バレンタインデーが近いらしいので、個人的に激しくおすすめしたいチョコレートをご紹介します。Vivaniというドイツのメーカーから出ている「エキストラダーク 92%」です。低糖質でありながら甘みも十分に感じられ、少量でも満足感が高いです。しかも健康的。
1枚食べても糖質6g以下
このチョコレートは「糖質制限ダイエット」をされている方におすすめです。低糖質チョコレートを選ぶ時、つい「カカオ含有量が多いダークチョコレートを選べば良いだろう」と考えてしまいますが、実際は栄養成分表示を注意深く観察する必要があります。カカオ90%以上の超ダーク系でも実は砂糖が多いものが結構あるのです(例えば有名なリンツなどは糖質が多い)。
しかしViVANIのカカオ92%は、1枚80gを全部食べても糖質は6g以下で、しかも精製された砂糖ではなく有機ココナッツシュガーを使っているのが特徴。
糖質量については、本体パッケージに表示されている数字・日本の輸入代理店によるシール上の表示・ViVANI公式サイトによる表示がどれも単位が揃っていなかったり、辻褄の合わないところもあるのですが(わりといい加減)、総合的に判断すると80g中の糖質は6g以下と考えられます(海外流通品には糖質4gと書かれているものもありますが、恐らく過少申告)。
上の写真の左側、日本語での栄養成分表示には「炭水化物10.6g」とあります。糖質は「炭水化物マイナス食物繊維」から算出できますが、これだけだと糖質量がわからないのでもったいないですね。右側のEU版表示には「davon Zucker/of which sugars…(うち糖質)」と読め、100g換算では糖質6.0gであることが推測されます。
PFCバランス的には「脂質たっぷり・プロテインほどほど・糖質少なめ」の構成で、ケトジェニックや修正アトキンス・ダイエットを実践中の人にとっては魅力的です(筆者はコロナ禍で体重が増えたので現在ケトジェニック・ダイエットを行っており、半年でゆるやかに8kg減。目標は-5kgだったのですが、どこまで落ちていくのか現在実験中)。
それでいて美味い
このように糖質控え目でありながら、カカオ92%とは思えない甘さ・美味しさです。甘みはまろやかで、これは砂糖ではなくココナッツシュガーを使っているからだと思います。ココナッツシュガーはGI値が低く、血糖値の上昇がゆるやかな良質な糖質です(この「良質な」という点がポイント。糖質でも脂質でも、なるべく精製・酸化していないものが良いです)。
カカオには当然「ポリフェノール」も豊富に含まれます。私はむかしこのポリフェノールという曖昧な分類を信用していなかったのですが、ポリフェノールの下位分類とも言えるフラボノイドを含む植物由来の製品を意識的に摂るようになってから体調がものすごく良いので、今ではかなり重視しています。
「ワインはポリフェノールたっぷりだからフランス人やイタリア人は長生き」のような俗説がむかし流れていましたが、欧州人の知人曰く、実際は多くの現地の酒飲みが心臓発作や脳梗塞で亡くなっている、ワインは身体に良くない、と主張します。思うに、それはポリフェノールに意味がないのではなく、一緒に摂取する糖質の多さが原因ではないかという気がします。
話が脱線しましたが、このチョコレート、実勢価格は1枚700〜900円とかなりお高めです。しかし私の場合、1度にこの板を1枚まるごと食べることはなく、1日に2マスくらいしか食べません(しかも毎日食べるわけでもない)。1マスあたり70円と考えてもやはり高価かもしれませんが、健康にはやはり代えられません。
▼ 1枚で買うと結構高いですが、是非試していただきたいものです
▼ もし気に入った場合は単価が安くなるセット品がお得。輸入品を多く扱うスーパーでもたまに見かけます