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ブロンプトンの品質が落ちはじめている? 納品された新車のありえない状態が海外で話題に

Brompton C-Line Explore(最もスタンダードな多段変速シリーズの中の6速モデル。国内実勢価格24〜25万円)を新品で買ったという人が車体の異常に気付き、こういう経験をしたことのある方は他にいますか? と海外掲示板で動画付きで質問しています。

Brompton S6L

筆者愛用のBrompton S6L。現在はC-Line Exploreという名前になった(ハンドルはS以外も選べる)

出典 Missing weld on new Brompton C-Line Explore rear triangle. Anyone else had issues?

リンク先の動画を見ていただきたいのですが、リア三角のシートステイが本来はエンド部と溶接されているはずが、そこだけ完全に仕事が忘れられておりグラグラと動くようになっています。

出荷前点検が10分から2〜3分に短縮された?

これに対して次のようなコメントが見られます。

  • これが客の手に届いてしまうなんて言葉も出ないよ、一体どうしちまったんだ!?
  • これはワイルドだね… 怪我がなくて良かったですね!
  • 15年以上ブロンプトンのプレミアムディーラーをやっている者ですが、こんなものは見たことがありません。溶接が完全に忘れられているじゃないですか。ディーラーも納車前点検で一体なぜこれを見逃せたのか。以前にブロンプトン・ジャンクションでひどい仕事を見たことはありますが、これは次元が違います
  • 見たことあります!こういうのがロウ付けや塗装、品質管理、組み立てを経てショップまで辿り着くというのが信じられません
  • どんな自転車でもこんなものを見たことはありません。Amazonで買える100ドルのマウンテンバイクでも品質管理はマシです
  • これは一度見たことがあります。またブロンプトンの工場で働いている人たちから聞いたのですが、以前は自転車を箱詰めする前に10分の最終点検時間があったものの、今では2〜3分になったのだそうです。ブロンプトンはいま相当大量に生産されるようになりましたが、品質管理はかなり落ちました、パーツが不足していたり、間違ったものが付いてくる車体を受け取ることが増えました。オンラインで直接買うのでなく、ディーラーや有能な再販業者から買うのがベストなのはこのためです

ブロンプトンという自転車は、細部まで超丁寧なクラフトマンシップを感じられる…ものでもなく、仕上げが荒っぽかったり無骨なところもあったりはするのですが、フレームにはちょっとやそっとでは壊れない丈夫さがある、という安心感も大きい売りのひとつ。この方の動画は確かにショッキングでした。

作業忘れだけでなく、品質管理(QC)でこれが見過ごされたのもすごい。スレ主さんがオンラインで購入したのか、ショップで購入したのかはわかりませんが(前者のようには見えますが)、さすがにショップがこれを見逃すはずはないのでブロンプトンはやはり路面店から買うのが良いですね。日本ではブロンプトンのオンライン直販システムがまだないので心配不要ではありますが、通常でないルートからの入手を検討されている方はご注意下さい。

これもある意味でコロナの影響と言えるのでしょうか。「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在する」という有名な労働災害分析がありますが(ハインリッヒの法則)、この件が「重大事故」だとすれば、ボルトが緩んでいるとかヘンなパーツが付いているとか、そういうケースが以前より増えていてもおかしくないですね。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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