英国のTailfinが新たにフォークパック・システムをリリースしました。3ボルトまたは2ボルトのフォークマウントに対応するもので、容量5L版と10L版があります。同社製の既存の「ミニパニア」をアダプトしたものと言えそうです。
公式 Fork Packs – Tailfin Cycling
5L版と10L版を用意
下の画像は左が10L版・右が5L版です。この縦長シェイプで容量10Lのフォークパックはあまり多くないですね。しかもカッコいい…
専用マウントは張り出しが少なく、小さくて目立たないのでパックを使わない時でも車体がスッキリ見えるのも良いですね。取り付けは小型化したTailfin X-Clampシステムを採用。クランプシステムが万一破損した場合でも、付属のコンプレッションストラップでカーゴケージ的な運用も可能だそうです。
長い旅の途中に壊れても、この隙間にベルトを通してなんとか使い続けられるわけですね。
バッグ本体は同社製ミニパニアとほぼ同様品と思われ、トップロールクロージャー式でバックパネルはセミリジッド。100%防水。素材は210Dハイパロンと210Dダイアモンド・リップストップ。耐荷重はマウントボス(アイレット)1個につき片側1.5kg(フォーク側の上限は別途要チェック)となっているため、3ボルトのマウントなら片側4.5kgまで対応することになります。
5L版は縦の長さが380mm・10L版は400mm。10L版なら、テントによっては縦にそのまま入れられそうなものが多いかもしれませんね。片側にテント、片側に寝具一式とか行けそうです。クッカーや食料、着替えを入れるのにも良さそうですね。使い勝手的にはミニなフロントパニアに近いフォークパック、という感じでしょうか(オルトリーブのグラベルパックが片側12.5L)。
既に発売開始されており、Tailfin公式サイトから購入できます(1個単位での販売)。
- 5L:重量387g(マウント込み)価格 ¥13,795
- 10L:重量467g(マウント込み)価格 ¥17,245
日本にも発送可能で、10Lなら送料無料になるようです。なお既存の同社製ミニパニア(5L・10L)をこのフォークパックシステムに対応させるコンバージョンキットも2024年2月に発売予定(同社サイトFAQより)。マウント単体の販売も予定はあるようです。
筆者も愛用しているオルトリーブ社のフォークパック(紹介記事)に対して、俺達ならこう作る、とぶつけてきた感じですね。私は4.1Lと5.8Lの両方を使っていてものすごく満足しているのですが、10Lくらいの容量のものもあったら便利だなぁと思います。Tailfinのこの10Lは魅力的。オルトリーブも刺激されて新作を出してくれると良いですね。