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Rene Herse Cyclesがメカニカルリアディレイラーとダウンチューブシフター「Nivex」を発表

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ランドナー愛好家やAUDAX系サイクリストに人気のタイヤ・パーツを手掛けるRene Herse Cycles(米・シアトル)がメカニカルリアディレイラーとダウンチューブシフターの「Nivex」を発表し話題になっています。12スピードまで対応可能な超軽量製品で、4年以上かけて開発。Paris-Brest-Paris, Oregon Outback, Unbound XLなどでも実戦投入済みとのことです。

公式 Nivex Derailleurs Are Here! – Rene Herse Cycles

チェーンステー下に取り付け・アウター不要

リアディレイラーは176gで、一般的なディレイラーハンガーには取り付けできず、スチールフレームのチェーンステーに専用の台座(付属)を溶接する必要があります。この専用台座に取り付けることにより、ダウンチューブシフターとの間はアウターケーブルが不要になります。またバイクを横倒しにした時にディレイラーが地面と接触しないそうです。ハンガー曲がりとも無縁。

Rene Herse Cycles Nivex

© renehersecycles.com

9〜11スピード(12-28〜11-30に最適化)、6〜8スピード(13-26〜11-30に最適化)の2タイプが用意されます(※9〜11モデルは実際には12スピードにも対応)。最大キャパシティは35T・最大コグ30T。販売価格は$729。本記事時点のレートで大体10万円。製造はシアトル及び台湾。

レバーは12スピード・インデックスタイプも登場予定

専用シフターはモジュラー式で、まずはシマノ11スピード・カセットに対応したインデックスタイプが発売されました(本記事時点では売り切れ中)。今後は7, 8, 10, 12スピード用インデックスタイプとフリクションタイプも出るとのこと。価格は$249(3.5万円ほど)。製造は台湾。

Rene Herse Cycles Nivex

© renehersecycles.com

インデクシングは大部分のシフターよりも「柔らかい」とされています(Nivexディレイラーにはリターンスプリングがないため、ノッチは非常に強力なものでなくても良いのだとか)。なおこのシフターは一般的なWレバー台座に装着可能です。またこれにマッチする左用レバー(他社製FD変速用)も現在開発中。

両方揃えるとパーツだけで13.5万円。これに加えて専用台座の溶接費用がかかるでしょうから、初期投資はやや大きめですね。非常に軽量であるだけでなく、メンテナンス性の高いシステムになっているそうです(ディレイラーもシフターも完全に分解整備が可能)。新しいスチールフレームのオーダーを検討されている方は、台座も一緒にお願いしておきたくなりますね。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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