Salzmann スポークリフレクターを試す

Salzmann(ザルツマン)のスポークリフレクターを使ってみたのでご紹介します。スポークにパチン、パチンとはめこんで簡単に使えるリフレクターです。

Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター

既にCBNにくろみつさんによるレビューがあるのであわせてお読みいただけると幸いです。

cbn Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター

3M スコッチライト反射素材を使用

amazonでの商品名が「Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター – 36個パック」と長いのですが、その名の通り3Mの反射素材スコッチライトが使用されています。

スコッチライトとは?

スコッチライト™ 反射材製品は、入射光を光源の方向にまっすぐ戻す「再帰反射」を実現した高視認性機能材です。

車のヘッドライトなどの光を効率的に反射し、夜でも明るく輝いて見えるすぐれた特性を備えています。

3M│スコッチライト™ 反射材製品│セーフティ

Salzmann(ザルツマン)というメーカー名と箱のドイツ語を見るにドイツの会社かなと思ったのですが、公式サイトを見ると現在の連絡先オフィスはイギリスになっています。このあたりの事情は謎です。

Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター

シュパイフェン・レフレクトーレン… 舌噛みそう

説明がドイツ語からはじまるので元はやはりドイツ語圏の会社なのでしょう。製造はもちろん中国。工場は浙江省の寧波市。上海の真下、台北の真上、という感じの場所です。

Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター

1箱36本入り。自転車2台分は余裕

Salzmannのこのスポークリフレクター、1箱に36本入っています。お値段¥1,290。写真下の断面を見るとかなり複雑な溝切りがされているのがわかりますが、「入れたら抜けにくい」仕組みになっているのは確かです。

Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター

後述しますが、個人的な見解としてこれ1箱で少なくとも自転車2台分のホイールをまかなえると考えています。32本スポークのホイールでも1本1本ぜんぶにこれを取り付ける必要はありません。

Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター

1本あたりの重量

重量ですが、最小表示1gのタニタのキッチンスケールで計ると1gだったり2gだったりします。

Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター

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より正確な重量についてはくろみつさんのCBNレビューが参考になります。

重量的には…全体から箱の重さを引いて…36本で割って…

1本あたり1.55gですね。

くろみつさんはまず箱ごと全体を計って(66g)、そこから箱の重さ(10g)を引き、残った56gを36で割って1.55gを算出。おお、この手があったか(笑)

どこに何本付ける?

このスポークリフレクター、どこに何本付けるのが効果的なのでしょうか。

Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター

くろみつさんによると

フロント16本リアにも16本嵌めてみたのですが、もう少し本数減らしてもいいかもです。

とのことです。1ホイールに16本ということは、片面に8本づつということだと思います。この場合、16本で24.8gですから、32本(ホイール前後分)で49.6gの重量増になります。

しかし個人的にはその半分の1ホイール8本でも十分だと思いました。この場合はぜんぶで約25gの重量増。1ホイールにつき12.5g程度増。これは十分「普段使い」が可能な重量だと思います。

夜にどう見える?

実際に1ホイールに8本を装着して実走。様子を観察しましたが、視認性の向上効果は8本でも必要十分以上だと思いました。下の写真はフラッシュを焚いて撮ったものです。クルマのヘッドライトが当たった時にこんな感じに光るわけです。

Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター

さらに言うと、1ホイール4本でも十分だと思いました。というのも、スポークにはめこむときのスリットを上向き、あるいは下向きにすると左右どちらからも高い視認性が得られるからです。

Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター

というわけで、重量や美観にこだわる方は本数を減らしてもいいと思います(8本でも重さは全く感じなかったけど…)。

付けられないスポークはある?

さてこのスポークリフレクターですが、取り付けられるスポークが限られます。というか、スポークによって取り付け位置が限定されます。

2.0mmのラウンドスポークであれば問題なく取り付けられて、位置決めも自由です。

しかしそれより細いスポークでは取れたり抜けたりします。とはいえその場合でも、下の写真のようにリフレクターをニップル側に寄せれば容易には抜けません。これはFulcrum Racing 3 DBの例ですが、ニップルから離れるとユルユルです(抜けはしないけど)。

Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター

ブレードスポーク(いわゆる「きしめん」スポーク)の場合は、よほど厚みがない限り走行中に抜け落ちます。ニップル側に寄せても走行中に落ちるので、使うとしたらこのリフレクターをセロテープで一巻きする、といった対策が必要になると思います。

その場合でも大した重量増にはならないので、2本でも4本でもはめておく価値はあると思いました。

リフレクターの効果について

これは完全に私感なのですが、リフレクターはクルマからの視認性が高くなるのはもちろん、クルマが「積極的に止まってくれる」効果があるように感じます。

Salzmann 3M スコッチライト 自転車スポーク用反射クリップ – スポークリフレクター

単にライトを点けていたり、クルマのほうを見てドライバーとアイコンタクトを取ろうとしたりするだけよりも効果的。

クルマのドライバーはリフレクターが見えた瞬間に本能的に減速して止まってくれたり、距離を置いてくれたりする印象を持っています。

ライトだけだと「なんだ、チャリかよ」という感じだと思うのですが、リフレクターからの反射が視界に入った瞬間、理性を超えた何かがクルマのドライバーの脳にダイレクトに届き、ほとんど無意識に減速してくれるような気がするのは私だけでしょうか。

誰に向いている?

このリフレクターは夜に走るすべての人に向いていると思います。特に交差点での右折時のクルマへのアピールが非常に大きいです。

  • 自転車通勤
  • ナイトライド
  • ブルベ・ロングライド

等々。装着も取り外しも簡単で手間がありません。非常に良い製品だと思いました。