ステム製品レビュー

TNI Black 17 ステムでハンドル位置を上げてみた【安くてカッコ良くて品質OK】

超ミニな製品紹介・レビューです。「安いけれど納得品質のパーツ(英語で言うところの「OKパーツ」)」を数多くリリースしているTNIのアルミステム「Black 17」というものです。角度73°で、逆付けすると17度ライズのステムになります。規格は普通の1-1/8″コラム・31.8mmクランプ。

TNI Black 17 ステム

先日90mmのステムを80mmに交換したくなった時、ツーリングで使うからついでに高さも上げてみようかな、と思い、このBlack 17を選んでみました。ポジションが快適かどうかわからなかったので、高級品の前にまず3280円で買えるこれにしたのですが、なかなかどうして「良いモノ感」があります。本体はマットブラックでロゴの部分のみツヤありブラック。

ロゴが主張しすぎていないのでバイクに合わせやすいのもポイントでした。ハンドルクランプは4本締め、ボルト穴はすべて4mm。コクピットのシルエットはちょっと変わってしまいますが、私感ではぎりぎりカッコ悪くならずにアップライトな位置になったと思いました(見た目が気になるならステムバッグで隠そう)。

17度はさすがに上げすぎじゃないか、とやや心配していたものの、ラクチンなライドになりました(齢取った!)。アップライトなポジションが欲しい方はもちろん、ハンドルーバーバッグとタイヤのクリアランスが足りない、という場合にもこういうステムは活躍するでしょう(ポジションは当然変わりますけれども)。下はRoute Werks “The Handlebar Bag”との組み合わせ。

TNI Black 17 ステム

ただ、国内代理店のページを見ると「80/100/110/120mmは終了しました」とあるので、60/70/90mm以外はもう生産されていないのかもしれません。80mmや100mmが欲しい方は在庫が流通しているうちに確保しましょう。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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