今年の花粉は去年よりもひどい、とここ5年くらい毎年書いているような気がするのですが、あんた毎年同じこと言ってるじゃないか、と文句を付ける人もいないのではないかとも思います。実際そうだよな、今年もやっぱり去年よりひどいよな、と。筆者は東京都在住なのですが、一年のうち4ヶ月ほどはもう人間が健康に暮らせる空気では完全になくなったと感じています。
これまで花粉症とそれに関係するアレルギー・呼吸器疾患について、様々な対策をしてきました。なたまめ茶、べにふうき、腸内環境改善、カテキン、抗ヒスタミン剤… まだやっていないのは舌下免疫療法と鼻を焼くことくらい。もはや体質改善だけでは頭打ちになってきた感があり、せっかく晴れても、サイクリングに出かけるとどこかで化学戦でもやっているのかという症状が出ます。
屋内にいる時もずっと風邪をひいているような状態で、頭痛で集中力も低下します(ブログ記事タイトルの誤字に気付けないレベル)。そんなある時、Twitterで「フマキラーのアレルシャットの鼻の穴に入れるタイプとスプレーを併用しているけど調子いいですよ」というご意見を見かけたので、しばらく試しています。
「アレルシャット 花粉 鼻でブロック」はワセリンタイプで、綿棒や指で鼻穴(内側)に塗りたくって花粉の侵入を物理的に阻止するというものです。これは正直、メッチャ効きました。朝から晩まで3時間おきくらいに塗る必要はありますが、確実に効いている感はあります。ケチらずにたっぷり塗るとより効果が大きいように感じます。
「ウイルス 花粉 イオンでブロック スプレータイプ」は、顔に直接噴射して、イオンが花粉を弾いたり、吸着したりするという仕組みのようです。特に目に入らないことを期待して使っています。これは「すごく効いている」という実感はあまりないのですが、使わないと目のしょぼしょぼ加減に違いが出るので、やはり効いているのかもしれません。ちなみにアルコールフリー。
これら2つを使うと脳死状態から脱して「ちょっとだけサイクリングかランに出かけようかな…」という気持ちにはなれるので、最近はすごく助かっています。
しかしその上で言うと、花粉飛散量が多い日はこれらを使っても限界はあり、鼻が詰まるほどワセリンを詰めても、顔がテカるほどスプレーしても、グッタリしてしまうことはありますし、くしゃみが止まらないこともあります。
そんなわけで重症の方には付け焼き刃かもしれないのですが、合せ技のひとつとして試してみてはどうでしょうか(ワセリンタイプは入眠が少し良くなったのでやはり効果はあるように感じています)。
余談ですが、先日ウェザーニュースLIVEを見ていたところ、気象予報士の宇野沢さんは「花粉は量だけじゃなく環境や地形も(症状の程度に)影響するんじゃないですかね」とおっしゃっていて、飯島さんは「むかし花粉症の症状を訴える人が少なかったのは、むかしの人は体内に寄生虫を飼っていて免疫系がそちらの相手をするのに忙しかった。現代人の免疫系はヒマになっているので、花粉に過剰に反応してしまうという説がある」という感じの、面白そうなお話をされていました。