みなさん、初めまして。三船栞k…すみません、すみません!! 1年生にして生徒会長も務め、日本舞踊をたしなんでおり、お茶やお花も師範の腕前らしい駄文書き、nadokazuです。同好会は廃部にします。
さてさて、みなさま「Vlog」ってご存じでしょうか? なんでもSONYさんによると、「Vlogが今、アツい!」そうです。大事なことなので、もう一度書きますね「Vlogが今、アツい!」。
ちなみに、その「Vlog」がなんなのかと言うと、
「Vlog」とはVideo blogの略で、平たく言うと、自分の好きなことを文章で表現する一般的なブログの動画版です。
…だ、そうです。
へー、そうなんだー。ぜんぜん知らなかったー(棒)。
これまでいろんな自転車乗りの方々が公開されてきたライド動画とVlogのいったい何が違うのか、自分にはサッパリ理解できません!なんですが、天下のSONY様が仰ってる以上は、乗るしかないですよね、このビッグウエーブに。
ちなみにコンテンツの栄枯盛衰って、火が付いた後に自分みたいなツマンナイ奴が乗り込んでいった段階で終わりが始まります。なので、Vlogもすでに終わりが始まっていると言えるでしょう。
それと、本稿なのですが「素人が素人クサイにもほどがある動画を公開して生き恥をさらすだけ」の内容となっておりますので、皆様におかれましては毎度毎度たいへん恐縮ですが左上のタブを閉じるボタンを以下略。
サイクリングの記録なら、ログと写真で残せば別によくない?
…と、思っていました。今回、動画を撮って編集して仕上げてみるまでは。
やっぱり「動きがある」って、本当に大きいです。静止画と動画とでは情報量が圧倒的に違うということを、あらためて思い知らされました。
「思い出や記憶、感情を鮮明に思い出すための、より強いトリガーになる」のは、明らかに動画のほうでしょう。たぶん。
▼写真は好きだけど、情報量で動画にかなうはずはなく
というわけで、せっかくサイクリングに出かけたのなら「動画を撮ってあとで編集する」という楽しみ方をプラスするのって、大いにありだと思うのです。できあがったのが素人感満載のダメ動画でも、自分で撮って見る分には無問題ですしね。
そう、「Vlogが今、アツい!」のです!自転車乗りの皆さん!静止画だけでなく、動画も撮りましょう!
やむなく、生き恥をさらします。
さてさて、流行の「Vlog」に乗っかってやろう!と安直にもほどがあることを考えて、動画の撮影と編集に手を出してみたまではよかったのですが、大きな問題が1点発覚しました。
それは、自分が「どこに出しても恥ずかしい、素人以下の存在」であるということ。そもそも静止画ですら、機材の性能に頼り切ってようやく人並み以下なレベル。それなのに、動画なんてマトモに撮れるはずもありません。
そんな最初っから「詰み」の状況にあるなかで、自転車に乗って動画を撮って編集してみたら、いったいどんなことになるでしょうか。
はい、案の定、センスと経験の無さがモロわかり。反面教師的なサンプルにしかならない、素人丸出しの底辺動画が1丁上がりです!同好会は廃部にします。
まぁ、こうなることは、わかっていました。完全に想定内。自分だけで楽しみます。以上!
…じゃ、ダメですよね、記事的には。
とまぁ、そんなわけで「流行に便乗したい」という極めて低い志のもとに作成された動画を公開いたします。記事のためとはいえ、まさに生き恥。くっ…殺せ!
ただ1点だけ「撮って切って貼って音楽に合わせれば、それっぽくは仕上がる」ということは、お伝えできるかと思います。
え?聖地巡礼?なんですかそれ?
使用した機材はこんな感じ。
今回の動画を撮影するのに使った機材は、合計で3台。とりあえず、手持ちで「自転車に乗って動画も撮る」という用途で使えそうなものを総動員してみました。
LUMIX GM1+M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
世界最小最軽量のマイクロフォーサーズカメラ、LUMIX GM1にOLYMPUSの単焦点パンケーキレンズを装着。ボディサイズからは想像できない高画質写真の撮影が可能なだけでなく、動画だって撮れちゃいます。
なんですが、実は今回の動画撮影ライドでは、あまり出番がありませんでした。そう、主にiPhoneのせいで。
SONY アクションカムHDR-AS300+ハンドルバーマウントVCT-HM2
走行時の映像撮影には、SONYのアクションカム「AS300」を使っています。強力なブレ補正と、安定した画質。充実しまくったオプション。GoProと肩を並べる機能と性能を持っている、と言ってしまっていいでしょう。知らんけど。
自転車(ブロンプトン)には、純正のハンドルバーマウントを使って取り付けています。機能的に不満はないのですが、見た目がとっ散らかるのが難点。せっかく本体は、白くてシュッとしててカッコイイのに。
Apple iPhone 11 Pro Max
今回、動画をつくることを前提に撮影ライドをしてみたところ、走行動画以外は「圧倒的にiPhoneで撮ることが多い」という結果でした。
なにしろ「昼間」で「動画」で「パッと見」であれば、マイクロフォーサーズのGM1で撮った動画と比較しても、素人目には全然遜色ないと感じられる品質で撮れてしまいます。センサーサイズは桁違いに小さいはずだというのに、いまどきのスマートフォンは実にトンでもない性能ですね。おそるべしです。
そして「画質に大きな問題なし」となってしまえば、あとはもう「大画面の使いやすさ」や「0.5倍、1倍、2倍の画角がワンタップで切り替えられる」という撮影機材としての利便性だけが際立ちます。
撮りに出かける前は「これは…あとで動画用のカメラが欲しくなるパターンだ…!危険!!」とか思っていたのですが、そんな感情の変化はまったく起こらず、完全な杞憂に終わっています。これは、自分でも想定外でした。
動画素人の付け焼刃撮影テクニック。
テクニック、とかエラそうに書いていますが、ネットで聞きかじったことを勝手に解釈して書き殴っているだけなのが実際のところ。動画撮ってる方からすると、失笑モノな内容でしょう。同好会は廃部にします。
…なんですが、センス皆無の素人としては、一応、実用的には使えました。
カメラを動かさない
動画だから、カメラ動かしたくなるじゃないですか。グルッとカメラを回してあっちからこっちを撮る、とかしたくなりますよね?まずは、それを封印しました。
基本、カメラ位置は完全固定。
「それなら写真でよくね?」とも思わなくもなかったのですが、編集まで終えてみると確かにこうすることで「何を撮りたいか・見せたいか」は明確になるような気がします。まぁ、上級者の方はカメラを動かして画面に変化つくりつつ、主題をハッキリ見せていく高度なテクを使われるのでしょうけれど、素人の自分が選ぶのはこっちのテですね。
「画づくり」みたいなことを、なにも考えていないのがモロわかりですが、仕方ないですよね。素人だもの。みつを。
いろんな画角やアングルを組み合わせて撮る
カメラ位置が固定となると、同じ画角や同じアングルだけで撮っていたら、写っているモノが変わっていても、画面は思いっきり画一的になってしまいます。その結果、編集が終わると同じような印象の映像が並んだ、変化に乏しい動画が爆誕。自分自身で見ていても楽しめない、産廃データが生まれてしまうでしょう。
なので「広角」「標準」「アップ」の3つの画角。それに加えて「上から」「下から」「正面から」の3つのアングル。この組み合わせを、いちいち変えて撮るように意識しました。こうするだけで、3×3で9通りのバリエーションで画面展開が可能。撮った動画をつなぎ合わせたときに、同じような動画が並んだ印象になることを防げます。
ある程度撮るモノを決めておく
旅は一期一会です。どんな風景に出会えるのかなんて、行ってみないとわかりません。というのが、実際のところではあります。
が、あらかじめ何を撮るかアタリを付けておくと「これいいかも!と見つけた被写体」だけでなく「あらかじめ撮ろうと思っていた被写体」がプラスされるので、動画をつなぎ合わせたときに「素材が足りない!」という悲劇を予防できます。
動画を撮るなら、撮影ルートでどんなモノが撮れるのか、予習しておくことが想像以上に大切。予定のルートを走った方のレポートをググって探して読んだり、公開されている聖地マップを保存したりしておきましょう。
みんな動画を撮ろう!Vlogが今、アツい。
センスも経験も皆無な撮影者が撮っても、切って貼って音楽にのせれば最低限の仕上がりにはできる。ということは、自分を実験台にした実験の結果で明らかにできました。なので普通のセンスをお持ちの皆さんであれば、何も工夫しなくても遥かにイイ感じの動画が仕上げられるでしょう。
なので本稿をご覧の皆様におかれましては、これを機に動画沼に片脚突っ込んでいただき、ぜひぜひ良質な自転車動画コンテンツを公開しまくっていただきたい所存です。これで1本でも多くのライド動画が公開されれば、それだけで生き恥をさらした甲斐もあったというものでございます…。サヨナラ!(爆散)