昨日は4月1日、エイプリルフールの日。海外自転車メディアでは今年、昨年よりもエイプリルフールネタが少なかったように思います。そもそも3日に1度は秀逸なネタが各種SNSにアップされているような状況なので、自転車メディアもブランドも「破壊力の高い一発」を出すのが難しい状況というのが理由の1つかと思います。
ここで格の違いを見せつけたのがカンパニョーロ。下の記事でお伝えしたように「ディスクブレーキを二重化するSmartDisc Technology」を発表しています。しかしイタリア現地時間で4月2日になってもなお、カンパとコルナゴの公式サイトにはこの「SmartDisc Technology」のページが存在し続けています。
カンパニョーロがフロントディスクブレーキを二重化するSmartDisc Technologyを発表 今年のツール・ド・フランスで実戦投入へ
Campagnoloが驚きの新機構を発表しました。フロントディスクブレーキを二重化するための「SmartDisc Technology」というシステムです。 公式 Introducing Smart Disc Technology | Ca...
果たしてこの「SmartDisc Technology」はガチなのか、ネタなのか。ちなみにこの「SmartDisc Technology」は事前のリーク情報も一切なく、彗星のように登場したニュースでした。
本当か嘘かわからない
こうした4月1日のニュースには海外サイクリストも戸惑ったようです。下は「今日はどんなサイクリング関連ニュースを読んでもエイプリルフールなのか本当なのかわからない」というミームです。私も昨日は(というか今日も)こんな気持でした。
他にどんな「本当か嘘かわからない」ニュースがあったかというと、筆者が目撃した範囲では:
- UCIがロードレースでのマススプリントを禁止、ゴール手前3km区間は完全ニュートラルに
- UCIが選手によるSNSへの写真アップを全面的に禁止した
- UCIのポディウムロボットに、表彰式でハグをしようとする選手に体当りする警察機能が追加された
- GCN(Global Cycling News)が仮想通貨「Cyclocoin」を発表(FTPをアルゴリズムに応用)
- 4月11日のパリ=ルーベが正式にキャンセルされ、10月2日(女子)3日(男子)に延期になった
といったニュースがありました。
さらにUCIの秘密警察が違法スーパータック乗りする児童を逮捕・投獄した、というニュースも。
これらのニュースのうち、パリ=ルーベについてはどうやら本当に延期になってしまったようです。残念!