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輪行はいつからできる?【県またぎ移動】

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本日はオリジナルの自転車ミームを紹介します。お題は「自粛期間中のサイクリストの脳」。ここ3〜4ヵ月くらい、私の脳の活性状況は大体こんな感じでした。

自粛期間中のサイクリストの脳

脳の活性化最終ステージが待ち遠しい

最近になってようやく「ポタリング以上の普通のサイクリング」ができるようになってきました。たとえばロードバイクでサイクリングロードを50kmや100km乗って戻ってくるとか、そういうライド(勿論人口密度が多いころではマスクなど必須です)。

だがしかし! 輪行! 輪行が足りない!

はやく輪行したい!!

輪行はいつからできる?

昨今のサイクリストはなかなか厳しい状況に置かれています。

というのも、輪行して遠くに乗りに行きたくても、各自治体から「○月○日から輪行してもOK!」というような明確な許可は出ていませんし、恐らくこれからも出ないものと思われるからです。

新幹線に乗って信州の山に、船に乗って伊豆七島に、飛行機に乗って北海道に、という自転車旅が恋しくて仕方ないのですが、一体いつになったら行けるのか。あるいはどんな状況なら行っても良いのか。あるいはどんな状況なら行くべきではないのか。その判断はなかなか難しいものがあります。

利島(東京都・伊豆七島)

利島(東京都・伊豆七島)

私は東京在住なのですが、この記事を書いている6月5日現在では「県をまたいでやってこないで欲しい」という県が全国にたくさんあります。大体6月18日まではそういうのはやめてくれ、という感じです。

なら6月19日になったら大手を振って堂々と、そして誰にも迷惑がられることなく電車やフェリーでの輪行が可能になるのかというと、勿論、原則的には可能になるのだろうとは思いますが、人としてどうなのかというのはまた別の問題なわけです。

例えば離島に遊びに行くとしても、そういう島にはまず大病院はありません。東京の伊豆七島などの場合、通常時でも重病人はヘリコプターで都内に搬送するようなシステムです。それに住民の方の平均年齢も非常に高い。

万一自分が無症状感染者で、そんな土地で病気を広めてしまったらどうしよう、という怖さはあります。

昔と同じ輪行や自転車旅行はもう戻ってこない

そうなると6月18日以降とか、7月以降とか、いや8月以降だ、といった議論はほとんど意味がなくなります。

なるべく早く精度の良い抗体検査を誰でも受けられるようになって、それで陰性が確認できたら少しは安心して移動できるかもしれませんが、そういう仕組みができるとしてもまだ数ヶ月はかかるのではないでしょうか(もっといいのはワクチンですが、一般人が接種できるまで1年くらいはかかりそうです)。

一体いつになったら輪行はOKなのだろう?

と悩んでいるサイクリストは非常に多いと思います。

が、「〜になったら、あるいは○月○日以降は気兼ねなく輪行できる」というわかりやすい基準が与えられる日は、もう来ないのではないでしょうか。

観光地側も、観光客側もいわゆる「ウィズ・コロナ」という状況下で生きていく、という覚悟ができたら、観光地の経済活動を維持するためにも、あとはもう細心の注意を払って輪行・旅行していくしかありません。

慣れるまではきっと「めんどくさい」と感じることが多くなると思います。が、これから永遠に輪行や旅行することを後ろめたく感じる必要もないでしょう。正解はたぶんそこにはないと思います。

心情的な話ではなく、技術的な話(感染リスクを減らすための具体的なノウハウ)にフォーカスして行く必要があるのではないでしょうか。

自転車雑誌がこういう特集をしてくれたら個人的には嬉しいです。「新時代の輪行・自転車旅行マナーと心得」みたいな感じの内容、どうでしょう!?

ホテルや民宿、食事処などの観光業の方々の意見や要望も是非知りたいところです

サイクリストの新しい日常を確立する

かつてと同じ日常に戻るのではなく、新しい日常を構築する必要がある、と言われます。

輪行に限らず、サイクリストもこれまでとは違う乗り方、振る舞い方、マインドを確立していく必要があるのは間違いありません。

そして、それはみんなが一朝一夕に一斉に完璧に達成できるようなものではないはずなので、少しずつ試行錯誤しながらの取り組みになって行くのでしょう。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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