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自転車キャンプツーリングで「持ってきて良かったな〜」と思ったダークホースアイテムは何ですか(非自転車系の用品)

自転車ツーリング関連のミニ記事です。海外掲示板で次のようなスレッドを見かけました。ツーリングの準備は一応したものの、何か思いついていないものはないだろうか… という質問です。

明日から1〜2週間の自転車ツーリングに出かけます。最初は持っていくつもりはなかったけれど、実際に持っていったら「これは欠かせないな」と思ったものは何ですか? 自分で思いついていないものがないかどうか考え中です

出典 Your most essential piece of gear for bike touring?

椅子を推す声多し

寄せられたコメントをいくつか見ていきましょう。前日に調達できるものはあまりなく網羅的でもないですが、これから自転車キャンツーをはじめたい方には参考になると思います。

  • 飲み物や食べ物などを積むための余分なスペース。バンジーネットがあるとだいぶ違う
  • 洗濯バサミ。15フィートくらい(約4.5m)の紐と一緒に使うと服を乾かす以外にもいろいろ役立つ
  • モバイルバッテリー。私は10,000mAhを2つ持っています。Garminやスマホを使う時は必須。大きいもの1つよりは複数あったほうが良い
  • コンパスと紙の地図。電波が来ていないときのために
  • 裏布地のある大きいアルミシート(mylar blanket)。メッチャ寒いか、暖かいか、くらい違う
  • ヘリノックスの椅子。これなしではツーリングしません。フォーム材で代用する人もいますが、食事の時や適当な場所でくつろぐ時に快適な椅子をセットするのが好きです
ヘリノックスのグラウンドチェア:内と外の境界を溶かしてしまう不思議な折りたたみ椅子について
あなたはいま、リビングにあるいつもの快適なソファに深々と身を沈ませ大画面テレビを眺めているとします。映されている自然の風景は、人工的に記録・再現されたものであり、湿り気のある風も顔にあたらないし、潮風の匂いもしません。それは虚構であり、そこ...
  • (上の人に)4〜5年ヘリノックスなしでサイクリングしていましたが、買いました。次のツーリングには間違いなく持っていきます
  • ヘリノックスの椅子は最近買ったものの中でいちばん良かったものの1つです。ショートでもロングでも、どんなライドでも持っていきます
  • (上の人に)サーマレストのトレッカーチェアキットならスリーピングパッドを超快適な椅子にできて、重さも100gくらいで(※筆者注:公称重量は290gなのでご注意)パニアの中でもスペースを取らないのでもっと良いですよ
  • 椅子は間違いなく必要です。驚くほど快適ですね。暫定的には寝る時に敷くサーマレストのZ liteパッド(フォーム材の蛇腹スタイルのもの)を代用していました
  • 超軽量なハンモック。支点が2つあればハンモックが椅子になります。それがない時や、すぐに座りたい時はZライトを広げます
  • 1.5リットルのソフトウォーターボトルを2つ。自転車フレームにはそれとは別に2リットルのボトル。町の近くではロールアップして畳んでおきますが、水なしで長距離になりそうな時や夜に走ることになりそうな時は水でいっぱいにします
  • マイクロファイバータオル。泳いだりシャワーを浴びた後に使います。普通のタオルと違ってかさばりませんし、すぐに乾くので頻繁に洗えます
  • 日記帳とペン。ある時、使うかどうかわからずに持っていったら毎日何度も何か書いていました。それ以来ずっと日記を書いており、よく見返しています
  • ビニールテープ。道端で拾った旗をリアラックに巻いたり、スマホマウントが壊れた時など何度も活躍しました
  • キャンプシューズ。私はクロックスを持っていきます。朝や夜に簡単に脱ぎ履きできるゆるいシューズは欠かせません

自転車専用アイテムとしては、定番の予備ハンガーやミッシングリンクのほか、ケブラースポークが挙げられていました。リアのドライブサイドのスポークが折れた時でもカセットを外さずに張れる糸状のスポークですが、入手性はあまり良くありません。FiberFix Spokeという製品が有名です(米国Amazonで取り扱いあり)。

関連商品を見てみよう

スレッドで何度か言及されていたヘリノックスのチェアは様々なバリエーションがありますが、最軽量なのは筆者も愛用しているグラウンドチェア(紹介記事)。座面が最も地面に近いタイプです。私はツーリング時にやむなく装備から外すこともありますが、あるとゆっくり風景を眺める時間が確実に増えます。愛用されている方は多いのではないでしょうか。

サーマレストの「Zライトソル」はクローズドセルマットの定番商品。寝袋の下に敷くのは勿論、ライド中に「ここで休憩しよう」と思ったらほぼ瞬時に展開できるのがメリット。畳んだ状態で椅子代わりにもなります。デメリットは大きさ。筆者はリアラックがあるバイクと登山ではよく使います。安価な製品との大きい違いは断熱性能です。寝心地は個人的にはエアマットよりも好み。

サーマレストの「トレッカーチェア」は手持ちのスリーピングエアマットを椅子に変身させるアイテムです。私は使っていませんがいま欲しいもののひとつ。

アルミシートは体温の輻射熱で暖を取るためのアイテム。筆者は登山時に下のシートを携帯していますが、裏地が付いていないシンプルなものです。極寒時のキャンツーで寒すぎて眠れない時はあると活躍するのかもしれませんね。

サンダルは絶対便利でしょう。私は持っていったことはないのですが、テントの出入り時に普通のシューズを履くのは確かに一手間。また河原などで遊ぶ時に重宝するのは間違いなし。春夏に自転車ツアラーの方がリアラックにひっかけているのをよく目にします。

使わない時はまるめておけるウォーターパックも確かに便利。水道の蛇口がない時は口の広いナルゲンボトルが便利な時もありますが、スペースに限りがある時はこれが活躍します。

スレッドでは絶縁テープが紹介されていましたが、それ以外でも幅の広いテープ状のものはマルチに活用できます。応急処置用テーピングは穴の補修などにも応用できます。

エマージェンシー系といえば私が最近「持っていて良かった」と思ったのは液体絆創膏。指を切ったり爪が割れたりした時に超便利です。これは今後も必ず持っていきます。

あと忘れがちなのは紙とペン。スマホで代用できるかもしれませんが、さっとメモを取りたい時はやはりあったほうが良いです。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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