初めまして。ういっすういっすういっすー! 嵐千砂t…すみません、すみません!普段は大好きなたこ焼き屋でバイトしている駄文書き、nadokazuです。はい。たこ焼き丼一つ、おまちどうさま!
ツール・ド・フランスが、バーチャルで開催になって、ZWIFTにフランスの新マップが実装!!
とんでもない歴史の瞬間を、いままさに目の当たりにしているという現実。こんな展開を、いったい誰が予想できたでしょうか。小説より奇なる事実にも、ほどがありすぎです。
と、いうわけで、実装された新コースのうち「CASSE-PATTES」を走ってきました。動画を参照ください。以上、終わり!
「壊れた脚」…だと?
「CASSE-PATTES」は、Google翻訳によると「壊れた脚」。ZWIFT公式サイト(ステージ4: 7月12日 – バーチャルTour de France – サイクリングレース)にも「R.G.V.デジャヴュ+キラークライム」という、大変恐ろしいキャッチコピーが記載されていて、ヒル嫌イマーを震え上がらせるネーミングになっています。
なんですがコースプロファイルを見てみると、走行距離22.9km/獲得票高155m。1メートル上昇あたり走行距離は144.7mなので、レギュラーのコースでいうと「Greatest London Flat」ぐらいの坂成分しかありません。脚が破壊されることは、さすがになさそうです。
▼ZWIFT公式サイトのコースプロファイル画面
ただし!「Greatest London Flat」が地下鉄トンネルの出口に超ド級の悪魔斜度がある以外は、ほぼ緩め/短めの坂しか出てこないのに対して、「CASSE-PATTES」のほうは距離約3kmで標高差100m以上をガッツリ上らされる「Petit KOM」のパートが立ちはだかります。「ゆるく走る」ことは、到底許してもらえません。
そう、騙されてはなりませぬ。ここは間違いなく「キツい坂パートがあるコース」に、ほかならないのでございます。
見どころありまくり。
「CASSE-PATTES」は、ツール・ド・フランスのリアルなコースがベース。それだけにモン・サン=ミシェルやポン・デュ・ガールなど、リアルな見どころがきっちり再現されています。ほかにも、ブドウ畑や向日葵畑、マリーナ、石畳のスプリントなどなど、めまぐるしく風景が変化するので走っていて飽きません。
「WATOPIA」や「NEWYORK」のような「バーチャルでしか走れない」演出はなさげですが、それ無しでも十分楽しめるマップになっています。
▼モン・サン=ミシェルをバックに走る
▼ポン・デュ・ガールにはKOMが設定されている
▼いちめんのひまわり いちめんのひまわり いちめんのひまわり いちめんのひまわり パフパフパフパフ いちめんのひまわり
▼ちゃんとブドウ畑だとわかるオブジェクトの作り込み
▼着ぐるみの人は各所に配置されている
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集団の中で走れるからラクチン。そう思っていた頃が私にもありました。
今のところ、イベントでしか走れないこのコース。ツール・ド・フランスのタイアップもあってか、イベントにはとんでもない人数の参加者が集まります。
それは貧脚バーチャルサイクリスト的には、「へっぽこペースで走っていたとしても、ほぼ全域で集団の中にいられる」ということを意味します。空気抵抗の分を差し引いた出力しか出さなくていいので、ふだんよりも確実にラクに走れる。ということです。やったぁ!
…だがしかし、現実はそう甘いものではありませんでした。いくら集団とはいえ、ペダルを踏み込む力を緩めるとアッという間に置き去りにされてしまいます。むしろ「いまの集団についていかないと、この先ぼっち走行になってしまう…!」という焦りで、ペースは無茶苦茶。ヘコヘコ走る→集団に置いていかれそうになる→あわてて踏み込んでなんとか追いつく→でも結局振り切られる→その後ろの集団にはいってヘコヘコ走る→置いていかれそうになる…という、負の無限ループ。
坂はそこそこ、集団の中でラクチン走行、などということは全くなく、普段にまして非効率過ぎる走りでボコボコになりましたとさ。合掌。
イベントが終わったら、もう走れない?
「Virtual Tour de France」の開催に合わせて実装された「R.G.V.」「CASSE-PATTES」「Ven-TOP」の3コース。いずれも執筆時点では「Virtual Tour de France」または「Virtual L’Étape du Tour de France」のイベントに参加することでしか、走ることができません。
▼残された走行機会は僅か…?
Virtual Tour de Franceの終了後にゲストワールドのひとつになるのか、はたまた「Bologna」や「CRIT CITY」同様のイベント専用コースになってしまうのか。ひっじょーに気になるところではありますが、公式の正式発表…ないですよね?
まさか、イベント開催期間(〜7月19日まで)に走らないと、もう走る機会がほぼ皆無になっちゃう? でもでも、これだけ作り込まれたコースが走れる機会が、超期間限定になってしまうというのはいくらなんでももったいなさすぎます。中の方々には、レギュラーゲストワールド化をぜひぜひ前向きに検討していただきたいものです。