シートポスト製品レビュー

DJCのドロッパーシートポストに手を出してみた【レバー式・1万円未満で入門用としてはアリか】

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DJCドロッパーシートポストの超ハンズオンレビュー(「ちょっとだけ使ってみた」レベルの内容)です。最近筆者が購入したばかりのTern Crest(関連記事一覧)という小径車で遊んでみようと思い、サイズ27.2mm径のものを選びました。トラベル量は100mmになります(27.2mm径のシートポストではトラベル量100mm超えの製品はかなり少なくらしく、ごく一般的な仕様)。

筆者購入時の価格は¥9,550でした。サイズは他にも28.6mm/30.4mm/30.9mm/31.6mmなどが選べます。廉価なドロッパーポストとしては利用者が多いようなのでこれを選んでみました。

レバーを上下させることでシートの上げ下げができるタイプです(オフィスによくある油圧式チェアを想像してください。ああいう感じです)。ドロッパーシートポストとはどんなものか、配線要らずで気軽に試せるのはいいですね。ヤグラの刻みは十分にあり、サドルの角度調整も問題なく行えるタイプでした。全体的に質感は悪くなく、合格品質という手触りです。

重さは実測で685gでした(ヤグラ含む)。Amazon商品ページでの公称値は650gとなっているので、やや重めの実測値。ヤグラを外したら606gだったので、本来はヤグラ込みで650gを目指している製品なのでしょう。

ちなみにこのDJCドロッパーシートポストを装着するTern Crestの純正シートポストを計ってみたところ、実測で273g。交換後は412gの重量増となります。

DJCのこのドロッパーシートポスト、Amazonの商品説明欄によると油圧式であり、底部のこのボルト穴を回すことによって動きの固さを調整できるとあります。しかしこの製品を分解したことがあるという方のレビューを読むと、これはエア式でこのボルトを回しても固さは調整できないとのことです。筆者は手持ちの4mmアーレンキーでここを回そうとしてみましたが、入りそうで入らないサイズなので、分解はできていません。そのためスペックの真相は不明です。

白い線はミニマムインサートを示しています。最低でも10cm入れる必要があります。

Tern Crest(460mmの小さいサイズ)では下の写真の位置より下まで差し込むことはできません。ボトルケージのダボ穴にひっかかるからです。ダボ穴にボルトが入っていない場合でも、これ以上は下に行きません。このバイクの場合、シートクランプ上端からサドルのクランプレールまでの距離は最短7〜8cmといったところです。

サドルに体重をかけた状態でレバーを引くと、サドルが下がる。体重をかけないでレバーを引くと、上がる。そういう仕組みです。しかしシートポストの動きは、特に使用開始直後がそうだったのですが、比較的「渋い」感じで、やや引っかかりがあるというか、スムーズな動きではありませんでした(正直少しだけガッカリした)。しかし使用を繰り返しているうちに、動きは少しスムーズになってきました。「慣らし」が必要なタイプの製品なのかもしれません。

動きがスムーズになってきたとは言え、レバー操作ということもあり、ライド中に「狙った高さ」にピンポイントで持ってくるのは簡単ではなく、下がりすぎたサドルをまた少し上げて、また戻して…といった微調整を繰り返す必要があります。ライドのペース・ペダリングのペースを乱さずにサドル高をスムーズに変更したいのであれば、レバー式という選択はないのかもしれない、と思いました(ポタリングならあまり不満は出ないかもしれませんけれども)。

私がこのTern Crestで楽しんでいるようなカジュアルライドで使う分には、おもしろいおもちゃだなと感じています。Amazonのレビューを読むと、1年くらいで壊れたという人・数カ月の使用で異音が出るようになったという人が散見されるので、耐久性はそれほどないのかもしれませんが(それは事前に承知した上で購入しました)、ドロッパーポストとはどんなものなのかをお手軽に体験できるという意味では、この製品はアリではないかと思います。

商品説明に謎があったり(油圧なのかエアなのか・硬度調整は本当にできるのかどうか等)、動作感もスムーズではないのですが、長い長い下り坂に差し掛かったらサドルをめいっぱい底まで下げて頭を低くして下り、その勢いで登り返しをペダリングなしで登りきったり、激坂でちょっとだけサドルを上げて脚のテコを効かせたり(この「ちょっとだけ」が本製品では難しかったりするのですが)、ロングライドでサドル位置を微妙に換えてみたいといった時は(その「微妙に」が本製品では難しかったりするのですが)、クイックリリース式のシートクランプよりはだいぶ便利です。

使っていて楽しいものではあるので、パイパフォーマンス製品としてではなく、これは楽しいおもちゃ・ガジェットであると割り切って導入するのであれば悪くないものではないかと思います。

▼ いずれレバー式のより高級な製品を試してみたいとも思うようになりました。動きが本当にスムーズなら私の場合はレバー式でも満足できそうです。レースやオフロードでハンドルから手を離したくない場合はリモート一択なんだろうなぁと思いました。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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