それが自宅前で発生したのは不幸中の幸いでした。
CATEYE「リフレックスオート」をブロンプトンに導入してみたという記事で紹介したキャットアイの自動点灯ライト、REFLEX AUTO TL-LD570-Rのフタが玄関の前で「カラ〜ン!」という音を立てて落っこちてしまったからです。
これ、走行中だったら気が付かなかったかもしれません。実際、気付かずにフタを失くしてしまった、という方は少なくないようです。話には聞いていましたが、実際に経験するのは初めて。ついにこの時が来てしまったか…
CATEYEのテールライトのフタはこのリフレックスオートに限らず、OMNI 5やOMNI 3等でも落ちることがよくあると聞きます。
ゴムの経年劣化? でみんな落としてしまうフタ
あらためてこのリフレックス・オートを観察してみると、フタと本体を接合するストッパーのようなものは、一応あることはあるのですがほとんど機能していなくて、本体側に残されるゴムの防水シーリングとの摩擦だけでくっついているようでした。
こういうゴム(写真下)。で、これが振動や紫外線、ホコリなどの経年劣化で弱くなってくるとハリがなくなって、フタに十分なテンションをかけられなくなる、その結果フタの落下事故が多発… という感じでしょうか。私の個体のフタも、もうしっかりとハマってはくれなくなりました。
そこで応急処置をします。とりあえず、輪ゴムでこんなふうに2箇所で束ねておきます。これはこれで悪くはなく、当分は持つでしょう。しかしこの輪ゴムというものは室内でもあっという間に劣化して切れますし、外で紫外線を浴びたならなおさら。耐久性が高いとはとても言えません。
そして…これはちょっとカッコ悪い!!
ゴムじゃない輪ゴム・モビロンバンドがいいらしい
しかしamazonのリフレックス・オートのレビューを読んでいたら、「モビロンバンド」なるものを輪ゴムの代わりに使われている方がいて、それが面白そうだったので買ってみました。「S日清紡 モビロンバンド」という製品です(写真下)。
この製品の謳い文句は、
- ゴムじゃない輪ゴム
- ラテックス・硫黄を含みません
- 天然ゴムに比べ、薄くて丈夫で長持ちします
- 透明タイプはバーコード等を透かして読み取れます
- 結束物に貼り付きにくく傷めません
- ラテックス・硫黄フリーで銀・銅製品や電子部品等の結束に適しています
となっています。素材的にはポリウレタン製で臭いもかなり少なく、一般的な輪ゴムより耐久性もありそうです。
こういうお刺身のツマみたいな雰囲気のバンドがたくさん入っています。ちなみにサイズがいろいろあるのですが、私が買ったのは55x2mmといういちばん小さいものです。
さっそくリフレックス・オートのフタを本体を固定してみました。とりあえず外観は普通の輪ゴムよりも目立たず、スッキリした感じにはなります。
裏側から見るとこんな感じです。確かに輪ゴムよりも薄く、デコボコしないのが良いです。
伸縮性は普通の輪ゴムなみにあって、かなり長く伸ばしても切れません。長期的な耐久性はこれからずっと使ってみないとわかりませんが(かなり良いとは言われています)、確かにビヨ〜ンと伸ばしてもなかなか切れないのでこれは便利なものかもしれない、と思いました。あと目立たないのでいろいろなところで使えそうです。
キャットアイのテールライトを使用されている方はフタをなくす前にこのモビロンバンドで対策しておいてはどうでしょうか。あとサドルバッグやツールケースに数本忍ばせておくと便利に使える時がありそうです。
CATEYE TIGHTはフタ脱落問題を克服
もっとも最新のテールライト、CATEYE TIGHTシリーズはフタが脱落しない構造になっています。TIGHTはこの問題を克服した製品でもあるわけですね。
関連記事:CATEYE TIGHTは防水性・視認性・操作感のバランスが素晴らしい OMNIシリーズの事実上の後継?
TIGHTは減速を感知して発光するKINETICバージョンも出ました。いずれ暗さや振動を感知して自動点灯するAUTO版なども出てくれたら嬉しいですね。