今日は自転車業界の超ミニネタ記事です。海外掲示板のグラベルバイク・バイクパッキングコミュニティに「台北サイクルショーで多数の32インチフレームやホイール、タイヤ、関連パーツが展示されていた」という報告が投稿され、議論が交わされていました。

image from taipeicycle.com
スレ主さんによると「32インチは『来ている』。あなたは32インチ時代に向けて心の準備はできているか?それとも29インチが限界だろうか?」。これらのスレッドを観察してみましょう。
出典 32 Inch Wheels are Coming.
出典 32 Inch Wheels are Coming.
以下、目立ったコメントの抄訳です。
- 自転車とタイヤのメーカーは君にまだお金が残っていると考えて、それが欲しくなったんだな(31いいね)
- これ大嫌い(15いいね)
- 業界は「次のビッグなもの」として32インチを強くプッシュするだろう、その後に新しい30.5サイズを「スイートスポット」な妥協点として数年間導入して、最終的には32インチが全製品で当たり前になる。そしてその10年後には35erがサイクリングにおける次のビッグなイノベーションになる…(13いいね)
- (上の人に)35erのポジティブな面は、もうスタンドオーバーハイトのクリアランスが不要になることだ。だって6フィート(=182.88cm)以下の人向けの製品がそもそも用意されないだろうから。代わりにハシゴが要るだろうけど(3いいね)
- 自分には700cが限界。正直、650bのほうがフィットがいい。この32インチとかいうガラクタは買わないし、700cに取って代わる標準には絶対にならないことを祈る。最近は650bのリム・タイヤ・ホイールを探すのも大変なんだから(11いいね)
- 私は27.5″ (650B)ホイールが気に入っています。大部分の人はグラベルバイクでそれほどの転がりは必要としません。650Bはいい感じの大きいタイヤを使えて、私のは47mmですが、妙な感じに爪先が当たることもないし、大きいホイールを入れるために長いチェーンステイにしたりとかジオメトリをいじる必要がないです。それに650×47は700×28と同じ直径ですから、(700×28を付けた)ロードホイールと入れ替えればペダルとのクリアランスが同じ、直径も同じホイールになるんです(7いいね)
- 700cを使い続けるかな、これより大きいのを使う必要がない(6いいね)
- ジオメトリのチューニングがちゃんとできるなら、32は背の高いライダーにはかなり理にかなったものになるよ。俺はこの流れに乗りたい。身長189cmでXLサイズでもかなり窮屈な思いをしているライダーです(2いいね)
- いいや、32はでかすぎるよ。30.5がちょうどいいんだ。両方の世界のいいとこ取りだ(1いいね)
- ホイールサイズはフレームにマッチしないといけない。このサイズは巨人向けのジオメトリでしか意味がないよ。6フィート(=182.88cm)以下の人に32インチは必要ない(17いいね)
「32インチが登場したら、移行期の妥協案として30.5インチが登場して、しばらくするとやっぱり32インチが最高ということになって30.5インチがゆっくりと消滅する」というコメントは、29erと27.5の関係のようになる、という、少し皮肉交じりの予測で面白いですね。
いま(2026年4月時点)平均身長が高い国はどこだろう、とふと思って検索してみたら、World Population Reviewというサイトでは次のような結果が出ていました。
- オランダ:183.78 cm
- モンテネグロ:183.30 cm
- エストニア:182.79 cm
- ボスニア・ヘルツェゴビナ:182.47 cm
- アイスランド:182.10 cm
面白いことにこれらの平均身長は、スレッドで何度か言及されている「6フィート」前後なんですよね。この身長の方々にとって32インチはたぶん「ちょうどいい」ものになりそうですが、29er/700cに代わって32インチが主流になっている未来は、個人的には見えてきません。
32インチはニッチな製品としては確実に増えてきているようですが、最終的には現在の650b的な、マイノリティな立ち位置に落ち着きそうな気がします。皆さんはどう思われますか。
▼ 現在Amazonで大型セール開催中です。よろしければこちらの記事も是非覗いてみてくださいね




