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フレーム・完成車製品レビュー

GIANT ESCAPE R3「初めてのスポーツバイク」に、間違えようのない1台。

やあ。nadokazuくんだよ。YAH YAH! 普通の中年生でも YAH YAH! バイクを抱きしめりゃ エクセレント・チェンジ!

というわけで、本日の駄文はこちら!

GIANT ESCAPE R3「初めてのスポーツバイク」に、間違えようのない1台。

初めての1台には、それなりの自転車を。

息子(当時中学生)が、自転車を欲しがりました。甘々なバカ親なので、さっそく買い与えることにしたのですが、ここで考えておきたいのが「本物を与える」ことの大切さです。

私たち大人は、子供たちに「良いもの・本物を与える」ということを、心にしっかりと留めておく必要があります。良いもの・本物に出会うことで、「自分の気持ちは、こんなに満たされるんだ」ということを、子供自身に気づかせてあげましょう。

信頼できる専門店で、コストパフォーマンスに優れた製品をしっかり選択する。そうすることで子供は「本物」を体験し、「本当の理解」を獲得できるのです。

私たち大人は、子供たちに「良いもの・本物を与える」ということを、心にしっかりと留めておく必要があります。

…と、その手のサイトのテキストを適当につなぎ合わせてみましたが、結局は「子供のことを考えてる風を装っているだけ」なのがバレバレです。子供本人のことなんて、ちっとも考えてないのが忍野八海並みの透明度で見えまくり。わたくしは、本当に最低な人間です。

でもでも「キチンとした自転車を買い与えようと考えている」ということだけは、自信を持って断言できます。だってヤツが飽きて乗らなくなったら、自分の自転車として使い放題になりますからね。ククク…。

というわけで

  1. 本物を知っている風を装える
  2. 自分の自転車になったとき納得できる
  3. 家計に与えるダメージは最小限に留められる

以上の3要素を総合的に検討した結果、GIANTのESCAPE R3を買いました。

GIANT ESCAPE R3

購入は2017年なので本稿の記述は、注記がない限り2017年モデルに関するものですが、2021〜2022年モデルと多くのスペックを共有します。相違点については、後で一覧にしています。

絶大な安心感。間違えようのない選択肢。

クロスバイクで言わずと知れた定番中の定番、ESCAPEシリーズを製造/販売するGIANT社は

台湾・中国・オランダに生産拠点を持つ世界最大規模の自転車メーカー

GIANT JAPAN公式サイト 会社概要ページ「事業内容」より引用

です。つまり「世界でいちばんたくさん自転車を作って、売っている会社」に、ほかなりません。

GIANT ESCAPE R3

そんなGIANTのエントリーモデル「ESCAPE R3」は、業界トップメーカーが作った売れまくり商品。公式サイトでは2005年モデルまで遡れるので、少なくとも15年以上という恐るべきロングセラーの歴史を誇ります。

GIANT ESCAPE R3

自分が購入した2017年モデル以降のスペックシートを見ていくと、2020年モデルでフレーム形状や装備の変更があり、さらに2022年モデルではジオメトリが改訂されていることがわかります。派手さこそありませんが、地道にネガを潰してキッチリ進化し続けているのでしょう。それなりの性能と品質が、超ハイレベルに担保されていることは自明。コスパがどえらく高い自転車であることに、疑いようは欠片もありません。

そうそう、2022年モデルではマイクロシフト製のコンポーネントを採用した「R3 MS」が追加されました。シマノコンポのノーマルモデルが61,600円(税込)なのに対して、R3 MSは57,200円(税込)と4,400円(税込)ほどお安い価格設定。これって、やっぱりシマノパーツの供給状況が影響しているんでしょうか。

ちなみに直近モデルでの変更点を一覧にすると、こんな感じ。

2020 2021 2022
フレーム形状 シートステイがオフセット配置に変更 370(XXS)サイズ追加 リアセンターを5mm延長/XXSのシートチューブ長が365mmに変更
タイヤ幅 28Cが30Cに変更
グリップ 丸形からエルゴノミック形状に変更
前輪の固定方法 クイックからスキュアーに変更
サドル ユニクリップシステム対応サドルに変更
その他 ESCAPE R3 MS(マイクロシフト搭載モデル)追加

今なお進化を続ける、トップメーカーの定番ロングセラー「ESCAPE R3」。「面白みに欠けた、無難すぎる選択である」という点は一切否定できませんが、これ以上に安心感のある選択肢だって、そうあるものではないでしょう。

ESCAPE R3の走行性能って、どう?

普通です。すごく普通です。

いや、本当に普通なんですよ、ESCAPE R3の走り。ペダルを踏むとスッとスタートして、何もストレスを感じることなく走り続けられます。固すぎず柔らかすぎない乗り心地で、ゴツゴツした感じもありません。トリガーシフトの変速も、スムーズそのもの。

GIANT ESCAPE R3

そしてロードバイクに比べてギア比がガッツリ緩めで、インナーローだと「フロント28T+リア32T」という組み合わせになります。おかげで結構な斜度の坂も、最小負荷で登坂可能でした(ただし速度は転倒寸前の遅さ)。

装着されているブレーキは、テクトロのミニVブレーキ「RX1」。これは最新の2022年モデルでも、変更されていないようです。

正直「テクトロか…」と個人的に思うところがないわけではありません(昔乗っていたミニベロで同社のカンチブレーキがあまりにも止まらず涙目になった経験有)。ですがESCAPE R3に限っては、街乗りスピードで走っていてストッピングパワーに不足を感じるシーンは一切ありませんでした。ブレーキ、十分に効きます。

GIANT ESCAPE R3

キチンと走れて、キチンと止まれる。ロードバイクに乗り慣れている自分の感覚でも、これだけの好印象です。ということは、ママチャリを含めた「街乗り自転車」の中において、ESCAPE R3の走行性能って「相当高いレベルにある」のではないでしょうか。

ESCAPE R3の品質って、どう?

買ってから約4年、ほぼノーメンテ(タイヤの空気入れと、チェーン洗浄程度)で屋内の自転車置き場に置きっぱなしにしています。置き場に並んでいる他の自転車を見てみると、とくにママチャリはスタンド全体がサビで真っ赤になってたり、駆動系はもちろんハンドル周りやフレーム、チェーンほか車体のあちこちにサビが浮いていたりと、それはそれはヒドい有様です。屋内保管なのに。

GIANT ESCAPE R3

一方ウチのESCAPE R3は同じ場所に置いてあるのに、サビが目立ったり、破損・汚損したりする様子は全然ありません。久々に乗ってみても、ガタが来ている感じは皆無。ここはトップメーカーたるGIANT、さすがの品質だと言えるでしょう。

ESCAPE R3って、ドロップハンドルにできる?

結論→できるらしい(コスパは悪そう)。

ポジションがかなりアップライトなので、ロード乗り的には「使い慣れたドロップハンドルにしてポジションと操作性のグレードアップを…」という妄想が浮かびがち。いろいろ調べたり、購入したショップの方に伺ってみたところ「やればできるらしい」ことは判明しました。

GIANT ESCAPE R3

標準装着のブレーキ(テクトロのRX1)はミニVブレーキなので、若干の試行錯誤は必要であるものの、交換せずにロード用のブレーキレバーで引けるようです(引けるとは言ってない)。またシフターについても、フロント3速×リア8速対応を謳っているモデルが、普通にラインナップされています(変速できるとは言ってない)。最小限の部品交換でのドロップハンドル化、確かに「やればできそう」です。

ただ最小限と言っても、ドロップハンドル化のためには

  • 左右のシフトレバー
  • ハンドル
  • ステム
  • ワイヤー類
  • バーテープ
  • そのほか細かなパーツ一式

などなどを、ひと通り揃えることが必要になります。これらのパーツ代にガッツリ交換工賃が上乗せ…となると、なんだか結構なお値段になりそう。

それに元々のジオメトリがクロスバイクなので、ドロップハンドルに換装してみたところで満足できるポジションが出せるかは完全に闇の中。手を出してみたはいいけれど、結局は費用対効果の低いモディファイになりそうな不安が拭えません。こいつはくせえッー!努力が無駄になるにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!(個人の感想です)

ESCAPE R3って、ロードバイク用のホイールに交換できる?

結論→できます。

ESCAPE R3のエンド幅は、一般的なロードバイクと同じです。11速対応ホイール(リムブレーキ用)なら、リア8速でも無改造で交換できます。ただしスプロケを取り付ける際には、対応したスペーサーが必要なので要注意。

Mavicのスペーサー

交換手順は、以下の通り。

  • スペーサーを買ってくる(ホイールのメーカーによって、必要なスペーサーは異なります)。
  • 標準ホイールを車体から外して、装着されているスプロケを取り外す。
  • 交換するホイールに、スペーサーとR3から取り外したスプロケを装着する。
  • ホイールを車体に装着する。
  • 走ってみる。

以上!

Vブレーキなので解放方法がちょっと違いますが、ロードバイクのホイール交換経験者なら説明書無しでもサクッと交換できます。

ロードで使っているMAVICのキシリウムPro SL(タイヤはコンチネンタルのGP5000 25C)で、実際に試してみました。交換作業は上記の通り楽勝で、超スムーズ。さっそくホームコースの鶴見川CRを走ってみましたが、ひとことで言うと「別の自転車になった」という感じです。

GIANT ESCAPE R3

いやはや、ホイールを交換するだけで、こんなにも違うんですね。漕ぎだした瞬間に、圧倒的な違いがわかります。キシリウムの性能を、改めて思い知らされました。標準ホイールで満足できていましたが、ホイール交換による快適性を知ってしまうとヤバイ感情がマグマのように湧き上がります。

この破壊力は、もはや反則級。新しく同好会に加わったまっすぐ系世間知らずお嬢様に、猫耳カチューシャ付きのメイド服を着せちゃうようなものですにゃん。あなたのためにおうたを歌いますにゃん。

でもまぁ、車両本体価格より高いホイール付けたら、そりゃ走りはガラッと変わりますよね。これは極端な例だとしても、ロードバイクの完成車から標準装着のホイールをお下がりできたりすると、コスパの高いモディファイができそうです。

ちなみにMAVIC用のスペーサー、Amazonでは在庫切れでした。

なので、CS-MAVERICKさんで購入しましたが、ショップ選びにはCBNレビューが激しく参考になりました。レビュアーの皆様、ありがとうございます!ありがとうございます!!ありがとうございます!!!

cbn [国内通販] CS-MAVERICK

ESCAPE R3で、ZWIFTできる?

結論→できます。

ロードバイク用のホイールに、無改造で交換できる。それすなわち、スマートトレーナーにだって、特別な加工無しで装着が可能だということ。ここまできたら、やってみるしかないですよね。

手順は以下のとおり。

  1. ホイールからスプロケを取り外す。
  2. スマートトレーナーからスプロケを取り外し、R3のスプロケとスペーサー(使ったのはシマノ用1.85mm)を取り付ける。
    SHIMANO 1.85mmスペーサー
  3. トレーナーに車体を載せる。
  4. ZWIFTを起動して走ってみる。

これだけです。

GIANT ESCAPE R3

あっさり準備が整ってしまったので、さっそくZWIFT最凶コースのひとつ「Alpe Du Zwift」へ行ってみました。相変わらずのキツさですが、フロント28T、リア32Tというロードバイクとかけ離れた低いギア比は、伊達ではありません。斜度14%の激坂ゾーンも、最小負荷でヘロヘロ回せます。あははははは!軽い!ギアが軽いぞ!!!

Alpe Du Zwift

なんですが、そのぶんスピードは激遅(時速3kmとか、初めて見ました)。どうにか山頂にたどり着きましたが、無事に最遅記録を更新です。

それにギアが軽くて良かったのは確かなのですが、クロスバイクのポジションでトレーナーを回す(しかも山岳で)というのは、普段にもまして苦行そのもの。ドロップハンドルを勝手に交換されて1,000km走破を強制されるパワハラ合宿の苦しみは、こんな感じなのだと思い知らされました。

…終了!!!

まとめ

ESCAPE R3はね、普通なの。普通星に生まれた、普通自転車星人なんだって。それでもなにかあるんじゃないかって、思ってたんだけど気が付いたら買ってた。

という感じで、あらゆる面でソツなくまとめられた圧倒的に普通な1台。とはいえ、その「普通」はレベルが高すぎます。コレはもう、コストパフォーマンスの権化。

GIANT ESCAPE R3

仮に明らかな妥協点(例:ブレーキがモニョモニョ…)に気付いたとしても、相手は「トップメーカーのベストセラー商品」。いま以上を望むのは無茶な相談だと結論づけるのに強力すぎる根拠が提示されてしまっていて、文句の付けようがありません。

そのうえドロップハンドル化も可能(ただしコスパは低そう)で、ホイール交換も簡単(ロードのお下がりホイールがあれば最高)。しかも、ZWIFTだって(やろうと思えば)できちゃいます。

GIANT ESCAPE R3

そういえば、自転車マンガの帝「ろんぐらいだぁす!」で、主人公の妹さんが購入したのもESCAPE R3でしたね。

誰かに勧めるにしても、自分で買うにしても、絶大な安心感がある。「ESCAPE R3」は、どう転んでも失敗の余地がない選択です。

スペック(2017モデル・フルノーマル)

  • フレーム:ALUXX-Grade Aluminum OLD130mm
  • フロントフォーク:Cr-mo
  • BBセット:VP BC73 110.5-68mm
  • ギアクランク:PROWHEEL SWIFT 28/38/48T 165mm(XS)、170mm(S、M)
  • チェーン:KMC Z7
  • F.ディレーラー:SHIMANO TY710 31.8
  • R.ディレーラー:SHIMANO ALTUS
  • シフター:SHIMANO EF500 8S
  • ブレーキセット:TEKTRO RX1
  • ブレーキレバー:SHIMANO EF500
  • ギア:SHIMANO HG41 8S 11-32T
  • ヘッドセット:FEIMING セミカートリッジ
  • ハンドルバー:Aluminum 25.4 540mm
  • ハンドルステム:Aluminum 25.4 90mm(XS、S)、110mm(M)
  • サドル:GIANT COMFORT LITE
  • シートピラー:Aluminum 27.2x300mm
  • シートクランプ:Aluminum 31.8 QR
  • ペダル:Aluminum CAGE
  • ホイールセット:GIANT SPINFORCE LITE Wheelset F:24H R:28H
  • タイヤ:KENDA K-193 700x28C
  • チューブバルブ:仏式バルブ
  • 付属品:ベル
著者
などかず

美味しくご飯を食べることをモチベーションにペダルを回し、機材の性能に頼り切って「頑張らないことを頑張る」物欲系へっぽこ自転車乗り。リアルで自転車に乗れない週末にはZWIFTで合計100km以上のバーチャルライドを欠かさないものの、脚力や走行スキルについての言及は意図的に避けている模様。愛車はLOOK675、ブロンプトンCHPT3 V2、タイレルFX(これだけとは言ってない)。

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