Schwalbe CLIK(独自規格のバルブステム・システム)の使用感について、まとまった数のコメントを読めるスレッドを海外掲示板で見かけたのでご紹介します(下で3か月前の関連記事もお読みいただけます)。

Schwalbe CLIK(独自規格バルブシステム)の長所と短所:一部の空気圧ゲージが動作しない?(海外掲示板から)
Schwalbeがだいぶ前にリリースした独自規格のバルブシステム「CLIK」が流通しはじめたらしく、実際に使用したという方の感想を海外掲示板で見かけたのでご紹介します。 出典 Presta no more...(Reddit) 参考 Sch...
以下、スレ主さんのCLIK使用感です(2025年5月31日の投稿)。
1989年からプレスタ(仏式バルブ)を使ってきましたが、もう自分のバイクで使うことは決してないでしょう。Clikは
- バルブステムが曲がらない
- 外す時に空気が抜けない
- 空気を入れ終わった後に閉める必要がない
- チューブレスタイヤのビード上げに必要な大量のエアを送れる
- チャックは簡単に着脱できて、力は要らないしレバーも必要ない
出典 Clik valves changed my life
他の方の感想も見て行きましょう。
- ポンプチャックをはめると空気圧をすぐに読んでくれるよね。ポンピングしなくても。300psiでプレスタバルブがひっかかって読めなくなるようなこともない(68いいね)
- 私もかなり気に入っています。本当に小さいことだけれど、(プレスタバルブの)ねじ込む部品や、空気が通るようにするためにバルブヘッドの詰まりを取るのがずっと嫌いでした(32いいね)
- 一度使うとプレスタが急に古臭いものに思えますよね(10いいね)
- 通勤用バイクで使っていて本当に気に入ったので、クルマでも使えるようにしました。もっと人気が出て自転車の標準バルブとしてプレスタの座を奪って欲しいと切に願います(32いいね)
- 独自規格のバルブステムなんて欲しくなかったけれど、試してみたら本当に素晴らしかった。いま唯一残念なのはロードバイクに入っているチューブのバルブコアが外れないタイプだから、新しいチューブに替える時までシステムの移行はおあずけなところです(20いいね)
- (上の方にスレ主さん)実際はそんなに独自規格というわけでもないですしね。プレスタの機材で使えるので(ゲージ以外は)(5いいね)
- 妻のチューブもバルブコアが外せないタイプなのですが、見た目を気にしないならプレスタ>シュレーダー(米式)アダプターを使って、さらにシュレーダー>Clikアダプターを使うとうまくいきますよ(4いいね)
- 俺は過去に、プレスタバルブはひどい、っていうスレッドを(この掲示板に)2つ立てたことがあるけれど低評価押しまくられて見えなくされたことがあるぞ(43いいね)
- プレスタはダメだ、というトレンドが勢いを得ているのが嬉しいです(2いいね)
▼ 関連記事

自転車チューブの仏式バルブは米式バルブよりも劣っている、という過激な意見
仏式バルブは米式バルブよりも劣っているから使うのをやめるべきだ、という過激な意見を発見したので紹介します。英Bikeradarが紹介しています。 出典 This is why it’s time to stop using Presta v...
- 頻繁に空気を足さないといけないラテックスチューブの欠点を補ってくれる(※この方はリムーバブルコアのVittoria Competitionを使用)(4いいね)
- 壊れないわけではないことは留意しておいたほうが良いです(参考画像)
- インストールしたらQOLがあまり向上したので、一週間の自転車旅行を共にする友達用に追加で4つ注文しました(3いいね)
- ミニポンプやco2はどうするの?
- (上の方にスレ主さん)普通のプレスタ用を使っています、アダプターは必要ありません。アダプターが必要なのはクリック機能を使いたい時か、空気圧ゲージを使いたい時だけです(プレスタ用ゲージは真ん中のステムを押せないので)。プレスタポンプはどんなものでも使えますよ(3いいね)
- ねじ込み式のプレスタポンプでは使えません、Clikバルブは外側にスレッドがないからです。私のCO2ポンプはシュレーダーヘッド用なので、Clikアダプターを追加で買ってCO2ポンプに付けっぱなしにしています(2いいね)
Schwalbe CLIKは大変好評ですね。ネガティブな感想はほぼ見たことがない気がします。またプレスタのバルブコアが外れない場合でもシュレーダーアダプターでシュレーダー化し、その上でClik>シュレーダーアダプターで接続することで対応できるようです。
入手が容易になったら個人的にも是非試してみたい製品です。コメントにもあるように、作業ストレスが減るのでラテックスチューブを愛用されている方にとってもきっとありがたい製品ではないでしょうか。この評判通りであれば、地味ながら大変良いイノベーションではないかという気がします。