製品レビュー

春・夏・秋の「顔や首の日焼け対策」として活躍するパールイズミのFA-3シリーズとBUFF

春・夏・秋のサイクリングで顔や首を紫外線から保護したい、という時に役に立つアイテムを2種類ご紹介します。いずれも筆者がここ数年愛用しているものです。

パールイズミ「FA-3」は絶妙な通気性がいい

まずはパールイズミの「FA-3」。「フェイスカバー」や「フェイスマスク」という名前で売られており、大きい特徴は一般的なバラクラバ等とは違って「顔面にピタッと張り付く」のではなく、「ある程度フワッと覆ってくれる感じ」になるところかなと思います。そのため絶妙な加減で通気性も確保されますし、口元の開口部からはドリンクも飲めます。

▼ ブレーキのフードあたりが鼻だと思って見てください。口が開くのでドリンクを飲むためにマスクをずらす必要がなく、冬でもこれを愛用されている方も多いですね。

パールイズミ FA-3

フリーサイズで、上と下でそれぞれボタン留めします。下のボタンは顎から下側のタイトさ、上のボタンは後頭部あたりの巻き加減を調整するのですが、ライド中に耳のフックがよく外れる、という方は上のボタンを1つか2つ狭めに調整すると、解消すると思います。一度自分にちょうどいいボタン位置が決まれば、あとはラクです。

パールイズミ FA-3

FA-3が気に入るかどうかはこのボタン調整次第、という気もするので、最初はじっくりお好みの位置を探してみるのが良いでしょう。これに加えて大きめのサングラスをすれば、かなりの日焼け対策になります。

パールイズミ FA-3

筆者はノーマル版(?)を使っていますが、コールドシェイドタイプの型番「FA-3K」や、そのホワイトカラー版も流通しているようです。ボタンのない「フェイスカバー」というものも同社から出ているようですが、スポーツサイクリングであればFA-3のほうが良いように思います。

BUFFはタオルやネックゲイターなどマルチに使えるのがいい

パールイズミ FA-3とあわせてご紹介しておきたいのがBUFF。日帰りのサイクリング、ポタリングが中心であれば、春・夏・秋はFA-3のほうが使い勝手が良いかもしれません。一方このBUFFの良いところは、ただの長い筒型になっているので、使い方を工夫するとバラクラバのような形状にできたり、ハットのようにできたり、マフラー(ネックゲイター)のようにもできます。

BUFF

また、顔や頭を覆う用途以外にも、顔を洗う時のタオルになったり、自転車キャンプではテントについた朝露を拭いたりとか、手ぬぐい・布巾のようにも使えます。

ただしパールイズミのFA-3とは違って、生地は薄めであってもバラクラバのように顔に密着するものですから、湿度の高い日・真夏などは向きません。しかし標高の高い地域での夏の午後〜夕方など、首にかけておくと日焼け止めに、寒さ対策にと、一枚で便利に使えることもよくあります。

自宅から出かけて帰ってくるだけの気軽な日帰りサイクリングなら、個人的にはFA-3。泊まりありの自転車キャンプツーリングであれば、私ならどちらか悩んだ挙げ句、夏でもBUFFだけ持っていくかもしれません(荷物に余裕があれば両方)。バフは、洗ったあと乾くのも早いです。タオルとしていつもバッグのどれかに入っていることが多いです。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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