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低速域でのバイクコントロールを学ぶとより自信を持ってライドに臨めるようになる(海外掲示板より)

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直近で学んだことであなたのサイクリング能力を向上させてくれたものは何ですか、という質問投稿を海外掲示板で見かけました。様々なコメントが寄せられているのですが「低速でのハンドリングスキル」の重要性についての議論が面白かったのでご紹介します。

photo by Scott Ehardt

出典 What’s the most recent thing you learned that improved your cycling?

こんなコメントが寄せられていました。

  • 低速でのハンドリングスキルはライダーにとって、とりわけ都市環境でライドする人にとって最も重要なことのひとつではないかとますます感じています。自転車は生来的に中庸な速度では安定していますが、多くの人々は低速域で苦労していて、その結果自分や他人にとってリスクの大きい状況に至っていることがあります(217いいね)
  • (上の人に)それは私もパートナーに言ったことですが、しばらくは取り合ってもらえませんでした。ライド中はガゼルのように優美なのに、信号や共有道路でそばに他人がいる時はとても自信がないように見えたのです。彼女は歩行者とぶつかりそうになったあと(低速域でのバイクコントロールを)やる気になって、その結果彼女自信も周りの人にも良い結果になりました!(44いいね)
  • 私の妻も同じです。問題の一部はバイクフレーム(特にボトムブラケットの高さ)が低身長のライダーには高身長のライダーのようにはフィットしないことです。しかし彼女には、もっと安心してライドしてもらうために低速でのライドを練習するように言い聞かせています(12いいね)
  • サイクリストかつオートバイ乗りでもある者です。低速でのコントロールは自転車でやることのうちで最も重要なものです。速く走るのは誰でもできます(22いいね)
  • (上の人に)オートバイでは余計質量があるからさらに重要なことなのだろうと想像できます(6いいね)
  • (ゆっくり乗る練習はどうすればいいのですか?というコメントに対して)空き地、もしくは家の中でもカーペットのある部屋などで、タイトな円を描くような練習をする。可能な限り停止に近い状態まで速度を落とし、足を付くことなくそれを繰り返す。また、立ち上がってバイクをどちらか側に振りながらまっすぐ走れるようにする。重心に対してバイクをどの程度まで動かせるかの感覚を掴んだら、ボトルを拾い上げる練習をするといい。ビギナーレベルでは地面に置いたボトルの先端を指先で掴む練習。プロレベルは地面に横になっているボトルを掴み取る練習(13いいね)
  • フラットペダルでやるのがおすすめです。トラックスタンドをしたり、1mphで曲がったり(5いいね)
  • とても良いポイントですね!私のこれまでの転倒は幸いなことに(そして可笑しいことに)1〜3mphで起こりました。多くは草や葉っぱの下に隠れていた見えないネズミなどが原因です(2いいね)
  • 私はグループライドの前、駐車場で低速ハンドリングを練習します。駐車スペース内でUターンするなどです。これで得られるバランス感覚はコーナリングや高速でのバイクハンドリングにも良い影響を与えると思います。草の上をスリックタイヤで走ったり、平らでない地形で走るのも良いです(2いいね)
  • 私は「スローレース」というMTBの練習をやっています。坂をいちばん低速で登れるのは誰かを競うのです。子供達はこれが大好きで、その結果低速でのハンドリングとバランス取りが本当に良くなっています(6いいね)

地味ながら私にとってとても参考になるスレッドでした。オートバイの話題が出ていましたが、荷物の多いツーリング自転車に乗っている方にも納得できる内容かもしれないですね。とても狭いスペースで旋回したり8の字を描いたり、ペダルの上に立ったまま静止する「トラックスタンド(※スタンドスティルとも呼ばれる)」をたまに意識的にやると良い効果がありそうです。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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