。
ログイン操作は別に行うので、この認証にどんな意味があるかは正直わかってないのですが、同一のネットワーク上にあったら勝手にリンクされちゃうという仕様よりは安心感高いかも。
▼RGT Screenの初期画面 表示されているワンタイムパスワードをRGT Cycling側で入力するとリンクされる。
3DCGに大きな変化はない感じ。
「モバイルアプリ(RGT Cycling)」と「スクリーンアプリ(RGT Screen)」をリンクさせたら、「モバイルアプリ(RGT Cycling)」で走りたいコースを選びます。
執筆時点で選択可能な「Real Roads」のコースは8つ。
▼8bar
▼Parterberg
▼Passo dello Stelvio
▼Canary Wharf
▼Borrego Springs
▼Mont Ventoux
▼Cap Formentor
▼Pienza
コース選択後にセンサーやトレーナーと接続(こちらも「モバイルアプリ(RGT Cycling)」での操作)したら、準備完了です。画面がスタート位置に自動で切り替わり、「Road Grand Tours」の世界で走り出すことができます。
▼夜のCanary Wharfをダラダラ走行。画面のクオリティ設定は3段階(「ULTRA」「MEDIUM」「LOW」)あって、この画面は「ULTRA」。
走っているときのアバターの動きは、普通に滑らか。ZWIFTと比較すると背景にある建物のディティールの書き込みが甘い印象を受けたり、アバターの造形にちょっと違和感感じちゃったり、と言う部分がないわけではありません。ですが画面には精細感もあり、間違いなく一定レベルの品質はクリアしている、と言えるでしょう。
▼スプリント計測の結果を電光掲示板風に表示。恥ずかしい結果。
ただ、去年レビューしたときと比較して3DCGの品質が段違いに変わったかというと、そんんなことはありません。アバターが正面ではなく斜め下を見続けているとか、全身のバランスがなんか微妙にずんぐりむっくり…みたいなところも、ほぼそのまんまです。
▼よりによって、デカトロンのウェアも選べる!
あ、もちろん「Road Grand Tours」の3DCGの美点と思っている「世界の奥行きを感じさせる画面デザイン」も変わっていません。
▼地平線の向こうにも道をがあることを感じさせる、この奥行き感は「Road Grand Tours」ならでは。
▼一人称視点でカーブに差し掛かると、画面全体が斜めになるのも「Road Grand Tours」の御家芸。
バージョンアップで、ここも変わった!
3DCGの品質は、正直なところ大きく変わっていない印象です。じゃあ、アプリが2つに分かれたこと以外に、「Road Grand Tours」の何が変わったのか? というと、それは「操作性」です。
コース選定からアバターの装備の変更、そのほかカメラアングルの切り替えや画面表示のオンオフなどなど、あらゆる操作が「モバイルアプリ(RGT Cycling)」に統合されています。ポインティングデバイスやキーボードで画面を操作することなく、スマホアプリ上ですべてが完結できる。
そのおかげで、操作性は爆上がり。ZWIFTもコンパニオンアプリでかなりの操作が可能ですが「Road Grand Tours」のほうが、この部分は一枚上手な印象です。
▼あらゆる操作はスマホで行う。
また、アバターが「Wave」というジェスチャーをできるようになっています。面白いんですが、このジェスチャー動きがかなりビミョー。また「Ride On!」のように、誰宛かはわからないので、使いどころが全くわかりません。
▼「Wave」動作。
また個人的に気に入っている進化ポイントは、UI表示の有無をカスタマイズできるところ。走行情報や他のライダーの情報などが一切入っていない一人称画面でライドすると、バーチャル世界への没入感がググッと上がります。これ、ZWIFTではできないんですよねー。
▼アバターをいれたキャプチャーを撮るときも、UIなしのほうがそれっぽい。
というわけで、まずはバージョンアップしたRGTをサクッと遊んでみました。ほかにもグループライドができるようになっていたり、他のライダーと一緒に走れるらしい機能があったりと、まだまだ進化ポイントはありそうです。
そしてそして!
見逃せないのが2020年3月18日以降、本来$14,99のサブスクリプション契約が必要なプレミアム機能を含め、全機能がCOVID-19パンデミック対応として無料で提供されていること(アカウント作成後、空メールをrideitout@rgtcycling.comに送信。詳しくは公式サイト参照)。事態収束後にはしっかり課金して、この漢気に応えたいところです。
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