バイクをワークスタンドにのせてクランクを回す、そして手を離す、しかしクランクの動きは止まらず、カセットの回転に合わせて回り続けてしまう… そんな症状で困っているという書き込みを、最近海外掲示板で立て続けに目にしたので、ご紹介します。
出典 Issue with brand new bike(新品の自転車に問題が)
- (スレ主さん)Canyon Grizl CF SL 8 1byが届いたので、バイクショップにすぐ持ち込んで組み上げてもらいました。店員さんは、リアホイールのハブが渋く(※原文では”sticky”=べたつく)、ちゃんと組み込まれていないと言いました。分解しても見た目では何もおかしいところがないので、工場での組み立てに問題があるのだろうと言いました。皆さんはどう思いますか…(症状の動画1 / 動画2 いずれもimgur)
- フリーハブに塗られているグリスの量が多すぎるのかもしれないですよ。数回ライドすればゆるんでくるでしょう。フリーハブを分解して、グリスを少し取るといいです。もしそれが原因だとしたなら、そのバイクショップに行くのはもうやめましょう(5いいね)
- 私も自分の2台のバイクで同じ問題を経験しています。友達2人もです。Canyon endurace, 新DT Swiss 240で同じ問題が起こり、1000km走ったら少し良くなりました。Specialized tarmac, DT Swiss 350のRovalホイールでも同じです、完全な新品です。友達はCanyon ultimate slx DT Swiss 240で、同じ問題を経験しています。たぶんこれは問題ではなくて、新車なら時間が経てば解決するのかもしれません(1いいね)
私もむかし別メーカーの新品ホイールで同じような症状を経験したことがあります。原因はやはりグリスが多すぎるため、フリーハブの抵抗が大きくなっていることだと思います。たまたまDT Swissホイール搭載のCanyon完成車でこの症状が出ているという投稿を連続して見かけましたが、コメントにあるように分解してグリスを減らしたり、軽いグリスに換えると改善します。
この渋い動きが取れないまま乗り続けると、気持ち良くないですし、チェーン落ちにもつながるので、気になった方は自分で調整するかショップに依頼してみると良いと思います。