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ライドにはチェーンブレーカーを必ず携帯しなければならないややオカルトな理由

チェーンカッター・チェーン工具(英語圏では”chain braker”という呼称が一般的らしい)を常に携帯するべきかどうか、という話題です。海外掲示板を眺めていて、ややオカルトな怖い主張を見かけたのでご紹介します。

ノグチ(NOGUCHI) ミニチェーンカッター [YC-285] 超コンパクト仕様

出典 How essential is a chain breaker on a multi tool?

気になったコメントを抜粋します。

  • チェーンブレーカーを現場で使うことは、たぶん絶対にないだろう。



    チェーンブレーカーが必要になる時は、あなたはそれを持っていないか、人里から離れたところにいるか、空が雨で暗くなってきた時だろう(89いいね)
  • 15年間ショップでメカニックとして働いてきたので、復帰のためにツールは持っていきます。ツールを忘れるたびに何か問題が起きます。ある時メーカー関係者とライドに出たら、グリップが動きました。そしてよくあることですが、この時マルチツールを持っていませんでした。そのライドではシーズン初の軽いクラッシュも経験しました。シーズン中はじめてニーパッドを忘れた時で、そのシーズンでは唯一のクラッシュでした(3いいね)
  • 携帯ポンプを忘れた時は必ずといっていいほどパンクします。自転車の神に慈悲はありません(3いいね)
  • 私は12年間、自転車通勤やクラブライドで8万km走ってきましたが、ライド中にチェーンブレーカーが必要になったことは一度もありません。その上で言うと、人里離れたところでグラベルバイクに乗っている時はチェーンブレーカーをまだ持っていきます(28いいね)
  • (上の人に)あなたが過去のライドでチェーンブレーカーを必要としなかったのは、あなたがそれを持っていたからだ(25いいね)
  • 私は自分の家を持って20年になりますが、一度も火災で焼け落ちたことはないし、火災保険を使ったことは一度もありません。その上で言うと、付帯保険は払い続けています。ライドに出る時はいつもチェーンブレーカー付きのマルチツールを持っていきます(16いいね)
  • 私はチェーンブレーカーがなくとも開閉できるコネクターリンクを1個持って行くだけです(0いいね)
  • (上の人に)チェーンが切れた時、マスターリンクを入れるためにどうやって壊れたリンクを取り除くんだい?(8いいね)
  • 壊れたチェーンはまず壊れた部分を除去しないとクイックリンクで繋ぎなおすことはできません。チェーンブレーカーが必要になります(10いいね)

これを読んですぐに自転車数台の装備をチェックしたところ、チェーンカッターが入っていないものを発見。怖いのですぐに追加しました。どうやらチェーンカッターを持っている時はチェーンは切れないが、持っていない時は神秘的な力によって切れる、ということがあるようです。

下の写真のノグチのミニチェーンカッター(上)は6mm/5mm/4mmヘックスとプラスドライバーのビットが付いていて81gとなかなか優秀。トピーク(下)は単機能で83g。

チェーンカッター

どちらもちゃんと使えますが、自宅で使う時は大きいもののほうが作業は楽ですね。新規にマルチツールを買うなら、チェーン工具付きのほうが良いのかもしれません。都市部でのロードサイクリングであれば、帰れずに危険な目にあうことは少ないと思うのであまり気にしなくて良いのかもしれません。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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