よみものシートポスト

Thomsonがドロッパーポストを大幅値下げ・理由は「在庫過剰のため」

Bike Thomsonが「ドロッパーポストを大幅値下げしました」とInstagramに投稿しています。興味深いのは同社自身が「在庫がだぶついているので値下げしました」というコメントを付けているところです。画像には”Same amazing dropper. Same amazing price. “(あの驚きのドロッパーが驚きの価格で)とあります。

新価格は299ドルから

投稿には次のようなキャプションが付けられています。

Great News! Looks like the supply chain issues are resolved…but now we’re overstocked so we’ve dropped the price on our newest droppers. You can now purchase our industry leading droppers at a new, lower price starting at $299.

素晴らしいニュースです! サプライチェーンの問題が解決したようです… しかし私達は過剰在庫を抱えてしまったので最新のドロッパーを値下げしました。業界をリードする私達のドロッパーポストを新価格、$299から購入できます

値下げの対象となっているのはElite DropperのExternal / Covertで新色のブラック。改定直前の定価は調べてみてもわからなかったのですが、2017年時点の海外メディア紹介記事では$480。最近は安いショップでも実売価格で$420くらいだったようです。定価ベースで$181の値下げでしょうか。ちなみに直販サイトは日本には発送していないようです。

公式 Dropper Seatposts – Bike Thomson

最安オプションの$299だと本記事時点のレートで42,800円。いま円安がひどいのでそこまで安くなった感じはしませんが、メーカーが自分から「在庫過剰なので値下げします」という発言をするのは珍しいのではないでしょうか。

当然、下の「自転車の値段はこれから下がらざるをえない:2023年春以降、完成車は急激に値下がりするだろうという見解が浮上」という7月の記事を思い出しました。

自転車の値段はこれから下がらざるをえない:2023年春以降、完成車は急激に値下がりするだろうという見解が浮上
ロードバイク完成車の値段が高い、高すぎてとても買えない。パーツも同様に値上がりが続いており、新製品のShimano 105 Di2も庶民の手には届かない仰天価格であることが判明。この絶望的な状況は、一体いつまで続くのか。それとも、自転車やパ...

北米の自転車業界ニュースメディアが、これから在庫過剰による値下げ・セールが増えるだろうと示唆しているんですね。トムソンは自転車本体よりもパーツがメインのメーカーですけれども、この流れと何らかの絡みがあるのかどうか、少し気になるニュースでした。いずれにしても、バイクもパーツも値下がりしていってくれると助かりますね。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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