人気のGPS・ライト・カメラマウントシステムであるレックマウント(REC-MOUNTS)。筆者は両持ちナロータイプ(第一世代)のLEZYNEマウントを使っているのですが、これをGARMINマウントに変更し、ついでにサイコン下部にキャットアイのライトを装着するべくアダプターを増設したのでご紹介。レックマウントを使ったことのない方も、基本システムを理解できます。
レックマウントのソケット交換
まずはGARMINマウントに交換。このパーツは「ソケット」や「ベースプレート」と呼ばれ、2本のプラスネジで着脱可能。他社製GPSに乗り換えても対応ソケットだけを入手すればレックマウント本体を使い続けられます。下の写真の左側がGARMIN用ソケット、型番「RP001-GM2」(2つ爪タイプ)。右側がもとの本体に付属していたLEZYNE用です。
GARMIN用のRP001-GM2は517円で買えました。
CAT EYEライト用アダプターの増設
レックマウント下部にCAT EYE製ライトを装着するには3つのパーツが必要になります。右からGoProマウントのGP-K400A(これはCAT EYE以外のライトを使う場合も必要)。そこに接続するCAT EYEライトアダプターのGP-CATHL2。そしてCAT EYEのフレックスタイト・ブラケットH-34N(分解して一部パーツを使います)。
GP-K400Aをレックマウントの底面に2本のボルトで留め、そこにGP-CATHL2を接続。GP-CATHL2にはCAT EYEのH-34Nから取り出したマウント基部を装着しておきます。最終的には次のような姿になります。
GP-K400AとGP-CATHL2はセットで買うと3,301円!結構良いお値段がします。が、この値段でも支持されているのは拡張性や位置の自由度が高いだけでなく、剛性があるのでGPSとライトやGoProを併用しても安心感があるからでしょう(そのためサイコンだけを使うのであればレックマウントはオーバーキルなパーツとも言える。樹脂製の軽量なマウントを使ったほうが良い)。
CAT EYEライトアダプターを使用しなければ、もちろんGoProを装着できます。またCAT EYEアダプターにはいくつか種類があり、私が使っているGP-CATHL2ではVOLT800やGVOLT70が使えています。さらにCAT EYEライトとGoProを同時に使いたい場合のアクセサリー等も存在します。
CAT EYE以外のライトを使いたい場合
キャットアイ以外のライトが使いたい人はどうするかというと、これも各社用対応アダプターが出ています。OLIGHTを使いたいなら下のアダプターをGP-K400Aに接続するのも良し。
他にもCAT EYE H-34NをOLIGHT用に変換するアダプターを使うも良し。
LEZYNEライト用なら例えばこれ… と、かなり多くの選択肢があります。
レックマウントのおすすめ入門セット
レックマウントは数多くのGPSサイコン・ライト・アクションカメラに対応しているため、これから使ってみようという方は何を買ったら良いのか迷うことが多いと思います。
GARMINマウントのサイコンとCAT EYEライトを同時に使いたいなら、下のコンボマウントセットが良いでしょう。GoProマウントのGP-K400Aと、CAT EYEアダプターのGP-CATHL1が付属します。ただし、GP-CATHL1は私が使っているGP-CATHL2(金属製)とは違い、樹脂製なのでVOLT800より重いライトを使いたい場合はGP-CATHL2が推奨されています。
複数ブランドのGPSサイコンを持っていて時々マウントを変えたい…という場合は、GARMIN / Wahoo / LEZYNE / Bryton / Explova / GIANT / SIGMA / Polar等対応のマウントを含むバンドルセットがあります。これもGoProインターフェースのGP-K400Aは付属。後は使いたいライトに併せてGP-CATHL2なりGP-OLIGHTなりを購入。という流れになります。
私のレックマウント本体は第一世代ですが、現在の第三世代では横幅を4mm拡張でき、「レックマウントプラス」というスマホ装着システムに対応しています。