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ZWIFTの解像度設定を変えると、どれぐらいの差になるの?【動画あり】

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みなさん、はじめまして。上原歩m…すみません、すみません!CBN Blogコツコツ系駄文担当、nadokazuです。

わたくし一昨年にスマートトレーナーを購入してからというもの、より快適なZWIFT環境を求めて無駄に彷徨う日々を積み重ねてきました。

iPad Pro(初代12.9)を皮切りに、iPhone7 Plus+HDMIコネクタ、QXGA液晶搭載のへっぽこWindowsノート、23インチFHD搭載の一体型おんぼろWindowsテレパソなどなど。手持ちのありとあらゆる機材を使ってZWIFTしてみて、あるときは想定通りの結果に肩を落とし、あるときは想定外の結果に肩を落としてきています。

そんな経験を重ねるなか、先月ようやく解像度「最高」の設定で、ZWIFTを初体験することができました。いやー、ビックリです。想像以上に差があって、もう愕然。すごいな、最高解像度…。

ZWIFTの解像度設定を変えると、どれぐらいの差になるの?

とはいえ、これ静止画だと伝わりにくいですよねー。なので、動画にしてみました。

べべべ、別にテキスト書くのが面倒になったとか、語彙や表現力が明らかに不足しているとか、原稿放り出して某リズムアクションRPGの上級+楽曲でS判定獲る編成を研究したいとかじゃないですから!

ととと、とにかく、詳しくは動画で。以上!

「ゲームの解像度」を「最高(1440p)」に設定すると、ZWIFTの世界が変わる。

私の勤務先のへっぽこカンパニーでも昨今の情勢を受けて、ご多分に漏れずテレワーク勤務が決定しました。なんですが在宅勤務用に貸与されているモバイルPCは、快適な作業ができるとは言い難い残念スペック。

そうなると、必要になりますよね? 画面が大きくて、性能のいいパソコンが。コスパを考えるとデスクトップなのですが、狭小集合住宅である我が巣には「書斎」なんていう贅沢部屋はありません。自宅の作業場所は食卓でもある段ボール箱(別名:おとうさんボックス)の上です。デスクトップの方がコスパに優れるのはわかりきっているのですが、「ノート型」という条件がついてしまいます。

そんなわけで未来の自分への借金を、さらに倍付けにしてしまいました。嗚呼、神様…お赦しください…。

▼在宅仕事を快適に行うためには、仕方ないんや…仕方なかったんや…。

MacBook Pro

雀の涙ほどのサラリーを手にするために、これから手にするはずのサラリーの数カ月分を丸ごとティム・クックに献上する。この世の矛盾を感じずにはいられませんが、買ってしまったものは仕方ありません。これで俺もおしゃぴーの仲間入り!自粛が明けたら、マンガの置いてない本屋で、呪文唱えて買った魔女汁飲んでドヤリングするよ!

こうして我が巣にやってきた、新しいノートパソコン。さっそく仕事で使うアプリをインストールして、在宅業務環境を整えていきましょう。あれあれ?いつの間にかインストールされている、オレンジ色したZのアイコンのアプリはいったいなにかなぁー?(棒)

▼ゲームの解像度「最高(1440p)」が選べる感激。Dockに仕事アプリのアイコン無くね?というツッコミ不可。

Zwift ゲームの解像度「最高(1440p)」

冒頭でも述べたとおり「最高(1440p)」に解像度設定を変更すると、ZWIFTの映像はガラリと様子が変わります。それこそ「世界が変わった!」「時は来た!」と言えてしまうぐらいの違いです。

それもそのはずで、解像度設定「高(1080p)」では、

横1920×縦1080=合計2,073,600ピクセル。

それが解像度設定「最高(1440p)」になると、

横2560×縦1440=合計3,686,400ピクセル。

アプリケーション側で出力できる画素数には、実に1.8倍近い差が付きます。当然、画面の精細さがもう「桁違い」です。

▼ゲームの解像度「最高(1440p)」の画面

Zwift ゲームの解像度「最高(1440p)」の画面

▼ゲームの解像度「高(1080p)」の画面

Zwift ゲームの解像度「高(1080p)」の画面

こちらの2画像だけで見てみると、言うほどの違いは無いように感じられるでしょう。なのですが実際の画面表示を見てみると、受ける印象は「別モノ」。

上の画像の自転車の部分だけをアップにして並べてみると、もう一目瞭然です。クランクのDURA-ACEロゴや、ホイールのLightweightロゴを比べてみてください。「最高(1440p)」ではシャープに表現されているのに対して、「高(1080p)」ではロゴがジャギってしまっています。おれの名をいってみろ!!

▼並べて見ると、精細さに圧倒的な差があるのがわかる。

Zwift 1440pと1080pの比較

ブレーキやディレイラーのパーツも、1440pのほうが明らかに細かな部分までクッキリ。ほかにも背景のオブジェクトにディティール(例:建物の窓に映り込み)が追加されているなど「最高(1440p)」の画面表示には、「精細さ」だけではないクオリティアップも図られています。

見比べてしまうと、今まで微塵も不満を感じてこなかった「中(720p)」や「高(1080p)」が、モヤっとした映像に見えてしまうほど。最高解像度設定で遊ぶZWIFTは、最高オブ最高です…!

解像度「最高」が設定できるPCって、どんなPC?

ZWIFTのサポートページを見てみると、解像度設定を「最高」にしてプレイするには、GPUの搭載が必須のようです。

https://support.zwift.com/ja/supported-devices-to-run-zwift-H1Cj9QbeB のキャプチャ

https://support.zwift.com/ja/supported-devices-to-run-zwift-H1Cj9Qbeのキャプチャ

となると、iMacだと「竹」構成(3.6GHzクアッドコアプロセッサ/1TBストレージ/Retina 4Kディスプレイ)以上。Macbook Proだと、16インチの方じゃないと「推奨」の条件は満たせていないことになります。つまり、とても高いMacを買わなければなりません(林檎信者発想)。

そりゃ知識があれば中古Winデスクトップのグラボだけスペックアップしたりして、コスパの高い構成を組めたりするのでしょう。なんですが、自分のPC知識はIntel Pentium 4(R)の辺りで止まっています。無知は、無駄な出費を招く。悲しいけどこれ、現実なのよね(号泣)。

パソコン版ZWIFTの、使い勝手イマイチポイント。

最新で最高の機能を使うなら、パソコン版ZWIFT一択であると言えます。iOS/Apple TV版ではオミットされている、さまざまな機能だって普通に使えます。

なんですが、パソコンは「汎用デバイス」であり、パソコン版はパソコン用のアプリケーションです(そりゃそうだ)。

操作にはマウスやトラックパッドや、トラックポイントやトラックボールやPAX POWER GLOVE(違)などの「ポインティングデバイス」が必要になります。サドルの上からだと、この操作が実にやりにくいんですよね。

スタートメニューやDockにカーソルを移動させて、アプリのアイコンをダブルクリック。さらに「はじめましょう」ボタンに移動してクリック…などなど、ライド開始までの操作が地味にストレス要素満載です。

Tabキーとか、矢印キーで選択項目を移動できれば、キーボードだけでサクサク操作できるはずなのに、その辺りはガン無視されてしまっています(少なくともMac版では)。ポコー!!

解像度「最高」が設定できるPCでZWIFTすれば、ハッピーになれる?

「最高解像度設定のZWIFTこそが、最高の楽しみ方!ZWIFTする人は、全員グラフィック性能の高いパソコンと4Kディスプレイに買い換えて、世界を変えましょう!!」

などと、普段なら臆面も無く書き殴っちゃうところなんですが、この件については「そうとも言い切れないかも…」と感じているのが、正直なところです。

ZWIFT

理由は3つ。

  1. 性能の高いパソコンは値段も高い。つまり「コスパとしてどうよ」という側面が、とても大きい。
  2. パソコン版ZWIFTは、起動してライドを開始するまでの操作性が必ずしも良くはない。
    そして最後に、
  3. 動いてる画面を見ている限りでは、映像クオリティの差を致命的なものに感じにくい。

なので、手持ちの機材で「中」や「高」しか設定できなかったとしても、「最高解像度でZWIFTを遊びたいから、それができる性能のPCを用意する」というのは、個人的には出費に対するリターンが「見合わない」と感じてしまっています。

もちろん、これは「自分がそう感じただけ」なので、ZWIFTのために高いパソコンを買うという選択だって全然アリです。ZWIFT以外の用途にだって使いまくれますから、高いパソコン買いましょう!経済回しましょう!と、全力で背中を蹴りに行かせていただきます。

ガッカリ映像のガッカリ感、思いのほか少なめ?

ただ、やっぱり、それでも、ZWIFT機材として、個人的には「Apple TV 4K」を推しまくりたいところです。

Apple TV 4K

以下は完全に個人の主観、かつ個人的な体験による印象でしかありません。なんですが、実際に新しいPCでZWIFT(解像度設定:最高)を遊んでみたあとも、「もうApple TV 4Kいらない!この先ずっと、おニューのPCで最高解像度のZWIFTして遊ぶ!!」という気持ちには全然ならなかったんです。これは、自分でも意外。

そりゃあ、映像品質には明らかな差があります。比較動画を作ってみてわかったのですが、「Apple TV 4K」の映像は「ゲームの解像度設定:中(720p)」相当。最高(PC)から中(Apple TV)に切り替えると、画面の精細感がハンパなく低下しているのはパッと見でわかります。静止画で画質の差を突きつけられたら、わるまぞくの瞳からは目汁がぽろぽろと流れ出してきてしまうでしょう。

なんですが「それによるガッカリ感のインパクトは、思いのほか小さめだった」というのも、否定できないところです。

ZWIFTの画面は常に動いています。この圧倒的な映像品質の差も、動いている画面だと思いのほかクリティカルな差に感じにくいです(※繰り返しますが個人の感想です。感じ方には個人差があります)。

確かに自分はずっと720pで遊んでいたので、その映像品質を見慣れてしまっているという点は否定できません。とはいえ「いちど1440pを体験してしまったが最後、もはや720pでは生きていけない!!」という感じにはなりませんでした。マジで。

Apple TV 4Kは最高の機材「ではない」。だがしかし。

「Apple TV 4K」は確かにいい機械なのですが「ZWIFT機材」として考えると、いろいろ割り切りが必要な部分も多いです。「最高の機材」では、決してありません。

そもそもZWIFTアプリ自体が、機能がオミットされたApple TV版。解像度設定はできないし、自由な視点移動ができるビューもない。そのうえプロモコードが入れられないので、ネットでコードを拾ってきても「ろんぐらいだぁす!」ジャージに着替えられず、イベント参加でのアンロックに方法が限られます。…がまんや!石垣光太郎!!

ZWIFT

なんですが!

汎用デバイスであるPCに対して、Apple TV 4Kはスマートデバイスです。機能がオミットされている分、操作はシンプル。iOS譲りの操作性は、スマホライクな使い心地を実現してくれます。アプリの起動も、リモコンをタッチしてスリープから復帰⇒ZWIFTアプリのアイコンを選択して起動…と、PCと比較して相当にストレス少なめ。なにしろ本体起動時の、ログイン操作も不要ですからね。

それにApple TV 4Kなら¥19,800(税別)から、という圧倒的なコストパフォーマンス。大型ディスプレイを追加しても、合計金額はいちばん安いMac Book Proを下回るでしょう(林檎信者発想)。

そうなると大きいのは「ZWIFT用に、トレーナーと一緒に常設しておく専用機材」にできてしまうこと。ZWIFTするたびに、PCを普段置いてある部屋からスマートトレーナーを置いた部屋に移動させてケーブル類をセッティングする、という手間がまるごと消滅させられるのです。

実はこのあたり、ZWIFT生活には結構重要なポイントではないでしょうか。

また、Apple TVリモコンの操作性が劣悪なことに悩まされていましたが、少なくともZWIFTにおいては、直近のバージョンアップで劇的に改善されています。今までのアレはなんだったんだ…。

ちなみに「Road Grand Tours」のほうはアプリが起動してしまえば、あとは手元のスマホアプリでの操作ですので、操作性にPC版とApple TV版の差はありません。

最高解像度で遊ぶZWIFTは最高!でも…。

「グラフィック性能の高いパソコン」を使った、最高解像度設定のZWIFT。そして「Apple TV 4K」を使ったZWIFT。映像品質には、ウォール・マリアより高い、越えられない壁があります。その差は、もう絶望的。

ただ、それをわかってうえでも、やっぱりいまZWIFTする機材の最適解は「Apple TV 4K」だと思うのです。

メディアストリーミング/ゲーム端末としては、ふつうに高性能&高機能。それでいてZWIFTだけでなく「Road Grant Tours」や「FULGAZ」など、他のバーチャルサイクリングサービスも使用可能。

投下金額に対するリターンが明らかに大きく、「買って損はない」と、断言できるデバイスです。

…設定による映像品質の差についての記事が、いつの間にかApple TV 4K賞賛記事にすり替わってるような気がしないでもないですが、それはそれ。これはこれです!

あ、でも、そろそろ新型出るかもなので、情報収集は欠かさずに!

▼ などかずさんのその他の記事はこちらから読めます!

などかず | CBN Blog
自転車レビューサイトCBNが運営する自転車情報・セール情報を発信するブログです
著者
などかず

美味しくご飯を食べることをモチベーションにペダルを回し、機材の性能に頼り切って「頑張らないことを頑張る」物欲系へっぽこ自転車乗り。リアルで自転車に乗れない週末にはZWIFTで合計100km以上のバーチャルライドを欠かさないものの、脚力や走行スキルについての言及は意図的に避けている模様。愛車はLOOK675、ブロンプトンCHPT3 V2、タイレルFX(これだけとは言ってない)。

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