通販で買ったフレーム。パーツも通販で買ってショップに持ち込み、作業依頼するのはマナー違反?

CYCLE SPORTS特別編集「ロードバイクベストバイ2018」の203ページで、こんな主張が目にとまりました。

説教がましい話かもしれないが、チャプター2やキャニオンのようにユーザー直販方式のブランドを購入した場合は、その組み立ては自分自身ですることだ。また、フレーム買いをして”バラ完”をショップにお願いするのなら、コンポ(一式が望ましい)など必要となるパーツはそこで購入すべきだろう。それがサイクリストとして最低限の礼儀である。

これは、わかるところと、よくわからないところが個人的にはありました。そこでそもそもこうした考え方について多くの人はどう思っているのかを知るべく、アンケートを実施。多くの方が関心を持たれている内容らしく、1036票もの回答をいただきました。

単純に数字だけを眺めるなら、こういう結果に。

数字だけ見ると、少なくともスパッと理解できるわかりやすい主張ではないと思っている人は多いようです。

あわせて様々なコメントをいただきました。これも想定されるケースが様々で、それによって意見が変わってくることが多いテーマだったらしく、こういうアンケートでは理解しづらい内容だったかもしれない、と今になっては思います。

たとえばいつもお世話になっているショップがあるとします。そこはデローザのフレームを扱っているとします。ここに、「どうもー、海外通販で買ったデローザのフレームとパーツなんですけど、これ組んでもらえますかー」というのは、私の場合はやはりできない。この場合は。単純に人の気分を害するようなことはしたくない。

そのショップのメニューに、そういう作業が可能であると明示されていたとしても、この場合、依頼するとしたら他の店です。基本的にデローザを扱っていなくて、そういう作業を歓迎しているお店。

私自身は全部自分で組む派で、高いお金を払って専用工具もたくさんそろえてきました。品質は別として、自分でできない作業はほとんどないと思います。ショップに組み込みを依頼したこともありません。ホイールも組めるようになりました。ただ、プロの方による調整に興味があって、自分の作業のチェックをしていただいたことはあります(勿論有償で)。

一方で世の中には「自転車は大好きだけど、メカいじりには興味はない」というユーザー層が一定数いると思うんですよ。そういう人たちはどうするんだろう。

Twitterでいただいたコメントによると、事前にショップに連絡せずいきなりフレームとパーツを持ち込んで作業依頼する人もいるようですが、まずそういう作業を引き受けてもらえるのかどうか電話で確認するのは当然でしょう(こういう難しい依頼の場合はメールより電話のほうが良いような気がする)。

持ち込まれるお店側はどう思っているかというと、うちは持ち込み大歓迎です、というショップさんもありました。こういう組み立てが主だったり、プロフェッショナルなメカニック・サービスだけを提供しているニッチなショップも存在はしています。自分で組めないとしたら、そういうお店に頼むのも理想的な選択肢のひとつかと思います。

持ち込みパーツで組んでくれ、と言われてお店が困るケースには、それらのパーツとフレームの相性が悪かったり、パーツがたまたま不良品だったり、そもそも間違った規格のものを持ち込まれたりすることなどがあるそうです。

そういう場合に備え、ショップ側は「もしパーツとフレームの相性問題で組み込めなかった場合でも作業料金はきっちりいただくがよろしいか」と確認し、依頼者側もそれを快諾する必要はあるでしょう。でもなんとなくお互いに依頼・引き受けたりしてしまって、結果的にトラブルになることが多いのかな。

マナーというのは不文律であり、日本社会でははっきりとお互いの考えを確認しあうことなく「察していく」ことが美徳のひとつだったりしますが、どうもそれが商取引と相性が悪いため、いろんなモヤモヤ事例が発生してるのではないかと推測します。

おもしろいコメントとしては、お世話になっているショップでそのフレーム用にパーツを買おうとしたら、ごめん、それうちで買ってもらってもいつ入荷するかわからないから通販で買ってきてw と言われたというもの。

さてこの記事、どうもうまいこと結論を書けません。どう考えてもおかしい人はいるし、おかしい依頼というのは確実にある、と思う一方で、どうももやもやとしてわからないことも多い。

私はもやもやとしたものが好きではないので、自分で組みますw

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CYCLE SPORTS編集部
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