スポーツサイクルのハンドルバー、それはサイコン・ライト・ベル等でひしめく一等地。先日ここに便利なバッグ(ADEPT BARDRUM DLX)を設置したところ、愛用していたKnog Oiというベル、あとはライトを付けるスペースがなくなってしまいました。
ライトはフォークマウントに移動させました。でもベルはどこに付けようか…
扇工業 OH-1800を導入
バーエンドベル、という選択肢もあるのですが、今回目を付けたのはステム下、スペーサーを入れたフォークコラムの部分。3cmほど空いているので、ここにベルを付けてみよう!というわけで「扇工業 SOUND RUNNER フリーバンドマッチベル OH-1800」という製品をゲット(以下、OH-1800)。狙い通り、良い感じに収まりました。
購入時はバンドの内側に透明な滑り止めパーツが付いているのですが、それを外してはじめてコラムスペーサー外側に付けられました(ちょうど良い長さ)。ネジ止めします。バンドはゴムではなくプラスティック系。本来は22.2〜31.8mmまでのハンドルバーへの設置が想定されています。
ベルの打ち子は360度回転します(CAT EYEのベルと同様)。写真では水平にセットしていますが、膝に当たりそうな人は真上にしておくこともできます。
ちなみにベル本体はブラケットから外せるようになっていて、これは何故かCAT EYEのテールライトと互換性がありました(TIGHT / OMNI 3 AUTOがそのまま入る。逆にCAT EYEのテールライト用ブラケットにOH-1800を装着することもできました。やや何得情報ですが…)。
CAT EYEの真鍮製ベルとの比較
ところでこのようにステム下に設置できるベルとしては、キャットアイの真鍮製ベル(OH-2400)のほうが有名です(というか、キャットアイのベルで型番「OH-」ではじまるものは扇工業のOEM品ではないかと思います)。
私も持っているので最初はこれを使おうと考えたのですが、他の自転車用にベルトが短く切られていました。そのため、せっかくなら別のものを、と今回は扇工業の製品を試してみたわけです。
OH-1800とキャットアイのベルを並べてみると、こんな感じです。ワン(共鳴体)の大きさは、倍は違います。当然ながらOH-1800のほうが音量は大きいです。
しかしキャットアイのベルと音色はどちらが良いかというと、これは好み。キャットアイのベルは真鍮製で、より澄んだ、少しだけ優しい高音です。でも小さいので音量負けします。扇工業のOH-1800は、音程はやや低く、音量は大きい。私が購入したブラックは、素材がアルミとされています。そのせいか、音色は少し硬質に感じます。
気持ちの良い音ならキャットアイ、注意喚起力・聞こえの良さならOH-1800のアルミ版の勝ち。
しかしOH-1800には、真鍮製もラインナップされているのです(ゴールドとプラチナカラーのみ)。その他のカラーはアルミ製。真鍮製の方が100円ほど高い。私は真鍮のほうが音色的には好みなのですが、今回は自転車上で目立たせたくなかったのでアルミのブラックを買ったのでした。
ステム下に巻けるタイプで、キャットアイのベル(OH-2400)より大きい音のベルが欲しい方は検討してみてはどうでしょうか。逆に音量はどうでも良いのでとにかく小型が良い、という方ならOH-2400が良いでしょう。