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パールイズミのメッシュサイクルキャップを試してみた【熱中症対策】

4.0

先日の記事「2020年前半のサイクルウェア売れ筋ランキングTOP20」の5位にランクインしていたパールイズミの「サイクルキャップ470」。最近よく売れているようなので私も試してみることにしました。果たしてその実力は如何に!?

フルメッシュのサイクルキャップ

形状はごく普通のサイクルキャップですが、最大の特徴はフルメッシュ。私は普段ヘルメットの下にメッシュでないサイクルキャップ(PACEかAPISの製品)をかぶっているのですが、このメッシュサイクルキャップにすることで少しは暑さが軽減されるのか気になるところ。

パールイズミ メッシュ サイクル キャップ 470

外観的に特に変わったところはないのですが、かぶってみたところサイズは小さめに感じました(フリーサイズ)。

パールイズミ メッシュ サイクル キャップ 470

キャップの後端がゴムになっていて、伸縮するのはここだけです。ちなみに製造は中国ですが、縫製はほつれもなく品質は良さそうに見えます。安っぽい感じはありません(最近パールイズミの製品をいくつか試しているのですが、インドネシア製よりも中国製のほうが品質が良いような印象を受けます。たまたまかもしれませんが)。

パールイズミ メッシュ サイクル キャップ 470

あと地味ですが後ろ側にあるパールイズミロゴの入ったタブは反射素材になっていて、夜に少しだけ活躍します。なかなか嬉しい気配りです。

熱中症予防に良し

たまたま晴れてくれた梅雨の日の午後。気温は28度、でも湿度が高い!40kmほどロードバイクで走ってみましたが、頭への熱のこもりは普段より確実に少ない感じで、熱中症予防の効果はあると思います。汗も普通のサイクルキャップ同様、全然目に落ちてきません。

下の写真の影の部分を見るとわかりやすいのではないでしょうか。これだけ穴が開いてればそりゃ涼しいだろう、という感じですね。

パールイズミ メッシュ サイクル キャップ 470

気になるところと言えば、困るほどではないものの若干サイズが小さめなのと、そのせいかPACE等に比べると庇の位置がやや高めなところ(これは私の頭の形状のせいかも)。でも汗止めと日除けの機能は両方とも問題なし。あと髪の毛は紫外線でダメージを受けるので、そのあたり気にしている方は要注意でしょうか。その場合はスプレータイプの日焼け止めを併用しましょう。

私のAmazonでの購入価格は¥3,014。APISのサイクルキャップなら大体1,200〜1,300円台なので正直「えー、1つで3,000円は高いな…」と思いましたが、炎天下用に便利なのは間違いありません。品質を考えると安くはないけれど高くもない、という感じです。

余談 PACEとAPISのクラシックなサイクルキャップたち

余談ですが、サイクルキャップの定番ブランドといえばPACEとAPIS。これが2台巨頭です。コロンバスやチネリのキャップはPACE製です。PACEは2,000〜3,000円くらいします。

一方のAPISににはモルテーニやパナソニック、セブンイレブンといった懐かしいロードレースチームのキャップがたくさんあります。レトロデザインものですね。

私はどちらも愛用していますが、品質や耐久性が良いと感じるのはPACE製です。しかしAPISのキャップは、わりとすぐダメになったりはするのですが大体1,200〜1,300円くらいで買えるのと、種類が多いので気に入ったデザインものがあったら気軽に集める楽しみがあるんですね。だからどちらも好きです。

しかしこれらは今年、秋〜春にかぶるとして、この夏はメッシュキャップで行ってみたいと思います。毎年暑さが厳しさを増しているように感じます。

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著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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