Zwift用に売れ筋の中華スマホホルダーを購入。その実力は

Zwiftで乗るバイク用にスマホホルダーを購入しました。とりあえず一番売れているのはどれだろう、とamazonを見ると「Tiakia」というメーカーの製品がいちばんレビュー数が多い。値段は¥1,599。

Tiakia スマホホルダー

Zwift専用なので最低限のものでいい

最近のamazonではレビューの数や評価、「Amazon’s Choice」のラベルはあてにならないことが多くなった気がします。特に中華ブランド製品は購入者に、実質的な値引きの対価として好意的なレビューの提供を依頼することがあり、買ってみると「ハズレ」だった、ということも少なくありません。

しかしこのTiakiaのスマホホルダー、数だけはとりあえず出ていて「ベストセラー」ラベルもあり、値段も安いので手始めに選んでみることにしました。Zwift中しか使わないのであまりしっかりしたものでなくてもなんとか使えるだろう、という思いもありました。

外でのライド中はスマホから離れていたい

ところでスマホホルダーは私にとって縁遠いパーツでした。外で乗る時、スマホが世に出はじめた頃はハンドルに付けて走りたいという気持ちもありました。Google Mapが進化するにつれ、GPSサイコンはいらないのではないか、しかも通話もメールもネットもできるのだ、と。

しかし私の、というか私達の、と言ってもいいかもしれませんが、生活はかなりの時間がスマホに奪われるようになってきました。東京では3分の1から半数近くの人がスマホに目を落としながら歩いています。

私もネットの画面を眺めることが多い人間なので、せめてライド中はスマホを見ないようにしよう、デジタル情報から離れ、自然音や風の気持ち良さをもっと感じよう、というふうに気持ちが変化してきました(とはいえスマホで写真を取ったり、場所の検索などで、ついつい使ってしまうけど)。

そのためスマホホルダーを外での実走用に使う予定はありません。

Tiakia スマホホルダー

さて前置きはここまでにして、Tiakiaのスマホホルダーです。私はMacをつないだ大型ディスプレイでZwiftしているので、これがあればスマホの”Zwift Companion”アプリで様々な操作を手元で行えます。キーボードやマウス用の台を用意せずに済みます。

さらにZwiftでは9月中にステアリング機能が実装されます。スマートフォンの加速度センサーを利用するので、その新機能を試したければハンドルに付けておく必要があるんですね。というわけで、これはもう買うしかないという感じでした。

内容は3.5〜6.5インチのスマホに対応したホルダー本体、22〜32mm径のハンドルに対応した台座、EVA防振スペーサー。スペーサーは厚みの違うものが3枚あり、スマホに応じて重ねていきます。両面テープがついています(これがとても剥がしにくい)。

Tiakia スマホホルダー

私の31.8mmハンドルでも使えるだろうか… と心配だったのがクランプ部。これは問題ありませんでした。スペーサーを全部撤去するとちょうど良い感じです。

本体と台座をつなぐには、円盤状のロックナットを一度外す必要があります。あとどうやって大きさの異なるスマホに対応するかというと、写真下の赤い横長のボタンを「OPEN」という刻印のほうに寄せながら赤いダイヤルを回すと、4つのアームが伸び縮みします。簡単です。

Tiakia スマホホルダー

ドロップハンドルにマウントした様子です。

Tiakia スマホホルダー

EVA防振スペーサーを2枚貼り、アームを伸ばします。おお、なかなか仕事してくれそうな雰囲気です。

Tiakia スマホホルダー

Zwift Companionを起動。なるほどこれは便利! 見やすい! 視点の変更や方向転換が手元でワンタッチ、そしてスクリーンショットも撮り放題! これまではスマホをサイドテーブルに置いてあり、何かするたびに本体に手を伸ばし… とかなり面倒でした。

Tiakia スマホホルダー

これまでZwiftでは路上で「ドーナツ走り」(同じところをぐるぐる回転する)をやる謎のレーサーや、茂みで取っ組み合いをしているクマなど、撮り逃がした面白いシーンがたくさんありました。これならおもしろい光景に出くわした時にスクリーンショットを逃さず撮れるようになるでしょう。

短所

しかし実際使ってみて気付いたのは、スマホ下部が汗が垂れやすい場所にくるところ。こまめに顔の汗を拭いて対処するしかないですが、ハードなトレーニングをする方であればアウントフロントタイプのマウントのほうが良いと思います。

Tiakia スマホホルダー

一応、台座の角度とユニバーサルジョイントの位置を調整して限界まで前に出しています。

Tiakia スマホホルダー

うーん。でももう少しだけ前に出てくれるとありがたい。使えないことはないのですが、ホームボタンのある古いiPhoneなのでそこはあまり濡らしたくありません。

990円のノーブランド・スマホホルダー

そこで他の製品少し調べてみたところ、中華製品ではアウトフロントタイプの製品がなかなか見つかりません。しかし、ぱっと見はTiakiaとそっくりな下の製品がスマホ本体を少し前に出せそうです。

メーカー名はありません。製品名もなし。お値段¥990。さらに100円クーポンが出ていたので、¥890。購入することにしました。

安いだけあって箱はありません。バルク品のようにビニール袋に入っていました。

990円のノーブランド・スマホホルダー

同梱品は3つだけ。本体と薄いEVAスペーサーとユニバーサルマウント。上で紹介したTiakia製品のほうが本体用スペーサーは充実しています。実際ハメてみたら隙間がかなり出ます。スマホにもよるでしょうが、外で使うなら余分に何かクッションを入れる必要があります。室内なら大丈夫。

後述しますが、スペーサーを全て貼るとまんなかの赤いボタンを押しにくくなり、アームが縮まないことがあります。そのためスペーサーを使わず室内専用にしたほうが良さそうです

990円のノーブランド・スマホホルダー

ところで上の写真で本体に見えている赤いボタンは、アームを縮ませるために使います。アームを伸ばして本体にスマホをセットし、上から軽く押し付けるとアームが「バチン!」と縮んでくれます。

マウント位置はかなり下。これは期待できそうです。この部分の組み立てはTiakiaとほぼ同じ。

990円のノーブランド・スマホホルダー

赤いダイヤルを回すとアームが伸びてくれます。必要なだけ伸びたらスマホを上から軽く押せばOKです。黒いダイヤルを回すと赤いダイヤルがロックされますが、自宅で使う分にはここは締めないほうがスマホの付け外しが簡単です。

990円のノーブランド・スマホホルダー

ハンドルに取り付けてみました。おっ、これは… 期待していたほどではないですが、少し前に出てくれました。

990円のノーブランド・スマホホルダー

このノーブランド製品とTiakia製品の取り付け位置の比較です。左側がノーブランド。右側がTiakia。ノーブランドが2cmくらい前に出てくれます。

左:ノーブランド 右:Tiakia

さて、これで実際にこれでZwiftしてみたところ、顎や顔からの汗がほとんど当たらなくなりました! たった2cmほどですが、大きい違いです。

どちらがいい?

左:ノーブランド 右:Tiakia

左:ノーブランド 右:Tiakia

さて、どちらが良い製品かというと、Zwiftをやるためであれば2番目に紹介したノーブランド製品のほうが良いです。その理由は2つ。まずスマホが少し前に出てくれるので汗が落ちにくい。もう1つはスマホの装着がTiakiaより簡単なところ。スマホを押し付けてアームが「カシャッ」と閉じるギミックも面白い。Tiakiaはアームの展開が少し手間です。

その後の継続使用で、ノーブランド製品はEVAスペーサーパッドを全部貼ると真ん中の赤いボタンを押しにくくなることが判明しました。そのためやはりスペーサーなしで室内オンリーで使うのが理想的な製品だと思いました
左:ノーブランド 右:Tiakia

左:ノーブランド 右:Tiakia

しかしそれ以外の点ではTiakiaのほうが良いです。売れているだけあって、スマホと本体のあいだを埋めるスペーサーが充実していたり、全体的につくりがやや堅牢。もし外での実装時にも使いたい、ということであればTiakiaのほうが良いでしょう。

中華スマホホルダーは山のように製品があるのでどれを選んだらいいか悩みますが、Zwiftで使う場合はスマホがなるべく前に出てくれそうなものにすると良いと思います。

shop Tiakiaのスマホホルダー
shop ノーブランドのスマホホルダー

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