サイクリストが経験するクラッシュ・落車・転倒にはどんなものがあるでしょうか? またそれらはどのように回避できるでしょうか? というスレッドを海外掲示板で見かけました。サイクリング初心者の方も経験豊富な方も、この機会に一度「危なそうな物事や行為」をイメージして、今後の安全運転に活かしてみてはいかがでしょうか。
出典 What are the most common crashes / falls for cyclists, and how can we avoid them?
以下、スレッドに寄せられていた落車・転倒の様々な原因やパターンです。
- ポットホール(陥没穴)
- ホイールがぴったりはまってしまいそうな溝や轍
- 突風(特に手がハンドルから離れている時の)
- 路上の金属物(マンホールカバー等)
- 濡れた道路上のペイント
- ビンディングを外すのを忘れる
- 下りでコーナリング中、ゆるいグラベルや砂に乗り上げる
- メカトラブル(タイヤの破裂・チェーンやペダルの破損等)
- 片手または手放し走行中に凸部に乗り上げる
- ウェアがチェーンに巻き込まれる(シューズの紐が巻き込まれる事例あり)
- 悪いブレーキング(オーバーブレーキングやスキッドの結果、フロントホイールがロックしてハンドルの向こうに投げ出される)
- コーナリング中にペダルが路面をヒットする
- すべすべした氷の上を通過する
- 濡れた木(橋)やセメント、塗装された表面でコーナリングを試みる
- 秋、濡れた落ち葉の上でのコーナリングやブレーキング
- 険しすぎる斜度の坂を重すぎるギアで登ろうとして失速する
- 予測不能な動きをする歩行者、子どもや犬などの近くで用心せずに乗る
- ビンディングを外した足とは反対側にうっかり傾いてしまい、ビンディングが外れていない足のほうに倒れる
- ビンディングをはめるのに失敗し、加速中に足がペダルから激しく滑ったとき
- 荷物が回転するパーツに入りこんでしまったとき
- 荷物(または乗員)の重心が激しく移動した時
- 大きい凸部にヒットしたとき
- フロントホイールが先行者のリアホイールに接触した時(overlapping wheels, half wheeling)
- 野生動物・犬に追いかけられたとき(ペダリングを止めると興味を失ってくれる場合があるとのこと)
- 対向車のドライバーの目に朝日や夕日が当たるとき(ライダーが曲がるのが見えなくなる)
- 縁石に近すぎるところを走っていてその縁石が急に高くなりペダルに接触するとき
- カーゴバイクに乗っていて2本のボラード(杭)間の間隔を見誤ったとき
- 下りの終わりで門やバリアなどにぶつかる
- グラベルやゆるい岩の表面の上でのスローUターン
- 路面が濡れている時のコーナリング中のブレーキング
- 愚か者が目の前に現れたとき(レース)
- 路面が何らかの油で濡れているとき
- 路面のタイプが変化する時(舗装路からライトグラベルへ、厚いグラベルヘ等)にスピードが出すぎているとき
- 濡れた線路、または濡れた鉄製のものすべて
- スマホやボトルを落として取ろうとしたとき
- サイコンのデータに気を取られすぎているとき
これらを大きいカテゴリーに分類すると、
- 外的要因(路面の状態、道路上の異物や異変、クルマや野生動物など)
- 内的要因(ビンディング関連の動作ミス、不注意、操縦ミス)
- 上のふたつの合せ技(濡れた路上のペイントや落ち葉、マンホールや線路の上でコーナリングやブレーキングする等々)
の3つに分けられるのかなと思いました。
私自身は「河川敷の堤防などに至る激坂を登ろうとして(登れると思った)突進していったら、いちばん軽いギアでも全然足りなくて失速して倒れてしまった」ことを思い出してしまいました(判断ミス)。
あと積極的に自転車旅行をするようになってからは、パニアバッグが杭にヒットしたり(車幅間隔の狂い)、荷崩れでバランスを失うことがたまにあるので気をつけたいところです。
それと、転倒するまでには至っていないのですがこの季節(5〜6月)、本当に危ないと思わされるのが、毛虫です。道路の上を横切っていくやつ(一体なぜあんな運試しのような危ないことをするのがまったく理解できない)。それを轢かないように思わずハンドルを切ってしまうので、転びそうになって怖いです(カタツムリなどもそう)。
ここで挙げられていないこんな原因で転倒することもある、というものがありましたら、是非教えて下さいね。