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モンベルが軽量折りたたみミニベロ「シャイデック TR-F 16」をリコール(フレーム破断の恐れ)

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モンベルがプロデュースするバイクブランド「シャイデック(Scheidegg)」の折りたたみ小径車「TR-F 16」にリコールが出されています。愛用されている方はご注意下さい。

シャイデック TR-F 16

© mont-bell

参考 モンベル | カスタマーサービス | 「シャイデック TR-F 16」回収のお知らせとお詫び
参考 TR-F 16|バイク|SCHEIDEGG(シャイデック)|公式ブランドサイト

(2022年2月5日追記)本記事で紹介した「TR-F 16」以外の20インチ版・14インチ版にもリコールが出されました。詳細は「シャイデック TR-F・シリーズ」回収のお知らせとお詫びをご参照下さい

チェーンステーが破断の恐れ

同社のサポートサイト(上のリンク参照)では次のように書かれています。

このたび、弊社取り扱いの折り畳み自転車「シャイデック TR-F 16」におきまして、車体の強度不足により走行中に一定以上の負荷がかかるとフレームが破断し、人身事故につながるおそれのあることが判明いたしました。対象車両をご愛用のお客さまは、直ちにご使用を中止いただきますようお願い申し上げます。

破断する恐れのある箇所は、シートチューブの下側寄りのチェーンステーのようです。このフレームはシートポストを抜いてリアホイールをフロントホイール側に回転させるタイプ。下はTR-F 16の公式折りたたみ方法紹介動画からの切り出しで、デモ中の女性の右手首付近が破断する可能性がある箇所と思われます。

シャイデック TR-F 16

© mont-bell

リアハブに伸びているのは極太のチェーンステー2本のみで、なかなか見かけないデザインです(※類似モデルをご存知の方は是非教えて下さい)。極太チェーンステーではなく、極太シートステー2本でリアホイールを保持している小径車はDahonなどにはよくありますが、 TR-F 16の構造だと当該箇所への負荷が大きいのでしょうか。

▼ しかしよく見るとDahon Mu D7やRouteなどはシートステーに補強が入っていて、小さいながらも「リア三角」が構成されています。これにはやはり理由があるのでしょうか。

軽量で優秀なスペック

シャイデック TR-F 16は16インチホイールながらペダル・スタンド込みで8.86kgとかなり軽量で、2019年4月から販売されています。なんとShimano Claris / Microshiftミックスの外装8段変速、走行性能は高そうです。定価も税込み¥96,250とスペックを考えると魅力的。

シャイデックには同じフレーム構造の20インチ版「TR-F 20(8速)」と14インチ版「TR-F 14(シングルスピード)」もラインナップされていますが、そちらはリコール対象にはなっていないので、設計ではなく特定ロットでの素材か製造工程での問題なのかもしれませんね。

オーナーの方には車体回収・返金が検討されているようなので、モンベルサイトでの続報をチェックするか問い合わせてみて下さい。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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