ランス・アームストロングが登山を楽しんだ様子をInstagramにアップしています。登ったのはアラスカとハワイを除くアメリカ合衆国本土(=「Lower 48」と呼ばれる)で標高が最も高いホイットニー山(カリフォルニア州シエラネバダ・セコイア国立公園)。
4418mの山頂へ往復32km
4418mの山頂まで往復約20マイル(=32km)の日帰り登山だったそうです。Wikipediaによるとホイットニー山の人気コースは獲得標高1859 m・往復35kmらしいので、ランスが辿ったのもそのコースかと思われます。35kmはサイクリングならあっという間ですが、日帰りハイクでこれは長い… 最低でも半日かかりそうです。
ランスはどのくらいで歩いたのだろう… Stravaにログがありました。移動時間10h46、休憩込みで12h23!す、凄すぎる…
下がその日のランスの機材(登山の世界では装備、と言うべきか)。食料は他にもありそうな気はしますが、グローブはRapha、シューズはScarpa Ribelleという軽量かつソールの剛性が高いモデル(テクニカルな岩場でも足を置きやすいらしい)、トレッキングポールはBlackdiamondの軽量カーボン製。シューズがややゴツめですが、いかにもランスっぽい装備という感じはします。
トレッキングポールよもやま話
筆者もハイキングが好きでよく行くのですが、最近トレッキングポールを使うようになりました。ただしランスが使っているような高級品ではなく、TrailBuddyという安価なアルミ製の入門品です。
自転車パーツ同様、登山装備もアルミ製だとカーボンより重く、価格は安くなります。ランスが使っているものはペアで350g前後だと思いますが、私のものはペアで550g。値段は5倍くらい違います(笑)。軽量化のためにストラップを外しています(すると写真を撮る時に不便だったり、コケた時に谷に落としてしまいそうになります)。
このトレッキングポールというものは、平地や登りでの推進力を得たり、バランスを取ったり、下りでの衝撃を緩和するために使われるものですが、私は何度か使ってみて自分にはあまり向かないものだと思っていました。が、春先に今回のランスほどではない挑戦をした時に片膝を痛めてしまい、以降は故障防止のためよく携行するようになりました。あとは「藪こぎ」でも便利ですね。
足腰は消耗品。自転車でもそうですが、膝は一度痛めると癖になるので、無理はしないようにしましょう。少しづつ負荷をかけて育てないといけませんね(もう育たない年齢になったら、あとは大事に使っていくしかない)。