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年輩の多くのサイクリストが「ガニ股」でペダリングしているのはなぜですか(海外掲示板から)

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年輩のライダーが「ガニ股」でペダリングしているのを見かけることがあるのですが、これは何故でしょうか、という質問スレッドを海外掲示板で見かけました。興味深い話題だったのでご紹介します。以下、スレ主さんの投稿です。

地元のトレイルで、60歳以上に見える年輩のライダーで(大体は男性)ウェアや風貌から推察すると長年サイクリングしてきた人たちの多くが約45°角に膝を開いてペダリングしていることに気付きました。これは自然にそうなるのか、それとも歳を取ってこうならないようにやっておくべきことはあるのでしょうか?

photo by Adem Erkoç

出典 Is there a reason so many older cyclists pedal with wide spread knees?

以下、寄せられたコメントから目立ったものをピックアップして抄訳します。

  • あまり失礼なことは言いたくないのですが、もしお腹に肉があるなら膝を開いてペダリングしたほうがより快適になるように思いました(235いいね)
  • (上の人に)特にロードバイクのような深い姿勢だとお腹がかなり邪魔になってきますからね(49いいね)
  • 太ももが腹に当たるんです(23いいね)
  • 私はスタンスが狭いとお尻や腰が痛むのであえてそうしています。パフォーマンスよりも快適性や長く乗ることのほうが大事ですし(10いいね)
  • (上の人に)それは修正ではなくてむしろ補完のように思えますが?(※訳注 “That seems like compensating versus correcting” =根本原因の解決ではなく対症療法ではないか、というニュアンス)(24いいね)
  • 補完をやっているといずれより大きい痛みに繋がります(13いいね)
  • 私はそれほどの年齢ではないのですが、私がそのようにペダリングしていると友達に指摘されました。自分が写っている過去の動画や写真を見たところ、驚いたことに彼の言う通りでした。「薪割りしてるみたいな格好だ」と言われました 笑 次に買う新車のために、私はバイクフィットを受けたのですがフィッターは私がそのことを話す前に気付いていました。より幅広なサドルが必要になり、ペダルはアクスルが長いものに交換しました(さらにスペーサーを3枚入れました)。するとものすごい違いがありました。だから、必ずしも年齢と関係があるわけではなく、フィッティングが単純に良くないことが原因の場合もあるのです。これに加えて身体の柔軟性を上げる工夫などもしたところ、腰の痛みはかなり消えました(71いいね)
  • 股関節内旋(Hip internal rotation)は私達が年を取るにつれて、お尻で最も早く失われる動きの一つです。多くの人では関節炎が少なくとも部分的にはその原因になっていると思います。こうした骨の変化の結果起こるお尻と腰の痛みのせいで、動きが制限されるようになるのです(43いいね)
  • オフィスワークをしていて自転車通勤もしている私の経験では、サイクリングは(身体の)可動性にとって良いものではありません。一日中デスクワークをすると悪いシナジーが発生して、股関節屈筋や肩、胸、背中の真ん中から上が固くて弱くなり、お尻の可動性が一般に悪くなるのです。ヨガやピラティスを混ぜるといいです(22いいね)
  • 多くの年輩のサイクリストがショートクランクに移行する理由がそれです。お尻が回転しやすくなるからです(6いいね)
  • 私は68歳で太っています… サドルが低いからではないかと思います、年を取っている私達にはそのほうがより安定感があるのです。その上で言うと、私は膝を内側に入れてます 笑(37いいね)
  • 俺の親父はいつもサドルに跨った状態で足を地面にべったり着きたがるので、ペダルを回す時に脚が余りすぎてしまって膝が外に出ます(50いいね)
  • サドルが低すぎるのと、長年にわたって体幹や股関節屈筋・腸脛靭帯の柔軟性を鍛えるためのクロストレーニングをせずにライドし続けてきたせいと、あとビール腹も原因かもしれませんね(9いいね)

私も河川敷のサイクリングロードなどでいわゆる「ガニ股」でロードバイクに乗っている人をよく見かけます。確かに年輩の方であることがほとんどです。理由は諸説あるようですが、お腹がやや出ている・いくつかの理由でサドルが低すぎる状態になっている(またはあえてそうしている)ことも原因のようですね。

しかしお尻や腰の痛みを回避するためにサドルを下げ気味にして膝を外に向けて乗り続けるのは将来的に症状が悪化する懸念がある、という意見が見られました。また「デスクワーク+サイクリング」を続けていると身体が固くなっていくという意見を読んで、これはちょっと気を付けたほうがいいのかもしれないなと思いました。

幅広サドル・軸長の長いペダル・ショートクランクといった機材面での対応の他に、毎日ストレッチするのが大事なのかもしれませんね。

著者
マスター

2007年開設の自転車レビューサイトCBNのウェブマスターとして累計22,000件のユーザー投稿に目を通す。CBN Blogの企画立案・編集・校正を担当するかたわら日々のニュース・製品レビュー・エディトリアル記事を執筆。シングルスピード・グラベルロード・ブロンプトン・エアロロード・クロモリロードに乗る雑食系自転車乗り。

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