よみもの

グループライドで遅れる。みんなに追いついてもすぐに出発してしまう。あの現象はなんと呼ぶの?

CBN BlogはAmazonアソシエイトとして適格販売により紹介料を得て、良質なコンテンツの作成とサイト運営のために役立てています。当サイト内のリンク経由で Amazonにてお買い物 していただくと、大変助かります。ご支援ありがとうございます

グループライドに参加していたら、遅れてしまった。自分を待ってくれている休憩中の集団に頑張って追いついたと思ったら「よ〜し、じゃ行こ〜!」とすぐに出発してしまい、私には休憩時間がない…! という現象が世界各地で見られるようですが、あの現象には特定の呼称があるのでしょうか?

cyclists waiting

お〜来た来た!! Photo by Pavel Danilyuk

出典 I just learned what an “Italian pitstop” is and I’m so glad I finally have words for what is happening in my group.

海外掲示板で以前こんな投稿を見かけました(以下、抄訳です)。

知らない方のために書くと、これは「イタリアン・ピットストップ」と呼ばれています。グループライドでいちばん速いメンバーが止まって休憩を取って、いちばん遅いメンバーが到着するとすぐに出発するあれのことです。

新しいグループで走るようになってからこれを経験し、頭がおかしくなりそうです。笑える感じの話ですけれども。ある日のノー・ドロップ・ライド(=脱落者を出さないライド)で、登りのピークに辿り着くとグループが私を待っていました。ひいこらしながらウェアを1枚脱ぎはじめたら、みんなはすぐに出発してしまいました。私の腕は背中でウィンドブレーカーに引っかかったまま。すぐ追いかけるはめになりました。

ようやくグループをつかまえた時はもうボロボロで、みんなのように回復する時間をもらえませんでしたよ、と言いました。すると誰かが「ああそうだったね、イタリアン・ピットストップ(Italian pitstop)をやってすまなかった」と言ったのでした。

以上ですが、この現象を表す言葉をようやく知ったので、皆さんにシェアしたいと思いました。

寄せられたコメントを観察してみましょう。

  • それ、俺はずっと「ファックユー・ストップ(バカヤロー、止まれ)」と呼んでいた(571いいね)
  • 我がためのストップであり、汝のためではない(A stop for me, but not for thee.)(336いいね)
  • でも置いていかれなかったから、良かったね(80いいね)
  • 余分に運動することになったから、理屈の上では将来のライドでもっと速く走れるようになるわけさ(74いいね)
  • フレンチ・ストップという呼び方も聞いたことがあります。ただ、自分の嫌いなヨーロッパの国名を適当に入れる感じなのかなと思います(5いいね)
  • この用語はハイキングでも使われていますよ(5いいね)
  • ハイキングの場合は、いちばん遅い人が先頭を歩くべきです。すると全体の進行が速くなります(46いいね)
  • 「ドロップ・ライド」では「スクリューを回す(turning the screw)」と言います。ドラフティングで戻ってこられる程度にペダリングを抑えて、すぐ元のペースに戻す。最終的にあなたが諦めるまで(105いいね)
  • 多くのグループ・アドベンチャーで普通に見られる現象です。私はいつも「まだ準備できてない人はいますか?」と再出発前に聞くようにしています。私が心がけているのは、知らない人と一緒に走っているのなら、彼らのペースに合わせる。距離を伸ばしたり爆走したいなら、誰も待たなくていいように付いてこられるような人たちか友達と一緒に走ることです(111いいね)
  • (上の人に)私はハイキングでこれを問題に感じることがあります。グループの残りの人たちを待つために止まっていると、生み出してきた暖かさ(=体温)を失ってしまいます。ゆっくりでステディなペースにすると、楽しくなくなります。カーディオ系の運動は人それぞれですが、自分に近い(能力の)人を見つけるのは難しいです(16いいね)
  • (上の人に)スノーボーディングがいちばんひどいです。ゆっくり滑るのは超退屈です。ずーっと待っていると寒くなります。一緒に出かけているのはアスリートとは呼べない人たちなので、私達が年を取るにつれて毎年ひどくなっていきます(5いいね)
  • ランナーもこれをやります。激坂を登っていって、ほとんど死ぬのですが、回復のための30秒休憩をもう取り終えている、身体ができているグループメンバーが「よし、出発」と言うのです。少なくとも同じだけの回復時間をくれないのか、という感じで。頭にきます(179いいね)
  • よくあるロード乗りのグループの話だと思います、普通は数回一緒に乗ると克服できます。もしこれが続くなら、私ならもっと遅いグループを探します(30いいね)
  • 私の友達と私はそれを「キャタピラー効果(毛虫効果)」と呼んでいます(31いいね)
  • 水泳では”LIFO”と呼んでいます。Last in, first out.(最後の人が入ってきたら、最初の人が出る)(16いいね)

サイクリングに限らず、様々なグループ活動で見られる現象のようですね。しかしコメントを眺めていると、意地悪でこういう現象が起こっているわけではなく、待っていると身体が冷えてしまうのでつい反射的に再出発してしまうのだろうか、と思いました。

ちなみなぜ「イタリアン」なのかは不明ですが、上のコメントにもあるように欧米のハイキング・コミュニティでもこの表現が普通に使われているのを見たことがあります。

最後の人がグループに合流したら、その人をゆっくり休ませてから再出発する優しい世界… 人はそれを「ジャパニーズ・ピットストップ」と呼ぶ、みたいな日が来たら面白いですね。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

マスターをフォローする
CBN Blog
タイトルとURLをコピーしました