ツール・ド・フランス2020はなんとか無事に最終ステージまで乗り切れましたが、果たしてジロ・デ・イタリアの行方はどうなるでしょうか。既にミッチェルトン・スコットとユンボ・ヴィスマが撤退しています。時期的に欧州でのコロナ感染者の再拡大と重なってしまったのが気の毒ですが、実はジロに降り掛かった厄災の元凶はあのアヒルだったという説があります。
アヒルが保守的な神の逆鱗に触れたらしい
おもしろインスタグラマーcat3memesによる欧米のキリスト教文化を背景にしたネタ投稿なのですが、聖書風の文章がとても面白いので日本語にしてみたくなりました。
木曜日の700クラブ(アメリカのクリスチャン・ブロードキャスティング・ネットワークのテレビ番組)での様々なテーマについてのインタビューで、天なる父である神はジロ・デ・イタリアのライダーとスタッフをCOVID-19に感染させるという物議を醸す決断について率直な考えを披露した。
「正直なところ、それは私の元々の計画ではなかった。」と慈しみ深き天と地の王は言われた。「私はツールを本当に楽しんだ。マルク・ヒルシの活躍は目覚ましく、私はポガチャルを最後にちょっと押して楽しんだ。ジロでも同じことをやるつもりだったが、ツイッターをチェックしたところあのアヒルのヘルメットを目にしたのだ。」と神は説明された。
保守的であることで知られるあらゆる善きものの主はアヒルヘルメットのデザインに感心されなかったらしく、彼によるとあのアヒルは地に罪をもたらす忌まわしきものだったという。
「特に罰を与えたり、意地悪なことをしようと思ったわけではないが、私は時々、地に足を付けたいことがある。多くの人々は知らないだろうが、UCIのソックス長規定の背後にいたのも私だ。1997年にスピナッチ・バー禁止にも関わった。そして、それは善きことであった。」
広報担当の智天使ケルビムは後に、チーム・イネオスのライダーがあの時代遅れのサングラスを使い続けるのなら、来年は全てを見透かす全能の創造主がゲラント・トーマスを打ち潰すつもりであると告げた。
ポガチャルの勝利に神が関わっていたこと、そして神がたまにツイッターをチェックしていること、長いソックスやスピナッチバー禁止も神の指示によるものだったことは驚きです。
下はチネリ・スピナッチバー。2人の選手はクラウディオ・キアプッチとマリオ・チポッリーニ。むかしこのスピナッチバーというものがUCIレースで使える時期がありました。
神が許さないサングラス
しかし「イネオスが使っている時代遅れのサングラス」はどのモデルのことでしょうか。イネオスはオークリーのスポンサードを受けていますが、ゲラント・トーマスは旧式のレーシングジャケットでしょうか。下は8月のゲラント・トーマス。
エガン・ベルナルはSutroを愛用していますがあれのことでしょうか。しかしベルナル、メチャクチャおしゃれですね。ファッション雑誌の表紙のようです。
最近はこうした大きめのレトロな雰囲気のサングラスがトレンドになっていますね。これは「古き善きもの」だと思うのですが、神的にはこれはOKなのかどうか気になるところです(個人的にはオシャレでカッコいいと思います!)。