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自転車不足・パーツ不足が解消するのは2023年?海外サイクリストが報告する注文やショップの状況

自転車パーツや完成車の品不足が続いていますが、果たしてこれは一体いつまで続くのか? そろそろ終わろうとしているのか? それとも…という話題が海外掲示板Redditに上がっています。スレ主さんは次のように書き込んでいます。

自転車不足はそろそろ終わるのですか? こんな質問をする理由は、一年以上、新しいGIANTのバイクを買おうとしても買えなかったのですが、昨日サイトを見たら(欲しいバイクの)全サイズが「在庫あり」となっていて、どのショップにも7営業日で発送できるとあったからです。目を疑いました

出典 Bike shortage status?

品不足解消は2023年?

これに対して寄せられた状況報告から一部をご紹介します(主に米国からの情報と思われます)。

  • 自転車業界の者です。終わりは程遠いです。壊れたフォークやドライブトレインの交換は今後も長いあいだ難しくなるでしょうから、いま持っているものを大事に使って下さい
  • 私も自転車業界の者です。次のシーズン分だけでなく、その次のシーズン分も注文を入れていますよ
  • 私も自転車業界の者です。SRAM GX EagleカセットのようなものをB2Bのサプライヤーから買おうとする時、到着予定が「2023年3月」だったりするのを見ると気分が落ち込みます。ブレーキパッドを買うなら、2セット買っておきましょう。チェーンを交換するなら、次の分も確保すること。次に必要になる時に在庫がないかもしれませんよ
  • 新しいチェーンどころかGXのディレイラーさえ見つからない
  • 6ヶ月以内に必要になるパーツなら2個買っておいたほうがいい
  • 業界の人によると、品不足が解消するのは2023年だそうだ。現在の価格は正気の沙汰とは思えない
  • 友達がSCOTTのMTBを10月末までに受け取る予定だったけれど、2023年半ばまで来ないかもしれない、と言われた
  • 自転車不足が終わろうとしているかどうかは、ブランドと地域による。「ほとんど終わっている」とは言えないな。しかし大規模なメーカーは生き残るための方法を見つけるものだ。GIANTは世界最大のメーカーの1つだからね
  • 買えるバイクはあるかもしれないが、自分が欲しいものと全く同じものは売ってないかもね
  • 最近地元の店に行ってみた。1年前よりは良くなっているがそれでも在庫数はまだかなり厳しい
  • 地元のTREKストアに行ってみた。特定のカラーとサイズの在庫を聞いたら「それは6ヶ月待ちです」と言われた。1つ上のサイズについても聞いてみたら「その色なら来月に届きますよ」と言われた。出たとこ勝負みたいな感じになっていると思う。部品は間違いなく今は手に入りにくい
  • 9月の話だけど、GIANT Trance Xを受け取りに(米国テキサス州の)ダラスからヒューストンまで運転して受け取りに行ったよ(※約384km)
  • 現在の状況が悪いと思っているのかい? 中国が台湾に侵攻したらどうなると思う?
  • (上の人に)その時はほとんど世界戦争になっているだろうから、自転車がどうこうという話ではなくなっているだろう
  • GIANTはわりと在庫あるみたいだね。それが売り切れると、またしばらく「在庫なし」になる。地元ショップに新車がポツリポツリと入ってはくるけれど、在庫は当分、限定的なままだろう
  • 少なくともあと数年は続くだろう。ソースは地元の倉庫
  • ベイエリア近くではずっと在庫がある。特定のブランドやモデルは納期が長いけれど、持ち帰るバイクに幅を持たせられるのなら、新車は買える。でもパーツは…

そして個人的にいちばん面白かったコメントはこちら。

極端に運次第になっている。私のショップには完成車がたくさんある、でも同じバイクがたくさんあるんだ。もしうちにあなたが欲しいバイクがあるなら、多分18台あると思う。あるいは1台しかなくて、それが売れたら半年か1年は入ってこない。バックオーダー中の特定のバイクが欲しいなら、待ちは1週間から18ヶ月間のあいだになる。店がバックオーダーを入れていないバイクが欲しければ、多分2023年の入荷だ

面白いというか、笑い事ではないのですが、不思議な状況になっているようです。

「運次第」の状況が続く

GIANTの例のように、在庫が戻りつつあるブランドもあるようです。しかし読んでいると「運次第(hit or miss)」という表現が頻出。ある日ショップに行ってみると在庫がある。次に行ってみると、もうない。在庫があったとしても、カラーやサイズなど完全に自分が欲しいものは買えない。という状況ではあるようです。パーツではSRAM製品が特に品薄という印象を受けます。

これ以上状況が悪くならないよう、コロナの大規模な再拡大や、お隣の国の間で有事が起こらないことを願うばかりです。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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