独オルトリーブ(Ortlieb)社のバイクパッキング系バッグに「ダークサンド」という新色が登場しています。筆者は昨年暮れ頃に公式サイトで知りました。人気のグラベルパック・アクセサリーパック・シートパック等にこの色が追加されています。逆に、本記事時点ではこのダークサンドとブラック以外の選択肢が消えています(他の色はそもそもフォークパックの赤しかなかったか…)。
オルトリーブ製品のカラーラインナップは流動的なところがあり、この「ダークサンド」が今後定着するのかどうか不明ですが、最初目にした時は「ふーん。なんだろう、地味だな…」と正直思いました。レッドとかライムグリーンとかホワイトとか、そういう明るい色は出さないのだろうか。バイクパッキング系の人にはそういう色は人気がないのだろうか…
だがしかし。よくよく眺めてみると、この「ダークサンド」のバッグのかなり多くが、内側も同系色。そういえば「オルトリーブのバイクパッキングバッグは内部が黒いものが多くて、モノを探しにくい時がある」というマイルドな不満を見たことがあります(フォークパックの「ダークチリ」カラーだけ例外だったかもしれません)。
登山系のリュックサックでは明るい色のドライバッグ(防水パック)を内側に入れてモノを探しやすくする、という手がありますが、オルトリーブ製品はそもそも防水なので、そういうことをしなくとも視認性が高くなったらありがたいですよね。ANKERの黒いモバイルバッテリーもこの背景なら探しやすそうです。
もしかすると内部の視認性を高めつつ、製造コストも良く、バイクパッキングでも無難な色、ということでこの「ダークサンド」に至ったのだろうか、と思いましたが、どうでしょう。
「ダーク」とは言うものの、写真で見る限り明るめですね(ブライトでもないけれど)。グレーにもベージュにも近いところがありながら、何にも似ていない感じもする不思議な色合いです。
ちなみにオルトリーブ、最近日本国内では全体的に品薄な印象。個人的に購入を検討しているもので数ヶ月待っているものがあります(1月入荷予定が4月に変更されたものも)。オルトリーブは「これだ!」と思ったらはやめに確保しておくのがおすすめ。
戦争の影響で船便の航路が遠回りに変わりつつあるので、海外製品は納期以外にコスト上昇も心配なところです。