パナレーサーのタイヤゲージ、アナログ式とデジタル式のどっちがいい?

Panaracerのタイヤゲージはアナログ式をながらく愛用してきたのですが、最近デジタル式も手に入れました。どちらも一長一短あると思うので、これから買おうとされている方の参考になりそうな情報を書いてみたいと思います。

Panaracer タイヤゲージ BTG-F 仏式バルブ用

まずはアナログ式から。「タイヤゲージ BTG-F 仏式バルブ用」という製品ですが、これは米式バルブ用も一応売っています(型番は「BTG-A」になります)。1台でどちらにも対応、というわけにはいきません。

Panaracer タイヤゲージ BTG-F 仏式バルブ用

私が10年以上使っているこの個体、空気圧の単位はkgf/cm2(重量キログラム毎平方センチメートル)とkPa(キロパスカル)の併記なのですが、最近これはbarとkPaに変更されたそうです。kgf/cm2がbar表示に変わったのですが、

  • 1 kgf/cm2 = 0.980665 bar
  • 1 bar = 1.01972

なので、ロードバイクのような高圧で使う場合、実用的には1 kgf/cm2 = 1 barとして運用しても困らないでしょう。つまり、旧表示の流通在庫を買ってもあまり困らないでしょう。

関連記事 自転車タイヤの空気圧単位 最も使われている単位と変換方法について解説します

てっぺんにボタンのようなものがありまして、これを押すと空気を抜くことができます。口金を押し付けて空気圧を測っている状態で押すとプシュー、と空気が抜けます。ボタンから指を離すと、計測の針がすぐに調整後の空気圧を表示してくれます。

Panaracer タイヤゲージ BTG-F 仏式バルブ用

Panaracerの公式マニュアルによると、測定誤差は±3%。kgf/cm2の目盛りは0.2刻みですが、針は一応その中間でも読めることは読めます(正確さは定かではない)。つまり5 Barと5.2 barの違いは調整できそうですが、5 barと5.1 barの違いを厳密に測りたい場合は、向きません。

使い方はとても簡単です。先端をバルブにまっすぐ差し込めば空気も漏れません。リリースボタンの不具合を経験する人もいるようですが、私の個体は10年以上問題なし。次に紹介するデジタルタイプのものとほぼ同じ数値が出るので計測の正確さも保っています。操作性は非常に良いです。

Panaracer デュアルヘッド・デジタルゲージ

次はデジタルタイプを見てみましょう。これは最近手に入れました。液晶画面に数字が表示されていますが、これは前回の計測時の数値が記憶されているためです。クリアしたい場合は左側のボタンを長押しします。このボタンはライトのON/OFFスイッチも兼ねていて、液晶バックライトと、液晶とバルブ両方を照らしてくれるモードがあるので、暗い場所での作業に便利です。

Panaracer デュアルヘッド・デジタルゲージ

そしてデジタルならではですが、右側のボタンを押すと計測単位を切り替えられます。Bar, kgf/cm2, kPa, PSIと、結果をお好みの単位に変換してくれます。

Panaracer デュアルヘッド・デジタルゲージ

空気圧微調整用のリリースボタンもあります。ヘッドについている、この銀色のボタンです。アナログ式同様、バルブに押し付けたままこのボタンを押すと反対側の穴からプシューと空気が抜けます。

Panaracer デュアルヘッド・デジタルゲージ

そして指を離すと… これがですね、仕様的には2〜3秒で結果が反映されるはずなのですが、稀に何も反応がない時があります。

またスイッチオン直後も、稀に空気を測定してくれないことがあります。きちんと奥まで差し込んで、「ピッ」という音が鳴れば測定完了で、特に操作が難しいわけではないですが、ごく稀に反応が悪いことはあります。

また空気のリリースボタンはやや押しにくいところにあって、両手を使わないとやりにくい。

この製品のもうひとつの特徴は、1個で仏式・米式両方のバルブに対応しているところ。ヘッドを180度逆に回転させると米式バルブでも計測可能です。

Panaracer デュアルヘッド・デジタルゲージ

と、高機能で細かい計測ができる反面、測定値が出るまでの時間や操作性などはアナログ式に劣る印象です。では操作がかなりストレスに感じるかというと、個人的にはそうでもなく、慣れればOKという感じです。

大きさの比較

アナログ式とデジタル式の大きさを比較してみましょう。これが結構違うんですよ。高さがかなり違います。アナログが大体高さ6.7cmで、デジタルが10.5cmくらい。ただ、アナログ式が小さいからと言って持ちにくいかというとそんなことはなく、先にも書いたように操作性は非常に良いです。てのひらにすっぽり収まります。持った感じは、私の好みはやはりアナログのほうです。

タイヤゲージBTG-Fとデュアルヘッド・デジタルゲージの大きさ比較

厚みは不思議なことにどちらもほぼ同じで、2.5cm前後です。

タイヤゲージBTG-Fとデュアルヘッド・デジタルゲージの大きさ比較

重さは、アナログのBTG-Fが実測92g。デュアルヘッド・デジタルゲージが71g。デジタルのほうが軽量ですね。しかしツール缶やサドルバッグに忍ばせておくのであればデジタルはスペースを取るので、これまたどちらが良いか悩ましいですね。

どちらがいい?

さて、アナログのBTG-Fとデュアルヘッド・デジタルゲージ、これから買おうという方は、どちらにしたらいいのでしょうか。

一長一短なので悩ましいところですが、思うに、もしロードバイクやクロスバイク、ミニベロなどに乗られている方はアナログ式のほうが簡単で、使いやすくていいと思います。エアリリース後の数字の読み取りも一瞬で、直感的に使えるのが良いです。

パナレーサー タイヤゲージ [BTG-F]  仏式バルブ専用 アナログメーター
パナレーサー(Panaracer)
売り上げランキング: 14,083

一方、仏式と米式両方を運用している方は当然デュアルヘッド・デジタルゲージ。さらに5 bar以下の低圧で運用することが多い人はデジタル式のほうが細かい数値が分かって良いと思います(アナログ式より測定にやや時間がかかりますが)。あと、先にも書いたように本体がやや大きめなので携帯したい方は注意。

アナログには低圧用もある

ところで私は持っていないのですが、パナレーサーのアナログ・タイヤゲージには下の低圧用もあるようです。測定上限が最大3.2 barになっているかわりに、これなら低圧設定時の数字を読み取りやすいですね。超低圧でチューブレスタイヤを使うシクロクロスの方はもちろん、ロードプラスのようなハイ・エアボリュームタイヤを低圧で運用するグラベルロードの方にも便利そうです。

パナレーサー 低圧用 エアーゲージ 仏式専用
Panaracer(パナレーサー)
売り上げランキング: 29,319

関連記事 自分のフロアポンプの数字は信用できるのか。専用空気圧ゲージの結果と比較してみました

この記事を書いた人