サイクリング

猛暑から逃れたいなら、夜に走ればよくない?【レッツ闇堕ち!】

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へなちょこ さじ加減で どんな場所だって いざ押し歩き。
困ったときには 思い出して 機材を買うってこと。

誰かのために頑張らない自転車乗り、nadokazuです。

というわけで、本日の駄文はこちら!

猛暑から逃れたいなら、夜に走ればよくない?【レッツ闇堕ち!】

極端すぎる気温上昇!今日から闇堕ちサイクリスト!!

わたくし、ついこの間、乗鞍で体感氷点下の気温に震え上がっていたはずです。

乗鞍

なんですが、いつの間にやら30度超えの熱波が襲い来る日々。

太陽眩しくて、チカチカ目をこすった。

ここ、本当におなじ国ですか!?

容赦なく高まりまくる気温と、降り注ぐ強烈な紫外線。この時期のサイクリングは、もはや危険行為に片脚どころか半身を突っ込んでしまっているのでは?と、思わずにはいられません。

CBN本館の熱中症の話を読んでいたら、怖くなって涙が止まらなくなっちゃった。

こうなったら、選択肢はひとつです。入り浸るほかないですよね、バーチャル世界に!

最近は「ROUVY」で、実写バーチャルゆるポタするのが気に入ってます。特に大瀬から内浦を抜けて口野までの海沿いを走る、「Shizuoka ocean view course」が素晴らしいですわ!

ROUVY Shizuoka ocean view course

参考 ROUVY「Shizuoka ocean view course」 (「VIDEO」のタブで動画が見られます)

▼ 参考記事

「実写+3DCG」のARバーチャルサイクリングサービス「Rouvy」は、今どうなってるの?
皆さん、はははは─── 初めましてっ!!!わ、私、く、黒澤ルビi…すみません!すみません!! 泣き虫で臆病だけれど、名家のお嬢様だけあって芯は持っている駄文書き、nadokazuです。 去年書いた記事の「増補版:ZWIFT以外のバーチ...

クーラーを効かせて、扇風機は最大風力。冷えた風を浴びながらダラダラ走っていると、もう暑い屋外を走る必要ないじゃーん!という感情が爆上がりします。

ZWIFTもいいけど、ROUVYもいいぞ!! 以上、終了!!!

と、思ったりもするのですが、実走とバーチャルはやっぱり別モノです。ペダルを踏み込んだ力がタイヤまで伝わって、地面を蹴って進む感覚。可動部からの駆動音。ハンドルに伝わる、路面からの振動…。あの空気感は、実走でしか感じることができません。

屋外を走りたい!けれど、直射日光を浴び続ける地獄を味わいたくない!

そんなわけで、陽が落ちてから活動を開始する、「夜行性の自転車乗り」になることにしました。そう、闇堕ちするのですよ!

え!?「お前みたいな底辺自転車乗りは、闇に隠れて特定生物Gのようにコソコソ生きるのがお似合いだ!」ですって? ぐぬぬ…とはいえ反論の余地がありませぬ。

意外とたくさん!夜サイクリングのいいところ!!

でもでも、考えてみると「夜のサイクリングならではのいいこと」って、いっぱいありますよね。

たとえば真夏の日中に比べて、確実に気温は低いです。紫外線はほぼゼロで、腕と脚のツートンカラー化も今以上には進行しません。

そして紫外線を浴びない、ということは「日焼け止めを塗らなくてもいい」ということ。走り出す前の面倒ごとがひとつ消滅するばかりか、汗で流れた日焼け止めが目に入ってムスカになる危険性もゼロです。

さらに!

夜の帳の中であれば、いろんな都合の悪いものたちを闇に隠すことができます。

プニプニの腹、ガサガサの肌、モジャモジャのムダ毛…。みっともない体型でピチピチのサイクルジャージを纏う、自分ですら直視したくない己のキモい姿…。これが、いっさいがっさい闇の中に消えていく。自分の周辺の皆様に与えてしまっていたお気持ち被害も、確実に減ってくれるはずです。

あと夜はふつうに人出も交通量も、グッと減少します。日中は走るのを躊躇ってしまうような都市部の幹線道路も、自分のペースで快走できるでしょう。

電車の本数も減るので、近所にある開かずの踏切だって通り抜け放題。

開かずの踏切

夜のサイクリングには、気持ちよく走れる条件が思いのほか多く揃っている。これって、間違いの無いところだと思うのです。

昼より高い危険性!クルマからは見えにくい!!

とはいうものの、夜は暗いです。遠出しても、夜景以外の景色を楽しむことはできません。ライトや街灯の照らす範囲しか見えず、視界には大幅なステータス制限が強制付与されてしまいます。段差をはじめ路面の荒れに気付きにくいなど、夜ならではの注意点は少なくありません。

そして、何より気をつけたいのが「クルマから見えにくくなる」という、リスクの大きな高まり。

個人的な経験でも、クルマの運転中に、昼であれば普通に気付いたであろう路肩走行中の自転車に、

「えっ!?」

というタイミングで気付くことが稀にあります。

この記事の執筆を機会にいろいろググってみたのですが、自動車側では安全な車間距離として

「最低でも2秒以上、できれば3秒以上とるのが望ましい」

とのこと(三井ダイレクト損保「安全な車間距離の目安とは」から引用)。

そこに発見と確認、回避判断、周辺確認、回避動作の時間を加えると、少なく見積もってプラス2秒。雑に考えると3秒+2秒で、安全確保に最低でも5秒が必要ということになります。

クルマが時速60km/h(自宅近所の国道の制限速度)、自転車が15km/h(個人的高速巡航速度)で走行していたとすると、相対速度は約45km/h。秒速12.5メートルなので、5秒だと62.5メートル離れた場所から、確実にこちらの存在を認識してもらう必要がある計算です(超雑)。

そしてこちらは自動車運転者向けのサイトですが、夜間走行中のクルマからは自転車が「ちっとも見えない!」と叫びたくなるレベルで見えにくいことを改めて思い知らされます。

参考 日産自動車 ヘッドライト早期点灯研究所

前照灯だけでなく、後方からの視認性を高める装備も、一切の遠慮なくモリモリに。とにかく盛れるだけ盛っておくべき、と言えるでしょう。

安全は買える!迷わずポチって安全対策!!

後方から接近するクルマとの相対速度は、自転車がゆっくり走るほど高速になります。たとえゆるポタだとしても、いや、むしろゆるポタだからこそ、夜間安全装備の充実が不可欠。

ライトやリフレクターはもちろん、それこそ反射ベストだって全然大袈裟じゃない。それどころか、積極的に着用して、行き先もわからぬまま暗い夜の帳の中へ走り出したいところです。

というわけで、拙者、夜間走行の安全確保のために、いろいろポチッて行きたい所存。

【フロントライト】明るい前照灯は安全の基本。USB-Cの新型マダー!?

▼ 参考記事

CATEYE VOLT800の伝説 初心者がショップで紹介されない神ライト
自転車パーツのさまざまなジャンルそれぞれに「伝説的とも言えるヒット商品」が存在します。ポンプヘッドならクワハラのヒラメ。クリンチャータイヤならコンチネンタルGP4000S II/5000。スマートトレーナーならTacx NeoかWahoo ...

【リアライト】乾電池式のリアライト。実際に使ってみると、電池の交換頻度は思いのほか少なめでした。もしかして、充電式より運用がラクなのでは…?

▼ 参考記事

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【リフレクター】おにぎりリフレクターの装着は、もはや義務化レベル。夜間走行時ならなおさら。参考記事、未読の方は必読です!

▼ 参考記事

クルマから目立つサイクルウェアの色は何色? リフレクターも効果的
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【リアビューレーダー対応サイコン】リアビューレーダーを活用するなら、巨大なディスプレイを備えた最新型のサイコンも用意したいところ。…ほ、欲しい…欲しすぎる。

▼参考記事

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Garmin Edge 1040 Solar(ソーラー充電モデル)についてDC Rainmakerが大長文のファーストインプレッション記事を公開しています。 出典 Garmin Edge 1040 (with Solar) I...

【反射ベスト】CBN本館のページ右上のサイト内検索で「反射ベスト」を入力して検索すると、おびただしい数のレビューがヒットします。どうぞご参考に!

自分はPEKO(@ab_peko)さんの「オールメッシュ反射ベストポケット付き」を次回通販で狙う予定。

夜ライドの楽しみ方!「夜景フォトポタ」が個人的なおすすめ!!

オーバーナイトでロングライドするのも、夜サイクリングの楽しみ方のひとつ。自転車マンガの帝「ろんぐらいだぁす!」のナイトライド回でもありましたが、夜が明けて人々の営みが動き始めるのって、もう感動的ですらあります。

なんですが!

夜にガッツリ走ろうとすると、どうしても深夜時間帯に突入してしまいます。日中は普通に営業している沿道の店舗も、夜は終了しちゃってる可能性は極大。コンビニのイートインコーナーだって、深夜時間帯は閉鎖されていたりします。補給が思い通りにいかない。お手洗いが見つからないといった、困りごとの発生リスクは高まります。

また、遠くまで走ってから終電時間を過ぎてしまうと、輪行で帰宅できなくなります。連続パンクやメカトラの発生、急な降雨、走り疲れて心が折れるなど「撤退だー!スタコラサッサー!」という事態の有力な対応手段が失われてしまう。状況によっては、結構な懸念事項になるかもしれません。

それにですよ!夜が明けてしまったら、暑さと紫外線を避けることができなくなって、本稿的にはもはや本末転倒。

というわけで、夜中に出発して夜中に家に戻る、ゆるい夜ポタを推奨したいところです。

あとは走る場所ですが、真っ暗な河川敷や山奥より、街灯バッチリの幹線道路のほうがむしろ安全かも?と思えます(夜なら交通量も知れていますし)。そして、ただ走るだけではもったいないので、夜景写真を撮りながら走る「夜景フォトポタ」とか、どうでしょう。

横浜夜景フォトポタ!実際に行ってみた!!

横浜みなとみらい地区。ランドマークタワーに観覧車コスモクロック、帆船日本丸、赤レンガ倉庫に大桟橋などなど、夜景映えするスポットが点在していて、夜景フォトポタにはおすすめのエリアです。

参考 横浜みなとみらい21 公式サイト

観覧車バックは、まあ抑えますよね。ここは三脚を使って、スローシャッターで撮ったほうがよかったかも。

観覧車とTyrell FX

自転車の位置は同じですが、望遠レンズを使うと圧縮効果で印象をガラッと変えられます。

観覧車とTyrell FX

万国橋は欄干にカメラを置いておけるので、三脚なしでもスローシャッターが切れます。

横浜みなとみらい地区

映えスポットが集中。ちょっと移動すれば、すぐ撮影ポイントです。ありがてぇ…ありがてぇ…。

横浜みなとみらい地区

それと、みなとみらい地区でゆるポタを楽しんでいるときに、絶対に気を付けておくべき注意点がひとつあります。それは「通りすがりの自転車店に、心の準備なく立ち寄ってしまうのを避けること」です。

魅力的な自転車や、用品が所狭しと並ぶ自転車店。これまでにも「サイクリング中、グリーンサイクルステーションさんにたまたま立ち寄っただけなのに、気付いたらブロンプトン用のバッグを買っていた!」というような、大きな事故が発生しています。

▼ 参考記事

ブロンプトンで、ゆるポタ(本当)しよう!「横浜パン活ライド」を楽しんだ結果。
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だがしかし!

夜のサイクリングなら、そんなリスクはゼロ。「絶対に大丈夫」と断言できます。なにしろ、お店が開いてないのです。店に並ぶ自転車がどれだけ欲しくなっても、買うことはできない環境。

キャノンデール横浜ベイサイドで、CAAD13が欲しくなっても大丈夫!!

キャノンデール横浜ベイサイド

ビアンキバイクストア横浜で、OLTRE XR4が欲しくなっても無問題!

ビアンキバイクストア横浜

グリーンサイクルステーションで、タルタルーガが欲しくなっても平気!

グリーンサイクルステーション

ローロ横浜でタイレルFSX(デュラDi2仕様)が猛烈に欲しくなっても、購入不可能!

ローロ横浜

そんなわけで、夜のサイクリングが「物欲的にも高い安全性を担保して楽しめること」を、我が身をもって証明できたのでした。

夜のサイクリング、楽しいですよー!

まとめ!暑い季節は夜に走ろう!!

真面目な話、こんな気温だと本当に熱中症リスクが、夜間走行リスクを上回ってしまわないでしょうか。やっぱりこの時期は、走るなら夜。こう思わざるをえません。

そうそう、本文で書き漏らしましたが、夜間走行には大きなリスクがもうひとつありました。

それは、深夜営業しているラーメン店。

天下一品

っは・・・し、静まれ・・・俺の胃袋よ・・・怒りを静めろ!!

夜のサイクリングは、「夜ラーメンの誘惑に耐えきれるかどうか」。そんな意志の強さまでが、試されてしまうサイクリング。いわば、「魂を磨く行為」なのです!!

ぜひ皆さまも、ノーブレピスt…夜サイクリングで楽しく魂を磨きましょう!

天下一品

…磨けませんでした!

著者
などかず

美味しくご飯を食べることをモチベーションにペダルを回し、機材の性能に頼り切って「頑張らないことを頑張る」物欲系へっぽこ自転車乗り。リアルで自転車に乗れない週末にはZWIFTで合計100km以上のバーチャルライドを欠かさないものの、脚力や走行スキルについての言及は意図的に避けている模様。愛車はLOOK675、ブロンプトンCHPT3 V2、タイレルFX(これだけとは言ってない)。

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