夜空を飛んだ自転車がKUWAHARAだったり、
あの名台詞が「go home.」じゃなくて、
「phone home.」だったりという衝撃の事実に
打ちひしがれているnadokazuです。
というわけで、今回の駄文はこちら!
iGPSPORTさまに、魂を売ってます!
昨年末にiGPSPORTさんから宅配便が届き、その中にはスマートライト製品が満載でした。そこに入っていた製品のひとつが、この「ET6」。なんだか指先が光りそうな型番ですが、本稿では本機について好き放題書いていこうと思います。
iGPSPORT ET6って、どんな製品?
iGPSPORT ET6の最も大きな特徴は、62.6mm×39mmという広大な発光面に274個ものLEDが配置されていることでしょう。古のLCDディスプレイよりも、解像度が高くない?とすら思えてしまうレベルです。実際、iGPSPORTの公式サイトでは、この発光面が「大きく見やすいディスプレイ」と表記されています。
また、バッテリー容量は910mAhで、TL50(460mAh)の2倍近く。最大駆動時間は、約30時間と謳われています。
気になったのが、型番が命名ルールに則っていないこと。既存のテールライト製品は「TL50」「TL30」で、Tail Lightを示すであろう「TL」と2桁数字の組み合わせです。それに則れば、本機は「TL60」になるはず。それなのに、どうして「ET」という地球外生命体的な変則型番になっているのでしょうか?
果てしなく高い表現力!
本機は大量に搭載されたLEDを使って、サイクルコンピュータ(※iGPSPORT製の対応モデルのみ)と連動した走行データをはじめとする多種多様な表示が可能。他のテールライトとは大きく異なる、ハードウェア仕様と機能を持っています。普通のテールライトとはコンセプトもポジショニングも異なるからこその変則的な型番、と考えられそうです。
公式サイトの日本語ページでは、「ライディングステータス表情テールライト」との記載。そうなるとET6のEは「Emotion」のEなのか…と思って英文ページを見てみたら、「Smart Emoji Taillight」になっていました。え、もしかして「Emoji」のEなの!? そもそも英語圏で「Emoji」って通じちゃうの!?
表示できるデータはこんな感じ
ET6で表示できるデータは、実に多彩。アプリの設定画面には軽く数十種類の項目が並びます。サイコンと連携したデータ表示で代表的なものだと、
●パワー
●心拍数
●走行距離
などのほか、速度やケイデンス、走行時間も表示が可能です。
また絵文字のアニメーション機能があって、これもサイコンと連動。速度などに応じて燃え上がり方が大きくなる「炎」。
そして歩く人→走る人→自転車→クルマという感じにアニメーションが変化する「移動」など、多彩な発光モードが目白押しです。
ほかにもブレーキライト機能(減速を検知すると強発光)、ハザードランプ機能(一時停止を検知すると高輝度点滅を繰り返す)、さらにプリセットされたテキストメッセージの表示などなど、ET6の大きく広い発光面はディスプレイとして思いっきり活用されまくっています。
個人的にツボった、スマートウインカー機能
こうした多彩すぎる発光モードの中で、最も個人的にツボったのは「自動ターン通知機能」。つまるところ、「スマートウインカー機能」です。
これはナビゲーションの経路データをもとに、進路変更のポイントが近づくとそれに応じて左右各エリアのLEDが点滅するというもの。
ウインカー機能を謳うテールライトはいろいろ発売されていますが、自分が知る限りではすべてのモデルが手動による操作。「ナビゲーションと連動させて自動表示」というのは、サイコンと連携して動作するスマートライト製品群を取り揃えたiGPSPORTならではの発想と言えるのではないでしょうか。
▼ 参考記事

スマートライトの便利機能はもちろん満載
サイクルコンピュータ(※iGPSPORT製の対応モデルのみ)との電源オンオフ連動をはじめ、環境光センサーによる点灯/消灯の制御、長時間停車時の自動スリープ、サイコンの画面からの機能コントロールなどiGPSPORT製スマートライトとしての各種機能もバッチリ搭載しています。
スマホアプリからは一時停止での高輝度発光、長時間停車時に自動でスタンバイになるオートスリープのオンオフ設定に加えてライトの輝度も調整が可能。
輝度の調整範囲は1~100%で、実に「1%刻み・99段階」というとんでもない細かさです。
調整画面があるのは、表情市場→表情を選択→右上をタップしてメニューを表示→きどちょうせい(なぜか平仮名)という、メニューを掘った奥底にあります。
アプリをいじくり回している最中に「このケバブメニュー(点が縦に3つ並んだアイコン)何?」と思わなければ、見つけられなかった可能性大。
「すべてに適用」をオンにすると、どの表示項目を選択しても設定した輝度が適用されます。
輝度設定による、明るさの違いはこんな感じ。ディスプレイ越しには再現できないと思いますが、実機だと1%の差でも割と違いがわかります。
バージョンアップに期待したい部分
無料でもらっておいて、あーだこーだ言うのはかなり違う気もしますが「ココがもうちょっと…」と感じる部分も無いわけではありません。
自動ターン通知機能は「約50m手前で動作する」とアプリの説明書きに記載があるものの、実走したときの感覚だと30m手前付近でようやく動作を始める感じ。道幅の広い幹線道路だと、交差点に進入してからでないとウインカーが出ない!というケースもありました。もうチョイ早めのタイミングで、点滅を開始させてもいいのでは。
またET6はサイズ大きめのテールライトですが、遠目からだとやっぱり小さくしか見えません。「左右どちらのエリアが光っているのか」は、どうしても判別しづらくなります。「ライト全面を使って発光部が左右に流れる」表示の方が、より明示的に進行方向を表示できるはず。
あと、アプリの設定項目名は現状だとかなり意味不明で、解読に時間を要してストレスフル。機能説明と設定画面とで、同じ機能の呼称が違ってるケースもあったりしました。この辺りは、今後のファームアップ&アプリのバージョンアップに期待したいです。
実際に使ってみた
本稿執筆にあたってはサイクルボール多摩イチ、200kmブルベの試走をはじめ、トータルで400km以上を走行。どんな表示か確認できるよう、テールライトなのにハンドルに装着して走りました。
実際に使ってみて感じたのは、ET6は「みんなで楽しく走る」というシーンを、大いに盛り上げることができるテールライトだということ。
どのモードでも派手に動くアニメーションが大きな発光面で表示されるので、本機は目立ちまくります。ライドイベントに参加したときなども、大いに注目されました。
ブルベの試走時はスタートからゴールまで炎のアニメーションをメラメラさせつつ、ウインカーを自動点滅させて約200kmを走行。輝度1%設定で節約しまくったせいか、ゴール後でも73%のバッテリー残量がありました。さすが910mAh!と、唸らされています。
イベント参加時になぜかサイコンと接続しない事象があったり、走行中に勝手に消灯したり(オートスリープの設定はしてないのにー!)という事象に遭遇したりもしましたが、この辺りは再現性が確認できていません。
個人的な事情で追加して欲しい機能
これは大変個人的な事情なのですが、わたくしひとりぼっちの哀れな一匹狼スタイルを貫く孤高の自転車乗りです。せっかくの「みんなで走るライドシーンを盛り上げる機能」を活かす機会が、まったくありません。
なので、たとえば巨大な発光面の全面を低輝度で発光させて連続稼働時間を確保しつつ、ウインカーや停止時のハザードランプのみ機能させる。みたいな「実用一辺倒の表示モード」も加えると、自分みたいな寂しい自転車乗りへの訴求力も強まると思うのです。
いかがでしょう、iGPSPORT様!(切実)
それと「追加で搭載すべきだ!」と声を大にしたいのが、iClimb機能と連動する最大斜度と残距離データの表示。
たとえば
「この先 斜度17%」
とか
「残り登坂距離 14km」
みたいなデータをぜひ表示できるようにしていただきたい!
なぜかって?
このモードがあれば、転倒寸前の低速でヘコヘコ登坂していく自分をブチ抜いていく皆さんに絶望を与えることができるからですよ!(私は最低の人間です)
ET6、唯一の弱点。それは…
本機の唯一の弱点と言えるのは、こんなに面白い表示ができるのに「テールライト」であること。
走行中に何がどう表示されているのか、オーナーである自分自身は見ることができないのです。ET6の表示内容が、サイコンの画面にそのまま表示されるデータフィールドを1セグメント設けられるサイコン側のファームアップを実施して欲しいところです。
まとめ:高いポテンシャルを秘めた、リア充御用達の面白テールライト
「広大な発光面と274個のLED」「910mAhのバッテリー」という超リッチなハードウェアを使って「楽しさ」方向に振り切ったテールライト、iGPSPORT ET6。こんなふうにテクノロジーの贅沢な使い方ができるのは、まさに今の時代を生きている我々の特権!
ありあまる技術力を、これでもか!と無駄遣いしている感覚がもう最高。なくても困らないけど、「あると楽しい」製品なのは間違いありません。こういうの、個人的には大好物です。
派手なアニメーションによる見た目の面白さはもちろん、出力や心拍などのコンディションを表示させておけばグループライドが盛り上がること間違いなしでしょう。誰かと一緒に走る機会が多いリア充自転車乗りの皆様には、最適な1品と言えます。
それだけではありません!
公称重量は約43gで、ヘルメットライトとしても十分に使える軽さ。「広大な発光面」「大容量バッテリー」さらに「光線が目に突き刺さらない配光」という本機のハードウェア仕様は「ネタ枠機材」に留まらない、非常に高いポテンシャルを有しています。この先のファームアップで長時間継続点灯に特化したモードが追加されれば、無敵のテールライトになれちゃうでしょう。
サドルレールに装着可能なブラケット(「M30」として単体発売されています)が付属していて、開封後すぐに使えるパッケージになっているのも嬉しいポイントです。
将来的には2台を連動させて、左右に取り付けたET6の全面を発光させるウインカーにしたり、複数台をひとつの巨大なディスプレイとして使ったりできるようになるといいなー、と夢が広がりまくります。今後のバージョンアップが、楽しみでなりません。
それとですね、やはりユーザが自分で作成したデータを自由自在に表示できるようになるファームアップを、強く強く(以下、100那由他字略)希望したいです!!
それが実現したら、誰かが作ってくれますよね。
R-I-N-A-C-H-A-N B-O-A-R-Dを!!
斜度がキツくなっていくにつれて、ボードの表情が笑顔から泣き顔になっていく。そんな表示をさせながら、ET6と走れる日がくるといいなぁー。

![E.T. [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/51UD7Dd7YML._SL160_.jpg)



















