nadokazuです。
最低だ、俺って。
というわけで、今回の駄文はこちら!
尻尾を振る!全力で!!
2026年1月、横浜のとある狭小集合住宅の一室にiGPSPORTさんから再び宅配便が届きました。箱を開けると、そこに入っていたのは「iGPSPORT BiNavi Air」。2026年1月17日に国内販売が発表された、発売ホヤホヤの最新型サイクルコンピュータになります。
これはつまり、新年早々「今年も靴を舐めろ!」と言われた、ということです(言われてない)。
舐めるさ! いくらでもなっ!!
そこで本稿ではいつものように「iGPSPORT BiNavi Air」について、好きなことを好き勝手に書いていこうと思います。
iGPSPORT BiNavi Airって、どんなモデル?
iGPSPORTのサイクルコンピュータは、フラッグシップモデルの「iGS800」(※個人の見解です)を筆頭に、そのブラッシュアップ版である「BiNavi(無印)」、そしてミドルグレードモデルの「iGS630S」という並びになっています。
「BiNavi Air」は、「BiNavi(無印)」と「iGS630S」の中間に位置するモデル。「BiNavi(無印)」とは画面解像度やバッテリー容量で差を付けられていますが、そのぶんスリムで軽量コンパクト。それでいて、ほぼ遜色ない機能性を持っています。
箱を開けると本体のほかにストラップとマウント、それと液晶保護フィルムが同梱されています。そういえばiGS800やBiNaviにはシリコンカバーが付属していましたが、Airには付いてないですね。
iGPSPORT BiNavi Air、使ってみてどうだった?
BiNavi AirとBiNavi(無印)の2台を並べて120kmほど走行しましたが、「BiNavi(無印)の廉価版」という印象はあまり受けませんでした。
そりゃあ本体サイズが小さくなっている分だけ画面解像度は低下しています(320×480 → 240×400)し、公称稼働時間も減少(35時間以上 → 30時間以上)。スペックでBiNavi(無印)に勝てているのは、軽いことぐらい?(価格が違うだろ!というツッコミ不可)
とはいうものの、挙動にもモタつきや引っかかりはなし。データフィールドのセグメント数も同等の最大12セグメントで、ステータスバーの常時表示もOK。上位モデルのBiNavi(無印)と同じだけの情報量が、BiNavi Airの画面にも表示可能です。
気になったのは画面表示に使われている数字が横幅が広めのフォント(ChatGPTにもGrokにもCopilotにもフォント名が判別できませんでした)に変更されたことで、画面の印象が既存モデルとかなり変わっている点。これは好き嫌いが出やすいかも。
個人的にはこっちの書体も悪くないと思っていますが、ギアの段数を表示させたときに文字サイズが小さくなってしまっているのと、マップに表示されたウェイポイントまでの距離が異様に大きくなってる点だけは明らかにマイナス。
それとカラーバーやマップなどの背景色と、文字のコントラストが不足気味に感じることが割とありました。
キャプチャー画像をコントラストチェッカーで計測すると合格値なのですが、屋外走行時は太陽光が当たりまくる環境下でアイウェア越し。バックライトの輝度だって、最大値にはしていないことの方が多いでしょう。そうなると、パッと見で数値を判別しづらいケースが増えます。
「おめーが老眼だから見えにくいだけだろ!」という理由かもですが、もう少し視認性を上げられるよう配色をチューニングして欲しいところです。
でもまぁ、モニョったのはその程度。こうした些細なネガよりも、最新のファームウェアによる機能アップが深く深くツボに刺さりました。
上位モデルを下剋上する、最新ファームウェアの新機能!
iGPSPORTのサイクルコンピュータを使っていて常々感じるのは「ファームウェアアップデートが頻繁で、それによる機能アップも多々ある」ということ。たとえばiGS800やBiNavi(無印)は、「地図画面+2セグメントの走行情報表示」だったのが「地図画面+6セグメントの走行情報表示」に大幅なアップデートがされています。
▼ 参考記事

このアップデートで、自分は地図を表示する画面と走行情報の画面を切り替える必要がなくなりました。もはや別物の使い心地。ファームウェアでここまで変わるものなんだ!というのは、iGPSPORTのサイクルコンピュータを使っていると本当に実感します。
「BiNavi Air」には、そんなフラッグシップモデルの「iGS800」や「BiNavi(無印)」よりも世代が新しい、最新版のファームウェアが搭載されています。ソフトウェア的には、完全に下剋上しちゃってるのが執筆時点での現状です。
見た目の変化で印象的なのは、よりグラフィカルでリッチになった走行情報。たとえば勾配表示は、数値の背景にバーが表示されて斜度に応じて角度や色が変わります。
坂嫌いにとっては、絶望が加速するだけdeathよ!とはいえ斜度の変化をチラ見で把握できたりするので、シビアな登坂をされている方にもメリットが大きいのでは。
またサイクルコンピュータからライトの設定を行う「バイクライトスマート接続」というメニューの名称が、「iGPLink」に改称されています。これはライトだけでなく、iGPSPORTの「VeRunスポーツウォッチ(日本ではまだ買えない)」などのさまざまな機器と連携していくようになるからでしょう。多分。
さらにBiNavi Airでは「グループライド時に、仲間の現在位置をリアルタイム表示する」ことが可能。ただし!スマートフォンアプリ経由で各自の端末と通信して位置情報を反映するこの便利機能は、日本ではまだ未対応。今後のアップデートに、期待が高まります。
ほかにもBiNavi Air同士(AirとAirの間)でセグメントやルート情報のBluetooth通信による転送が可能になっていたりと、リア充自転車乗りの皆様にぶっ刺さる機能アップが行われています。
そして個人的に「おお!」と声が出そうになったのが、データセグメントとしてナビゲーション関連の情報が選択できるようになったこと。最小で縦2セグメントのコンパクトな地図や、進路変更情報が通常画面のデータフィールドに表示可能。
走り方のスタイルに応じて、より最適化された画面表示ができるようになっています。
新ファームの追加機能はいろいろありますが、その中でも個人的にイチオシなのが「曲がり角の案内」。
これはナビゲーションデータを元に、次の進路変更ポイントまでの距離と進路変更方向の矢印が表示され続けるというもの。進路変更ポイントが近づくと背景のカラーバーが短くなっていったり、矢印は進路変更の方向だけでなく角度も反映していたり(例:鋭角に曲がるところは鋭角に曲がった矢印になる)と細かな芸当も満載です。
次に曲がる場所までの距離と進路変更の方向が常に表示されているのは、実際に使ってみると想像以上にありがたかったです。ミスコースの危険性を限りなくゼロに近づけられるのでは? と、ものすごく期待しています(ナビを表示させながら走っていたのに、ミスコースして20km余計に走った経験者談)。
ちなみにこのデータフィールドは「ナビゲーション」ではなく、「グラフ」を掘ったところから設定します。これ豆な!
そして!
この「曲がり角の案内」を表示させていると、進路変更のアラートがマップ上には表示されなくなります。「進路方向のマップがアラートで隠れてしまって、どこで曲がるのかわからなくなる」という事態が、これで発生しなくなります。…最高かよ!
じゃあ、どこに表示されるの? というと「曲がり角の案内」を表示させているときは、走行情報のエリアにオーバーレイして表示されるようになります。
このアラート表示は「進路変更地点までの残り距離」で発報するのではなく、走行速度をもとに「約30秒後に進路変更地点に到達する」というタイミングを算出して発報する仕掛けだそうです。アラートの発報ひとつに、こんなインテリジェントな制御を実装しちゃう開発陣のこだわり! 「曲がり角の案内」があれば、進路変更アラートいらなくない? とか思ってサーセンっしたー!!
え!!サイクルコンピュータだけでバーチャルライドを!?
スマートトレーナーでトレーニングやバーチャルライドをしようと思うと、ふつうはパソコンやタブレット、スマートフォンが必要。あんたもプロならわかるだろ。とか言われてしまうところなのですが、BiNavi Airはスマートトレーナーと連動した機能も充実しています。
パソコンやタブレット、スマートフォンなしでもスマートトレーナーの負荷制御が出来らぁっ!
BiNavi Airとスマートトレーナーで、いっしょにとれーにんぐ!
BiNavi Airのダッシュボード画面をスワイプして「室内」に移動すると、「トレーニング」と「バーチャルライド」のメニューがあります。
「トレーニング」をタップするとメニューが一覧表示され(トレーニングデータはスマートフォンアプリから事前に転送しておきます)、目的に応じたトレーニングメニューを選択可能です。
BiNavi Airからスマートトレーナーの負荷が制御されて、ZWIFTのERGモード使用時と同様のワークアウト体験ができました。負荷が変わる前のカウントダウンもあったりして、大きな差異はバーチャル走行している画面の有無ぐらい。
トレーニングガチ勢の方なら、走行画面なんか不要ですよね?(偏見)サイコンだけでワークアウト可能というのは、結構なアドバンテージになるのでは。
BiNavi Airとスマートトレーナーで、バーチャルライド!
「バーチャルライド」のメニューからは、「ルートシミュレーション」と「レースモード」が選択できます。「ルートシミュレーション」には、ラルプ・デュエズやモン・ヴァントゥなど錚々たる山岳コースばかりがラインナップされていて泣きそう。
試しにアルプを走ってみましたが、ちゃんと斜度に応じて負荷が変わります。…が、10%超えの連続に脚の筋繊維はサクッと崩壊。最初のコーナーを曲がったあたりで、早々に力尽きました。きっつー!!
BiNavi Airとスマートトレーナーで、過去の自分とバーチャルレース!
「レースモード」のほうを選ぶと、過去の走行ログをもとに自分自身とバーチャルレースをすることが可能です。これは、なかなか面白い発想!
とはいえ現行のファームウェアバージョンだと走行時に停車していた挙動も反映されてしまうので、信号ストップがないスマートトレーナー側が圧倒的に有利。
また早送り/巻き戻しの機能がなく、レースが開始できるのは走行ログのスタート地点だけに限られます。ヒルクライム勝負がしたい!と思っても、スタート地点からヒルクライムの開始地点まで延々走り続ける必要がある…と、使い勝手はブラッシュアップの余地ありまくり。
速度が0km/hになってる部分を自動でスキップしてくれたり、任意の区間だけ勝負できるようにするなどの機能アップが欲しいところです。
ちなみにiGPSPORTの中の方によると、BiNavi Airの最新ファームウェアで追加されているこうした新機能は「BiNaviやiGS800にも今後ファームウェアアップデートで順次展開予定」とのこと。
つまりiGS800が、最強の座に返り咲く日も近い! iGPSPORT開発陣…信じてるぞ…!
BiNavi Airのハードウェア仕様について
自転車雑誌のサイトなどでBiNavi Airを紹介する記事を見ていると、BiNavi(無印)と比較されているケースが多い感じ。ですが自分はBiNavi Airのハードウェア仕様は、どちらかというと「iGS630Sのアップデート版」という印象を受けました。
「iGS630S」との比較ではバッテリー容量こそ1,700mAhから1,020mAhと減少していますが、ボタン操作からタッチパネル操作へ大幅な進化を遂げています。
画面解像度は240×400と同等を維持しつつ、スクリーンサイズは2.8インチから3.0インチに拡大。内蔵メモリの容量も、16GBから32GBに倍増されています。画面に表示できるセグメント数も、10セグメントから12セグメントに増加。
本体重量は100gから77gへと大幅に削減されて、その差は実に23g。元の重量に対して23%の軽量化で、iGS630S比だと77%(約4分の3)。人間だったら同一人物に見えなくなるレベルの、猛烈なダイエットに成功しています。
ロードバイク軽量化界隈では、1gのために一人の渋沢栄一が旅立っていくと言われています。つまり「BiNavi Air」は、その存在自体が23渋沢の価値を持つのです(※根拠はありません)。
ほかにもBiNavi Airは気圧センサー用の通気孔の位置を最適化するなどの、地道なバージョンアップが行われています。この辺りの開発のスピード感は、本当に凄いっすねぇ。
まとめ:「BiNavi(無印)」と「BiNavi Air」どっちにする?
ハードウェアスペック的には、やっぱりiGS800がつよつよ最強。画面解像度も低いから、あからさまに見劣りするんだろうなー、という先入観バリバリで使い始めたBiNavi Air。
ですが実際に使ってみると、ふつうに高解像度ディスプレイを積んだ高機能サイコンでした。「iGS800」「BiNavi(無印)」と「BiNavi Air」を並べてみると、むしろ「BiNavi Air」のスタイリッシュな見た目の良さが際立ちます。
まさに「Air」のサブネームにふさわしい、スリムでスマートな高機能サイクルコンピュータとして仕上げられた1台だと言えるのではないでしょうか。
フォントの変更によって画面の見栄えがイマイチになっている部分があって、そこは個人的に割とネガティブポイント。なのですが、それを差し引いても「iGS800とBiNavi(無印)のファームアップまではBiNavi Airをメインで使おう!」と思えてしまいます。最新ファームによる新機能は、それほどまでに魅力的です。
平成ライダーがカードやアイテムで新技や新フォームを難なく会得しちゃうように、上位モデルを最新ファームの力で下剋上してくるBiNavi Air。
昭和ライダーは過酷な特訓(例:クレーンにぶら下げた鉄球を受け止める)の末、ようやく新必殺技を身につけていたというのに!ズルいぞ! という老害感情が湧き上がりますが、私はもう「曲がり角の案内」機能なしでは走れません。
「iGPSPORTで、いちばんイイやつ欲しい!」というのであれば、「iGS800のファームアップを待つ」のが現時点での最適解。でも「最新機能を今すぐ使いたい!」とか「コスパ優先で!」という物欲の方向なら、「BiNavi Air」はとても魅力的な選択肢。
スマートライト製品群との連携にもキッチリ対応していますし、フラッグシップ機と比較しても十分にメインを張れる1台です。
おまけ
BiNavi Airが到着して数日後、我が家にもうひとつ「Air」が到着しました。
えーっと、これは半導体価格の高騰を見据えた先行投資であり、決して衝動買いなどではな(原稿はここで途切れている)

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