Shimano XTRペダルの偽造品の特徴について、海外掲示板で詳しく紹介されている投稿を見かけました。下のリンク先のスレッドで19枚ものキャプション付き写真を見ることができます。
出典 Counterfeit XTR pedals & how you can identify them
画像キャプションの英語をおおまかに翻訳してみました。
- パッケージ(箱)は非常によく似ている。偽造品の箱のXTRロゴはややマットなホワイトで、本物の箱のロゴはシャイニーなクロームロゴ
- 箱側面のペダルのドローイングの中のXTRのレタリングは、偽造品のほうが小さい
- ステッカーは偽造品のほうが数が多いが、それ以外に特段の違いはない
- 偽造品ペダル付属のクリートは青いプラスティック袋に入っていたが、正規品は透明な袋に入っていた
- 偽造品付属のクリートについては、スレ主さんによる記載はないが写真を見るとSHIMANOの刻印が本物に比べてスペーシングが広いようにも見える(※本記事筆者の感想)
- 取扱説明書は本物のほうが紙が薄めで、裏面などが透けて見える。偽造品の取扱説明書のほうが透過度が低い(偽造品には書類が2つ付属)
- 偽造品のXTRペダルは本物に比べてちょっとだけ大きく、ボディはツヤツヤしている。本物はマットブラック
- 偽造品XTRペダルのスピンドルはシャイニーだが(キラキラしている)、本物はよりマットな仕上げ
- 本物の重量は片側実測155.6g(スレ主さんの個体)、偽造品は159.3gとかなり近い
- スピンドルを本体にホールドするボルトは、本物で約15mm、偽造品では約16mm
- スターボルト2つの距離は、本物では約17.5mm、偽物で18.23mm
- ペダルの最も厚い部分は本物で29mm強、偽造品では32mm強
スレ主さんは今年3月、eBayでXTRペダルを2セット購入したのだそうです。通常180ドルくらいのものが105ドルくらいで買えたとのこと。
しかし使用開始直後、ベアリングが非常に固いのが気になり、やがてほとんど回らなくなった。シマノに製品保証の件で連絡したところ、偽造品であることが判明した。地元のショップに行って本物のXTRペダルをあらためて購入し、偽造品との違いを写真に取り、寸法を測定した… (ソース元の写真ではすべて本物が右側、偽造品が左側に揃えられています)
という経緯だったそうです。また、御本人曰く、実物を並べて比較すると違いはわかるが、実際はかなりよくできた偽造品という印象であり、もしベアリングの不調がなければそれと気付かなかったかもしれない、とも語っています。
全体的に寸法が大きめのようですが、外観でハッキリわかるのはボディとスピンドルの塗装・テクスチャーがマット仕上げかどうか、というところかなと思いました。大変ありがたい情報ですね。