ライド中に恐ろしい虫による攻撃を受けた、という話題を海外掲示板で見かけました。虫が苦手な方は読まないほうが良いかもしれません。
出典 A Bug flew into my ear canal
まわりは俺を狂人のように見ていた
以下、スレ主さんの報告です。
地元のトレイルを時速16マイル(≒26km/h)で走っていた。家はもうすぐだ。虫が耳に当たった感覚があり、うお、なんかヘンな感じだったな、と思った。
数秒後、頭の中で羽の音が聞こえ、動きを感じた。すぐにパニックを抑えようとした。頭を振っても何も起きない。自転車を草むらに停め、ヘルメットを引きちぎり、頭をケチャップのボトルみたいに叩きはじめた。ダメだ。そいつがまだ動いているのがわかる。
家までは20分ほどある。鼓膜が傷付くか、気が狂う前に、そんな距離を乗って行けるだろうか。ヤケクソになって棒を広い、綿棒みたいに使ってそいつをほじくろうとした。ダメだ。まわりにいる人達が、まるで俺がメス(覚醒剤)で気が狂っているのだろうという感じで見ているのがぼんやりとわかる。
家まで乗って帰り妻にピンセットで取ってもらわないといけない、と考えるが、最後の手段としてキャメルバックを開いて水を耳に流し込んだ。プールから出た時に水が耳に入った時みたいに、頭を1回、おもいっきり振った。
するとこのホタルみたいなクソ野郎がポトンと落ち、草の上でもぞもぞしている。見えたものが信じられず、本当に追い出せたのかどうかわかるまで1分ほど待った。ようやくうまく行った。俺は今日狂わなくて済む、と思った。
それ以外は日当たりに恵まれたとても良いライドでした
コメントをいくつかピックアップ。
- 新しい恐怖がアンロックされたぞ
- 全く同じことが私にも起こりました。ある老婦人が、酢をかけるといいよと言ってくれたのですが、残念ながら私の酢のボトルは他のジャージのポケットに入れていたのです(※ネタコメント)
- (上の人に)だから俺はサイクリングには酢と塩のビンを必ず持って行くんだ(※ネタ)
- 参考情報です。私は去年、喉の奥に飛び込んできたツリアブにそこを刺されました。クルマの往来がある道にいたので停まる場所がなかったため、走り続ける必要がありましたが、水を飲んだらもう出てきませんでした。どういたしまして
- ひどい目にあったと思ったようだが、卵が孵化するのはこれからだ(※ネタ)
- 10歳になる前のことだが、同じ経験をしている男を見たことがある。虫が鼓膜に羽をバタバタさせていて、感覚過負荷に陥っていた。私は20年間、消防と救急に携わってきたが、あれよりひどく苦しんでいる人を見たのはほんのわずかだ
- 今日は自転車に乗るのをやめておこうかな。もう乗らないかもしれない
- イヤホンをして走るのにはもう1つの意味がありそうだな
これは本当に恐ろしい話ですね。同じように耳の中に虫が入った人、鼻の穴に入った人、瞼の下に入った人など、類似の報告が多く寄せられていました。病院に行って長いピンセットで取り出してもらったという人も。水攻めにして溺れさせたら出てきた、という成功例は他にも見られました。
以下、この話から導き出せる教訓です。
- サイクリング中、ヤク中のヤバい人のように見えるサイクリストがいた場合、実は耳に虫が入って苦しんでいる可能性があるので助けが必要かどうか遠くから聞いてあげよう
- ジャージのポケットには必ず酢のボトルを入れておこう
困ったら、とりあえず水をジャブジャブ耳にかけてみるのが良さそうですね。あと頭を下にして、鼻で息を大きく吸い、口から吐くのも良い、という意見もありました。
サングラスは必ずかける、口はあまり大きく開かないとしても、耳の穴はどうにもなりませんね。口と鼻ならフェイスマスクでなんとかなりそうですが。今年も虫が多い季節になりましたね。