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体重が165kgあるのですがロード系のバイクに乗っても壊れないでしょうか?(海外掲示板での体験談観察)

体重が重め・体格が大きい方の参考になるかもしれない記事です。体重が165kgあり、ドロップハンドルの自転車に乗りたいけれどもどのメーカーも最大重量が120kgくらいになっている。どうすれば良いでしょうか? という質問を海外掲示板で見かけました。

Marin Four Corners

image from marinbikes.com

ツール・ド・フランスタイプの自転車を作っているメーカーは、なぜ体重の重い人向けのものは何も作っていないのでしょうか。どんなサイトを見ても、最大重量はライダーと用品込みで120kgとなっています。私は165kgあり、若い時にはブルベをやっていました。過去半年ほどジムで鍛えてきたので自転車を買おうと思っているのですが、合うものが見当たりません。平均的なバイクは28穴のホイールが付いてきます。私だと自分の町の周りをそれで走るのは怖いです。カスタムビルドに行くべきでしょうか?

出典 Heavy guy wants to buy a road bike

以下、目立った意見からピックアップ。

  • 需要と供給の問題だと思います。あなたはたぶん、その体重クラスでロードバイクが欲しいと思う数少ない人の中の一人なのでしょう。わずかな人々のために製品ラインを作るのは財政的に理がかないません(148いいね)
  • 私は141kgで、Trek Checkpoint alr 5(アルミフレーム・カーボンフォーク)に乗っています。私の場合、唯一の問題はホイールでした。ホイールをアルミのEaston R90SLに交換したところバッチリでした。正直、見かける重量制限はやりすぎだと思うので好きなバイクを買うと良いです。良いホイールを買えば大丈夫でしょう(27いいね)
  • やあ。俺は340lbs(≒154.2kg)です。Marin Gestaltグラベルバイクにとても楽しく乗っています(※他の人からに質問に対して、この方は完成車付属のホイールで週に10マイル程度乗っているとのこと)(7いいね)
  • 私は身長6’9″(205.74cm )体重340lbs (154kg)です。Surly Preambleを買ったばかりで、カスタムビルドしてもらいました(6いいね)
  • Surly Midnight Specialの重量制限はライダーとカーゴで400lbs(≒181.4kg)です。スチールバイクですが、サーリーは人々に愛されています。米国外での入手は難しいかもしれませんが(12いいね)
  • 420lbs(≒190.5kg)の私はグラベルバイクにしました。Marin Four Cornersです(5いいね)
  • (上の人に)私も巨大な男でMarin Four Corners乗りです。めちゃくちゃ気に入っています(3いいね)
  • 私は123kgでカーボンフレームのロードバイクにMavicのホイールで乗っていますが、問題ありません。20〜70マイルを頻繁に乗ったりもします。問題なく走れますよ、ただ無茶なことはやらないように(2いいね)
  • 私は昨年秋、150kgでサイクリングをまたはじめました。スチールフレームのグラベルにしました。Marin Four Cornersに乗っていて、いまのところ楽しめています。大部分のメーカーが最大重量を指示していますが、バッファー込みです。300lbs対応のバイクが310lbsですぐに粉々になることはありません(2いいね)
  • Kogaのバイクをチェックするといい。彼らのツーリングバイクは公式に180kgに対応していますよ(2いいね)
  • 私は最近305lb(≒138kg)で、ヴィンテージのスチールバイクに乗っています。モダンなバイクより間違いなく重いですが、しっかりしたものに感じられます。ホイールは毎週振れ取りをする必要はあります(3いいね)
  • フレームは160kgを問題なく扱えますよ。最大の問題はホイールです。私は125kgで28スポークのリムです。私ならホイールビルダーに相談していちばん良い選択肢を決めるでしょう(3いいね)
  • 私は170kgで、Giand Defy Advancedカーボンフレームに乗っています。フレームはとても丈夫です。本当に問題になるのはホイールとタイヤです。このバイクは28(mmのタイヤ)までしか入らないのですが、32を入れられたらと思います。またいつかスポークがいくつか折れるとは思います、まだ折れていませんけど。今日新しいバイクを買うとするなら、ドロップバーでトレイル向けにより丈夫にできていてよりワイドなタイヤも入るグラベルバイクを買うことになると思います(3いいね)
  • 他の人も言っているように、スチールかチタンのフレームでリアホイールだけスポーク数を多くするといいと思います。フレームジオメトリのカスタムをやる必要はありません。弱点は一般的にリアホイールになるでしょう(7いいね)

コメントを眺めていて思うのは、スチールであればフレームやフォークは恐らく全く問題なし。カーボンも無茶なアクションライドをしなければたぶん大丈夫。舗装路しか走らないとしてもピュアロードバイクよりはツーリングモデル、グラベルバイクのほうが無難。

しかしホイール、特にリアは荷重でスポークが緩んだり、破断したすることはあるので、そこだけまめに注意したらいい、というのがコンセンサスかなと思います。28本より32本スポークだとさらに安心。

また、たまたまかもしれませんがMarin Four Cornersに乗っているという大柄な方がこの掲示板だけで3人はいて人気があるのかなと思いました。Marin Four Cornersは日本でも入手可能なのでご興味のある方はチェックしてみてください。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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